HYBRIDINDEX
ALL ARTICLES

ジム · 6 MIN READ

東京でHYROXの練習ができるジム|「認定ジム」だけ見ていると選択肢を見落とす

HYROX公式の認定ジム一覧だけでは、東京で練習できる場所の全体像は見えません。認定の有無・8種目の器具・ビジター利用の可否を、各施設の公式サイトの記載だけを根拠に並べて比較します。

東京でHYROXの練習ができるジム|「認定ジム」だけ見ていると選択肢を見落とす
01

「HYROX認定ジム」には3つの意味がある

調べていて最初に分かったのは、日本語で「HYROX認定ジム」と呼ばれている施設に、性質の違うものが混ざっているということです。少なくとも3種類あります。

施設として公式認定を受けているのがオレンジセオリーフィットネスです。公式サイトに「HYROXトレーニングクラブ公式認定」と明記されており、東京では8店舗が対象になります。

コーチが個人で認定を持っているのがCrossFit Roppongi(ハイロックス六本木)です。コーチがHYROX CERTIFIED L-1 PERFORMANCE COACHの資格を持っていますが、これは施設への認定とは別のものです。

HYROXクラスを提供しているだけの施設もあります。CrossFit SETAGAYA、クロスフィット池袋、CrossFit Mitakaがこれにあたります。認定の記載はありませんが、CrossFit SETAGAYAにはHYROX日本代表キャプテンでPROカテゴリー入賞経験を持つコーチが在籍しており、クロスフィット池袋は2026年の千葉大会に80名がエントリーしたと公表しています。

この3つを「認定ジム」とひとくくりにすると事実と違ってきます。逆に言えば、認定の有無だけで練習場所を選ぶと、指導者の質や実績を見落とすということでもあります。

02

8種目すべての器具が確認できた施設

HYROXは8種目で構成されます。SkiErg、スレッドプッシュ、スレッドプル、バーピーブロードジャンプ、ローイング、ファーマーズキャリー、サンドバッグランジ、ウォールボール。このうちSkiErgとスレッドは一般的なジムにはまず置いていないため、ここが練習場所を探すときの実質的な絞り込み条件になります。

公式サイトで8種目すべての記載を確認できたのは、以下の施設です。

東京の施設ごとにHYROX8種目の器具が確認できたかを示した一覧表
公式サイトで記載を確認できた器具のみ●。—は記載が見つからなかったという意味で、設備が無いという意味ではありません(2026年8月24日時点)。

施設

エリア

認定の種類

ビジター利用

ハイアルチ下北沢

世田谷区

HYROX専門店

可(キャンペーン中)

オレンジセオリーフィットネス 麻布十番

港区

施設が公式認定

可(料金の記載なし)

オレンジセオリーフィットネス 自由が丘

目黒区

施設が公式認定

可(料金の記載なし)

オレンジセオリーフィットネス 下北沢

世田谷区

施設が公式認定

可(料金の記載なし)

オレンジセオリーフィットネス 三鷹

三鷹市

施設が公式認定

可(料金の記載なし)

オレンジセオリーフィットネス 町田

町田市

施設が公式認定

可(料金の記載なし)

オレンジセオリーフィットネス 八王子

八王子市

施設が公式認定

可(料金の記載なし)

オレンジセオリーフィットネス 武蔵小金井

小金井市

施設が公式認定

可(料金の記載なし)

オレンジセオリーフィットネス 東久留米

東久留米市

施設が公式認定

可(料金の記載なし)

JGFS五反田

品川区

認定の記載なし

初回体験 3,300円〜

ハイアルチ下北沢は2026年8月18日にHYROX専門の低酸素ジムとしてリニューアルオープンした施設です。8ステーションを本番と同じ公式機材(CENTR製)で再現し、さらに室内の酸素濃度を下げて標高2,500m相当の環境を作っています。ロンドン、マイアミに続く展開で、日本ではここがフラグシップ店にあたります。

オレンジセオリーフィットネスは東京8店舗すべてで8種目の器具が揃うと公式に明記しています。多摩地域(三鷹・町田・八王子・武蔵小金井・東久留米)に厚いのが特徴で、都心以外で探している人にとっては現実的な選択肢になります。

JGFS五反田は認定の記載はありませんが、8種目すべての器具を公式サイトに明記しています。初回体験が3,300円からと、この中では試しやすい価格です。

03

認定はないが、器具は揃っている施設

ここからが、公式の一覧だけを見ていると見落とす部分です。

GYM FIELD 立川スタジオは、SkiErg、スレッドプッシュ、スレッドプル、ローイング、ウォールボール、サンドバッグランジ、ケトルベルファーマーズキャリーの7種目を公式サイトに明記しています。認定の記載はありません。ビジター利用は4,400円、月額は16,500円です。

ゴールドジム東陽町スーパーセンターは公式サイトで「HYROX全8種目が実施できる各アイテムも完備」と書いています。ただし個別の器具名として挙げられているのはリグマシン、ローイングマシン、ケトルベル、サンドバッグ、ウォールボールで、SkiErgとスレッドは名指しされていません。施設側の総括と個別の記載で粒度が違うため、この記事では両方をそのまま載せています。ビジター利用は可能ですが、別途施設利用料が必要で金額の記載はありません。

ゴールドジム浜松町東京は、Concept2製のRowErgとSkiErgを各1台増設したことを公式ニュースで告知しています。HYROXを目指す人を明示的に対象に挙げていますが、認定の記載はありません。

04

ビジターで使えるか——大会前に一度だけ試したい人へ

大会に向けて練習場所を探している人にとって、実は器具より切実なのが「会員にならずに使えるか」です。本番用の器具を一度触っておきたいだけなら、入会金と月会費を払う判断にはなりません。

公式サイトで料金まで確認できたのは以下です。

施設

ビジター/体験料金

条件

JGFS五反田

3,300円〜(初回体験)

初回限定3回券 9,900円

CrossFit SETAGAYA

4,400円(ドロップイン)

CrossFit経験3ヶ月以上。体験は3,300円

GYM FIELD 立川

4,400円

体験・ビジターとも同額

CrossFit Roppongi

4,950円

会員・非会員ともHYROXトレーニング参加可

CrossFit SETAGAYAにはHYROXランニングクラブのドロップインが2,200円という枠もあります。ランニングパートだけを試したい場合はこれが最も安い入口になります。

オレンジセオリーフィットネスとハイアルチ下北沢は非会員の体験を受け付けていますが、料金は公式サイトに記載がありません。ハイアルチ下北沢については2026年8月31日まで体験料・入会金・事務手数料が無料になるキャンペーンが告知されています。

05

選び方の整理

本番と同じ環境で仕上げたいなら、ハイアルチ下北沢が現状もっとも本番に近い環境です。公式機材で8ステーションが揃い、低酸素環境まで用意されているのは東京では他にありません。

通いやすさで選ぶなら、オレンジセオリーフィットネスの8店舗が地理的な網を持っています。特に多摩地域では他の選択肢がほとんどありません。

まず一度試したいなら、JGFS五反田の初回体験3,300円か、CrossFit SETAGAYAのランニングクラブ2,200円が入口として軽い選択です。

指導とコミュニティを重視するなら、認定の有無より在籍コーチと大会参加実績を見る方が実態に合います。CrossFit SETAGAYAには日本代表クラスのコーチが在籍し、クロスフィット池袋は千葉大会に80名を送り出しています。

06

この記事の調べ方と限界

正確さのために、調査方法をそのまま書いておきます。

  • 各施設の公式サイトに記載がある内容だけを根拠にしました。他メディアの記事や口コミは採用していません
  • 表の空欄は「記載が見つからなかった」という意味で、「設備が無い」という意味ではありません。公式サイトに器具リストを載せない施設は珍しくなく、特にCrossFit系はクラス紹介が中心で器具を列挙しない傾向があります
  • 調査日は2026年8月24日です。料金や設備は変わります。実際に行く前に各施設で最新情報を確認してください
  • 東京には他にもHYROXの練習ができる施設がありますが、公式サイトが特定できずSNSのみで発信している施設については、今回は確認できていません

現在このサイトのデータベースには東京29施設を収録しており、うち器具まで確認できたのは15施設です。確認できた施設は順次増やしていきます。

07

KEY TAKEAWAYS

  • 「HYROX認定ジム」には施設認定・コーチ認定・クラス提供の3種類があり、意味が違う
  • 8種目すべての器具を公式に明記しているのは東京で10施設
  • 認定はなくても器具が揃っている施設がある(GYM FIELD立川・ゴールドジム東陽町など)
  • ビジター利用は2,200円〜4,950円。まず試すなら安い入口がある
  • 表の空欄は「無い」ではなく「公式サイトに記載がない」