ジム · 8 MIN READ
東京でHYROXの練習ができるジム|「認定ジム」だけ見ていると選択肢を見落とす
HYROX公式の認定ジム一覧だけでは、東京で練習できる場所の全体像は見えません。認定の有無・8種目の器具・ビジター利用の可否を、各施設の公式サイトの記載だけを根拠に並べて比較します。

HYROXの大会にエントリーしたあと、多くの人が最初にぶつかるのが「どこで練習するか」です。
HYROX公式サイトには提携ジムの検索機能があり、認定を受けた施設は見つかります。ただ、そこに載っているのは提携している施設だけです。提携していなくてもSkiErgとスレッドを備えたジムは東京に複数あり、その多くは公式の一覧には出てきません。
この記事では、東京の施設について「HYROX認定かどうか」「8種目の器具がどこまで揃うか」「会員にならずにビジターで使えるか」の3点を、各施設の公式サイトに書かれている内容だけを根拠に整理します。
「HYROX認定ジム」には3つの意味がある
調べていて最初に分かったのは、日本語で「HYROX認定ジム」と呼ばれている施設に、性質の違うものが混ざっているということです。少なくとも3種類あります。
施設として公式認定を受けているのがオレンジセオリーフィットネスです。公式サイトに「HYROXトレーニングクラブ公式認定」と明記されており、東京では8店舗が対象になります。
GYM FIELD 立川スタジオも、運営会社のスタジオ一覧で「HYROX 公式トレーニングクラブ 認定スタジオ」として掲載されています(2026年9月27日確認)。SkiErg、スレッドプッシュ、スレッドプル、ローイング、ウォールボール、サンドバッグランジ、ケトルベルファーマーズキャリーの7種目を公式サイトに明記しており、ビジター利用は4,400円、月額は16,500円です。
コーチが個人で認定を持っているのがCrossFit Roppongi(ハイロックス六本木)です。コーチがHYROX CERTIFIED L-1 PERFORMANCE COACHの資格を持っていますが、これは施設への認定とは別のものです。
HYROXクラスを提供しているだけの施設もあります。CrossFit SETAGAYA、クロスフィット池袋、CrossFit Mitakaがこれにあたります。認定の記載はありませんが、CrossFit SETAGAYAにはHYROX日本代表キャプテンでPROカテゴリー入賞経験を持つコーチが在籍しており、クロスフィット池袋は2026年の千葉大会に80名がエントリーしたと公表しています。
この3つを「認定ジム」とひとくくりにすると事実と違ってきます。逆に言えば、認定の有無だけで練習場所を選ぶと、指導者の質や実績を見落とすということでもあります。
8種目すべての器具が確認できた施設
HYROXは8種目で構成されます。SkiErg、スレッドプッシュ、スレッドプル、バーピーブロードジャンプ、ローイング、ファーマーズキャリー、サンドバッグランジ、ウォールボール。このうちSkiErgとスレッドは一般的なジムにはまず置いていないため、ここが練習場所を探すときの実質的な絞り込み条件になります。
公式サイトで8種目すべての記載を確認できたのは、以下の施設です。

施設 | エリア | 認定の種類 | ビジター利用 |
|---|---|---|---|
ハイアルチ下北沢 | 世田谷区 | HYROX専門店 | 可(条件は公式サイトで確認) |
JGFS五反田 | 品川区 | 認定の記載なし | 初回体験 3,300円〜 |
ハイアルチ下北沢は、2026年8月にHYROXのフラグシップ店としてリニューアルオープンした低酸素ジムです。HYROXの公式機材パートナーであるCENTR製の機材で8種目すべてに対応し、室内の酸素濃度を下げて標高2,500m相当の環境を作っています(気圧は平地のまま)。ハイアルチのほかの店舗は、低酸素の中でのランニングが中心です。詳しくはハイアルチのHYROXにまとめています。
オレンジセオリーフィットネスの東京8店舗は、施設として公式認定を受けていて、運営会社の共通ページで「公式器具を完備」として、サンドバッグ・ウォールボール・スレッドなどを挙げ、クラスの内容にローイングとファーマーズキャリーも挙げています。ただ、SkiErgだけは名前が出てこないため、この表には入れていません(無いと分かったわけではありません・2026年10月24日に数え方を見直し)。8店舗のうち5店舗が多摩地域(三鷹・町田・八王子・武蔵小金井・東久留米)にあり、都心以外で探している人にとっては現実的な選択肢です。
JGFS五反田は認定の記載はありませんが、8種目すべての器具を公式サイトに明記しています。初回体験が3,300円からと、この中では試しやすい価格です。
認定はないが、器具は揃っている施設
ここからが、公式の一覧だけを見ていると見落とす部分です。
ゴールドジム東陽町スーパーセンターは公式サイトで「HYROX全8種目が実施できる各アイテムも完備」と書いています。ただし個別の器具名として挙げられているのはリグマシン、ローイングマシン、ケトルベル、サンドバッグ、ウォールボールで、SkiErgとスレッドは名指しされていません。施設側の総括と個別の記載で粒度が違うため、この記事では両方をそのまま載せています。ビジター利用は可能ですが、別途施設利用料が必要で金額の記載はありません。
ゴールドジム浜松町東京は、Concept2製のRowErgとSkiErgを各1台増設したことを公式ニュースで告知しています。HYROXを目指す人を明示的に対象に挙げていますが、認定の記載はありません。
ビジターで使えるか——大会前に一度だけ試したい人へ
大会に向けて練習場所を探している人にとって、実は器具より切実なのが「会員にならずに使えるか」です。本番用の器具を一度触っておきたいだけなら、入会金と月会費を払う判断にはなりません。
公式サイトで料金まで確認できたのは以下です。
施設 | ビジター/体験料金 | 条件 |
|---|---|---|
JGFS五反田 | 3,300円〜(初回体験) | 初回限定3回券 9,900円 |
CrossFit SETAGAYA | 4,400円(ドロップイン) | CrossFit経験3ヶ月以上。体験は3,300円 |
GYM FIELD 立川 | 4,400円 | 体験・ビジターとも同額 |
CrossFit Roppongi | 4,950円 | 会員・非会員ともHYROXトレーニング参加可 |
CrossFit SETAGAYAにはHYROXランニングクラブのドロップインが2,200円という枠もあります。ランニングパートだけを試したい場合はこれが最も安い入口になります。
オレンジセオリーフィットネスは、会員でなくてもHYROXクラスに参加できると案内しています。体験の料金は店舗ごとで、店舗のページで分かったのは町田と八王子の4,400円、麻布十番の5,500円です(無料の体験枠が満員のあいだの料金で、入会すると返金されます。2026年10月21日時点)。ほかの店舗のページには料金の記載がありません。ハイアルチ下北沢のHYROXの体験は5,000円(税込)ですが、2026年10月21日時点では新規の体験者の募集を一時停止しています(再開はハイアルチのHYROX専用のLINE公式アカウントで案内されます)。
選び方の整理
本番と同じ環境で仕上げたいなら、ハイアルチ下北沢が現状もっとも本番に近い環境です。公式機材で8ステーションが揃い、低酸素環境まで用意されているのは東京では他にありません(ただし、新規の体験の募集は2026年10月21日時点で一時停止しています)。
通いやすさで選ぶなら、オレンジセオリーフィットネスの8店舗が地理的な網を持っています。特に多摩地域では他の選択肢がほとんどありません。
まず一度試したいなら、JGFS五反田の初回体験3,300円か、CrossFit SETAGAYAのランニングクラブ2,200円が入口として軽い選択です。
指導とコミュニティを重視するなら、認定の有無より在籍コーチと大会参加実績を見る方が実態に合います。CrossFit SETAGAYAには日本代表クラスのコーチが在籍し、クロスフィット池袋は千葉大会に80名を送り出しています。
この記事の調べ方と限界
正確さのために、調査方法をそのまま書いておきます。
- 各施設の公式サイトに記載がある内容だけを根拠にしました。他メディアの記事や口コミは採用していません
- 表の空欄は「記載が見つからなかった」という意味で、「設備が無い」という意味ではありません。公式サイトに器具リストを載せない施設は珍しくなく、特にCrossFit系はクラス紹介が中心で器具を列挙しない傾向があります
- 調査日は2026年8月24日です。料金や設備は変わります。実際に行く前に各施設で最新情報を確認してください
- 東京には他にもHYROXの練習ができる施設がありますが、公式サイトが特定できずSNSのみで発信している施設については、今回は確認できていません
現在このサイトのデータベースには東京53施設を収録しており、うち器具まで確認できたのは25施設です(2026年10月24日時点)。確認できた施設は順次増やしていきます。
ほかの地域は全国のHYROXの練習ができるジム、クラスや体験会がある施設はHYROXのクラス・スクール・サークル一覧、エニタイムやゴールドジムで練習できるかはチェーンのジムでHYROXの練習はできるかにまとめています。神奈川・千葉・埼玉で探す場合は神奈川のジム・千葉のジム・埼玉のジムの記事を見てください。東京の中で場所を絞って探す場合は、大手町・日本橋・銀座・豊洲・品川・渋谷・恵比寿・六本木・代々木・新宿・池袋・世田谷・下北沢・三鷹・吉祥寺・立川・町田・八王子の記事で、最寄り駅と料金を比べています。
2026年9月27日更新:GYM FIELD 立川スタジオが運営会社のスタジオ一覧で「HYROX 公式トレーニングクラブ 認定スタジオ」として掲載されていることを確認し、「認定はないが、器具は揃っている施設」から認定の説明の節へ移しました。
2026年10月24日更新:ハイアルチ下北沢の説明と体験の受付状況、オレンジセオリーフィットネスの体験の料金を2026年10月21日時点の公式の案内に合わせました。オレンジセオリーフィットネスは、公式の器具とクラスの説明にSkiErgの名前が出てこないため、8種目すべての器具を確認できた施設の表から外しました。データベースの収録数を今の数にし、東京のエリア別の記事への案内を足しました。
KEY TAKEAWAYS
- 「HYROX認定ジム」には施設認定・コーチ認定・クラス提供の3種類があり、意味が違う
- 8種目すべての器具の記載を公式サイトで確認できたのは東京で2施設。オレンジセオリーの8店舗は、SkiErgの名前だけが公式サイトに無い
- 認定はなくても器具が揃っている施設がある(ゴールドジム東陽町など)
- ビジター・体験の料金は2,200円〜5,500円。まず試すなら安い入口がある
- 表の空欄は「無い」ではなく「公式サイトに記載がない」
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