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HYROXのプロ部門のタイム(日本の3大会の実データ)
HYROX(ハイロックス)のプロ部門は、オープンとどれくらいタイムが違うのか。横浜2025・大阪2026・千葉2026の公式結果を編集部が集計すると、真ん中の人のタイム(中央値)・上から25%・上から75%の位置ではプロが3大会・男女とも一貫してオープンより速い一方、優勝タイム(1位)だけはオープンの方が速いケースが多いという結果でした。

HYROX(ハイロックス)のプロ部門は、オープンより重い重量を使うシングルス(1人で出る部門)の区分です。横浜2025・大阪2026・千葉2026の3大会の公式結果を編集部が集計すると、真ん中の人のタイム(中央値)で比べた場合、プロは3大会・男女ともオープンより速く、差は男子で1.5〜9.1%、女子で6.2〜12.9%でした。ところが優勝タイム(1位)だけを見ると話が変わります。3大会×男女の6組のうち5組で、オープンの優勝タイムの方がプロの優勝タイムより速く、プロの優勝タイムが上回っていたのは千葉2026の男子だけでした。この記事では、3大会のプロ部門(シングルス男女)の完走者数と、優勝・上から25%・真ん中・上から75%の位置のタイムを、同じ大会・同じ性別のオープンと並べて式つきで比較します。数字はいずれも算術平均ではなく、公式結果を完走順に並べたときの位置のタイムです。2026年9月27日時点の集計。
プロ部門の完走者数とタイムの目安(横浜・大阪・千葉の3大会)
表の見方は次のとおりです。「上から25%の位置」は上位4分の1に入る速さ、「真ん中(中央値)」はちょうど中間、「上から75%の位置」は全体の4分の3まで進んだところのタイムを指します。優勝はその大会・部門の1位のタイムです。
大会 | 部門 | 完走者数 | 優勝 | 上から25%の位置 | 真ん中(中央値) | 上から75%の位置 |
|---|---|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 男子プロ | 228人 | 1:03:26 | 1:20:33 | 1:33:33 | 1:44:11 |
横浜2025 | 女子プロ | 75人 | 1:10:44 | 1:22:55 | 1:31:15 | 1:43:12 |
大阪2026 | 男子プロ | 340人 | 1:02:51 | 1:17:18 | 1:27:33 | 1:38:15 |
大阪2026 | 女子プロ | 81人 | 1:06:09 | 1:17:18 | 1:27:14 | 1:41:59 |
千葉2026 | 男子プロ | 295人 | 0:54:37 | 1:18:10 | 1:25:40 | 1:39:00 |
千葉2026 | 女子プロ | 94人 | 1:02:18 | 1:20:37 | 1:32:49 | 1:45:21 |
参考までに、同じ3大会のオープンの完走者数は横浜2025が男子718人・女子304人、大阪2026が男子1,631人・女子619人、千葉2026が男子1,995人・女子799人です。プロの完走者数はどの大会・性別でもオープンの1〜3割程度にとどまります。
優勝タイムだけは、必ずしもプロの方が速いとは限らない
「プロ」という部門名から、優勝タイムもプロの方が速いと考えがちですが、3大会の公式結果ではそうなっていません。
大会 | 性別 | オープン優勝 | プロ優勝 | 速かったのは | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 男子 | 0:59:51 | 1:03:26 | オープン | 3分35秒 |
横浜2025 | 女子 | 1:07:14 | 1:10:44 | オープン | 3分30秒 |
大阪2026 | 男子 | 0:58:28 | 1:02:51 | オープン | 4分23秒 |
大阪2026 | 女子 | 1:05:43 | 1:06:09 | オープン | 26秒 |
千葉2026 | 男子 | 0:57:26 | 0:54:37 | プロ | 2分49秒 |
千葉2026 | 女子 | 1:01:49 | 1:02:18 | オープン | 29秒 |
3大会×男女の6組のうち5組で、オープンの優勝タイムの方がプロの優勝タイムより速いです。プロの優勝タイムが上回っていたのは千葉2026の男子だけです。プロの完走者数はオープンよりかなり少なく(前節のとおり1〜3割程度)、母集団の大きさが違う点は、優勝タイム1件だけを比べるときに踏まえておきたいところです。この記事のデータだけでは、なぜオープンの優勝タイムの方が速い場合が多いのかまでは分かりません。

上から25%・真ん中・上から75%の位置では、プロが一貫してオープンより速い
優勝タイムとは対照的に、真ん中の人のタイム(中央値)で比べると、3大会・男女とも例外なくプロの方が速いです。
大会 | 性別 | オープン中央値 | プロ中央値 | 差(オープン−プロ) | 割合 |
|---|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 男子 | 1:35:00 | 1:33:33 | 1分27秒 | 1.5% |
横浜2025 | 女子 | 1:38:08 | 1:31:15 | 6分53秒 | 7.0% |
大阪2026 | 男子 | 1:33:32 | 1:27:33 | 5分59秒 | 6.4% |
大阪2026 | 女子 | 1:40:08 | 1:27:14 | 12分54秒 | 12.9% |
千葉2026 | 男子 | 1:34:14 | 1:25:40 | 8分34秒 | 9.1% |
千葉2026 | 女子 | 1:38:54 | 1:32:49 | 6分5秒 | 6.2% |

上から25%・上から75%の位置でも同じ傾向で、6組すべてでプロの方が速いです。
大会 | 性別 | 上から25%の差 | 割合 | 上から75%の差 | 割合 |
|---|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 男子 | 3分37秒 | 4.3% | 5分35秒 | 5.1% |
横浜2025 | 女子 | 4分5秒 | 4.7% | 6分49秒 | 6.2% |
大阪2026 | 男子 | 4分29秒 | 5.5% | 8分7秒 | 7.6% |
大阪2026 | 女子 | 12分0秒 | 13.4% | 12分37秒 | 11.0% |
千葉2026 | 男子 | 5分36秒 | 6.7% | 10分17秒 | 9.4% |
千葉2026 | 女子 | 6分29秒 | 7.4% | 6分7秒 | 5.5% |
大阪2026の女子は、上から25%・中央値・上から75%のいずれでも差が11〜13%台と、6組の中で最も大きいです。それ以外の5組は1.5〜9.4%の範囲に散らばっており、横浜2025男子の中央値(1.5%)がもっとも小さく、女子横浜2025・千葉2026を含めて4〜9%台のものが多いです。
この記事の数字はHYROX公式結果を編集部が集計したもの
この記事の数字は、HYROX公式結果(results.hyrox.com、2026年9月27日確認)をもとに編集部が集計したものです。千葉のオープンは、大会が複数日にまたがって開催されたため、日別の結果を統合して集計しています(プロは単一の結果一覧のため統合していません)。この数字は、公式サイトの結果ページを編集部がAIツールを使ってブラウザで閲覧し、集計したものであり、全件を人の手で照合した数字ではありません。公式結果は大会後に修正されることがあり、この記事の数字は確認時点のものです。
以下の点にも注意してください。
- この記事はシングルス(1人で出る部門)のみを対象にしています。ダブルスにもプロの区分があり(オープンとプロの違い参照)、日本3大会の公式結果にも、プロのダブルス(HYROX PRO DOUBLES)の一覧がオープンのダブルスとは別にあります。ただし、この記事ではその一覧を集計していないため、ダブルスのプロのタイムは含まれていません
- 完走率・出走者数・途中棄権の人数は今回の集計の対象外のため、この記事では扱っていません(完走者数のみ)
- 部門をまたいだ比較はしていません。ここで示すプロとオープンの差は、同じ大会・同じ性別のシングルスどうしの比較です
- プロ部門で走ること自体が賞金の対象になるわけではありません。賞金が出るのは各シーズン最速15人・15組だけが入る別枠「Elite 15」に限られます(プロ部門と賞金の関係)
- 選手個人の氏名は記録・掲載していません。順位の位置とタイムのみを集計しています
- 自分の結果を調べる方法は結果ページの読み方にまとめています
オープンの目安はHYROXの完走タイムの目安にまとめています。
KEY TAKEAWAYS
- プロ部門の完走者数は横浜2025が男子228人・女子75人、大阪2026が男子340人・女子81人、千葉2026が男子295人・女子94人で、いずれもオープンの1〜3割程度
- 真ん中の人のタイム(中央値)・上から25%・上から75%のどの位置で比べても、3大会・男女とも一貫してプロの方が速いです(差は男子1.5〜9.4%、女子4.7〜13.4%)
- 一方、優勝タイム(1位)だけを見ると、3大会×男女の6組のうち5組でオープンの優勝タイムの方がプロの優勝タイムより速く、プロの優勝タイムが上回っていたのは千葉2026の男子だけでした
- 数字は算術平均ではなく中央値・順位の位置。オープンとプロの重さの違いは別記事「オープンとプロの違い」に詳しいです
- この記事はシングルスのみが対象。日本3大会の公式結果にはプロのダブルスの一覧が別にあるが、この記事では集計しておらず、ダブルスのプロのタイムは含まれていません
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