大会 · 4 MIN READ
HYROXの賞金とプロ部門(エリートになるには)
HYROXに賞金はあります。ただし対象は「プロ部門で走る全員」ではなく、当該シーズンのプロ部門の中で最も速い15人・15組だけが入る「Elite 15」の選手に限られます。年代別(AG)で優勝しても賞金にはなりません。26/27シーズンの公式ページによれば、エリートレース1位はシングルス23,250ドル、世界選手権1位は58,250ドル。賞金を狙うにはプロ部門を選ぶだけでなく、有料のアスリートライセンスを取ってポイントを稼ぐ必要があります。

HYROX(ハイロックス)に賞金はあります。ただし対象は「プロ部門で走る人全員」ではありません。公式ルールブックは、当該シーズンのプロ部門の中でもっとも速い15人・15組だけが入る「Elite 15」のスタートウェーブ(年代別の出場枠とは別に用意される、Elite 15の選手だけの組)に入った選手だけが、総合優勝と賞金を狙えると定めています。年代別(AG)で1位になっても、賞金は出ず、総合優勝の称号も得られません。
この記事は、公式サイトhyrox.com/elites/が26/27シーズン向けに公開している「PRIZE MONEY – SEASON 26/27」の額をもとに、賞金がいくらで、どこに出るのかを整理したものです。プロ部門を選ぶことと、賞金を狙うことは別の話という区別を軸に、金額とそこに至る道筋だけに絞ります。ポイントの積み上がり方など、Elite 15の仕組みの詳しい説明は別記事にまとめてあります。
賞金が出るのはElite 15の選手だけで、年代別の優勝には出ない
公式ルールブックは、賞金の扱いをはっきり分けています。Elite 15のスタートウェーブに入った選手だけが、総合優勝(World Champion of Fitness Racing)になり賞金を獲得する機会を持つ、というのが原文の書き方です。反対に、年代別(AG)の優勝者は、賞金も総合優勝の称号も対象になりません。
つまり、通常のプロレースに出て年代別で1位になっても、それ自体では賞金は発生しません。賞金の対象になるのは、ランキング上位者だけが招待される別枠のレース(エリートレース・世界選手権)で走った場合に限られます。
プロ部門を選ぶだけでは、賞金には届かない
プロ部門はオープンと同じく、登録時に自分で選べる部門で、記録による審査はありません。誰でも申し込めば走れます。しかしプロ部門で走ること自体は、賞金への出場権とは別の話です。
賞金を狙うElite 15に入るには、まずHYROXアスリートライセンスを取得する必要があります。26/27シーズンのライセンス費用は347ユーロ(税別)です。このライセンスを持たないまま走った結果には、ポイントが加算されません。ライセンスを取ったうえで、レースの結果を直近365日のランキングに積み上げ、その順位に応じてエリートレース(シーズン5戦)への招待が決まる仕組みです。ポイントの配点や招待の順番など、具体的な積み上がり方は別記事で扱っています。
なお、ミックスダブルス(男女ペア)にはElite 15・チャレンジャー15のカテゴリーそのものが無く、賞金を狙う経路は今のところ用意されていません。ミックスチームはプロ部門のレースには出場できますが、Elite Seriesには進めない部門です。友達やパートナーと出る場合、ダブルスは男性ペア・女性ペアのプロ部門で走らないとElite 15への道は開きません。

エリートレースの賞金額(シーズン26/27)
シーズン中のエリートレースは5戦あり、各レースの上位15人(シングルス)・15組(ダブルス)に賞金が出ます。賞金額は男子部門・女子部門で同額です。
シングルスの1戦あたりの賞金は、優勝賞金(1位)が23,250ドル、2位15,500ドル、3位10,250ドル、賞金が出る最下位の15位が2,000ドルです。この後に説明するダブルスの賞金も含め、5戦・男女・シングルスとダブルスを合わせたシーズンの総額は164万7,500ドルと公式ページに明記されています。
ダブルスは、ペア(チーム)合計額として発表され、2人の選手に均等に分けて支払われます。片方の選手にまとめて支払われることはありません。1位はペア合計15,500ドル(1人あたり7,750ドル)、15位はペア合計1,750ドルです。
世界選手権の賞金額(シーズン26/27)
世界選手権のElite 15レースは、賞金額がエリートレースよりさらに高く設定されています。シングルスは1位58,250ドル、2位38,750ドル、3位26,000ドル、賞金が出る最下位(13〜15位)は6,000ドルです。シングルス・ダブルス合わせたシーズンの世界選手権総額は75万9,000ドルです。
ダブルスの世界選手権は、ペア合計で1位49,250ドル、13〜15位はいずれもペア合計2,000ドルです。ダブルスの分配ルール(2人に均等に分ける)は、エリートレースと世界選手権で共通です。

招待制リレーの賞金は4人チームで均等に分ける
世界選手権では、年代別のリレー部門とは別に、招待された選手だけが走る「Elite Invitational Relay」(招待制リレー)があります。公式ページはシングルス・ダブルスのような順位別の内訳を示しておらず、賞金総額10万ドルを4人の選手に均等に分けるというルールだけが公開されています。単純に4等分すると、1人あたり2万5,000ドルの計算です。
KEY TAKEAWAYS
- HYROXの賞金は「プロ部門で走る全員」ではなく、当該シーズンのプロ部門で最も速い15人・15組(Elite 15)だけが対象。年代別(AG)の優勝には賞金も総合優勝の称号も出ない
- プロ部門は登録時に選べるだけの部門で、記録審査は無い。賞金を狙うにはさらにアスリートライセンス(26/27シーズンは347ユーロ・税別)を取り、プロレースの結果をポイントに変えてエリートレースへの招待を得る必要がある
- ミックスダブルス(男女ペア)にはElite 15・チャレンジャー15のカテゴリー自体が無い。プロ部門のレースには出られても、賞金を狙う経路は今のところ用意されていない
- エリートレース(シーズン5戦)の1位はシングルス23,250ドル・ダブルス(ペア合計)15,500ドル。賞金が出るのは15位までで、シーズン総額は164万7,500ドル
- 世界選手権の1位はシングルス58,250ドル・ダブルス(ペア合計)49,250ドルと、エリートレースより高額。シーズン総額は75万9,000ドル
- 世界選手権には招待制の4人リレーもあり、総額10万ドルを4人で均等に分ける
NEWSLETTER
大会の最新情報を知りたい方へ
新しい大会の記事や、日程・エントリーの情報をメールでお届けします。登録はメールアドレスだけで、いつでも停止できます。
ご登録の前にプライバシーポリシーをご確認ください。