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大会 · 10 MIN READ

HYROXの運営会社はどこ? 日本の大会の主催者と問い合わせ先を公式文書で整理

HYROX(ハイロックス)のブランドと商標を持つのはドイツのHYROX World GmbHで、日本の大会の主催者は、2026/27シーズンの参加規約では東京のハイロックス合同会社です。一方、日本の公式サイトの法的表記とプレスリリースには香港の会社名が載っています。公式文書ごとの会社名の違い、規約が定める契約の相手、困ったときの問い合わせ先を整理しました。

HYROXの運営会社はどこ? 日本の大会の主催者と問い合わせ先を公式文書で整理

HYROX(ハイロックス)のブランドと商標を持っているのは、ドイツ・ハンブルクのHYROX World GmbHです。日本の大会を主催する会社は別にあり、2026/27シーズンの参加規約は、東京都中央区日本橋に登録住所を置くハイロックス合同会社(Hybrid Fitness Racing JP Limited)を「現地主催者」としています。

ただし、運営会社として出てくる名前は、公式の文書によって違います。日本の公式サイト(hyroxjapan.com)の法的表記で「主催者」の欄に載っているのは香港のHybrid Fitness Racing HK Limitedで、日本の大会のプレスリリースもこの会社の名義で配信されています。香港の会社と日本の会社がどういう関係にあるのかは、確認した公式文書のどこにも書かれていません。

この記事では、日本サイトの法的表記とプライバシーポリシー、2026/27シーズンの日本大会の参加規約、PR TIMESのプレスリリース、世界共通サイト(hyrox.com)の表記を突き合わせて、どの文書がどの会社を挙げているかを整理します(2026年10月5日時点)。あわせて、規約に書かれている契約の相手と、困ったときの問い合わせ先をまとめます。

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日本の大会ではHYROXの運営会社がブランドを持つ会社と主催者に分かれる

日本の大会では、ブランドと商標を持つ会社と、現地で大会を開く主催者が、文書の上で分かれています。香港で開かれる世界選手権の規約も同じ形です。日本の大会について、いまの法的表記・参加規約・プレスリリースに名前が出てくる会社は3つあります。

HYROXの運営に関わる3つの会社と公式文書での役割。HYROX World GmbH(ドイツ・ハンブルク)は商標を持ち世界の大会全体の運営管理と国際的な調整を担う。ハイロックス合同会社(東京都中央区日本橋)は2026/27の参加規約が現地主催者とする会社。Hybrid Fitness Racing HK Limited(香港)は日本サイトの法的表記の主催者欄に載り、日本の大会のプレスリリースを配信している。香港の会社と日本の会社の関係は公式文書に書かれていない
出典:hyroxjapan.comの法的表記・HYROX日本大会 参加規約(2026/27シーズン)・PR TIMESのプレスリリース/2026年10月5日時点

大会に申し込む人にとって大事なのは、2つ目と3つ目の会社です。チケットを買うときの規約に出てくるのは日本の会社で、サイトの法的表記とプレスリリースに出てくるのは香港の会社だからです。

「HYROX Japan」という呼び名は、公式FAQのカスタマーサービスの名前(HYROX JAPANカスタマーサービス)や公式Instagramのアカウント名として使われています。ただ、日本サイトの法的表記・問い合わせページ・参加規約の本文には、この名前の会社は出てきません。

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HYROX World GmbHはブランドと商標を持ち世界の大会を調整する

HYROXは2017年にドイツ・ハンブルクで始まりました。HYROX World GmbHは、そのハンブルクに所在地を置く会社です。日本サイトのフッターには「HYROX is a brand of HYROX World GmbH.」と書かれ、法的表記(Legal Notice。サイトの運営者を示すページ)の冒頭にも、この会社の名前とハンブルクの住所が載っています。

日本大会の参加規約は、この会社の役割を2か所で説明しています。

  • §1.1: HYROX World GmbHを「本来の権利者」とし、大会シリーズ全体の運営管理と国際的な調整を担う会社だとしている
  • §15.1: 「HYROX」の商標と、ブランドのロゴ、大会で撮影された画像や映像などの権利を持つのは、HYROX Worldだけだとしている

大会シリーズ全体の運営管理と国際的な調整がこの会社の役割で、日本の大会を実際に開く役割は、次に見る現地主催者が担います。

HYROX World GmbHの株主と、2026年9月に発表された持ち分の売却は、HYROXの株は買える?にまとめています。

03

日本の大会の主催者は公式文書によって会社名が違う

日本の大会の主催者として挙げられている会社を、文書ごとに並べると次のようになります。

文書

主催者として載っている会社

所在地の表記

日本大会の参加規約(2026/27シーズン)

ハイロックス合同会社(Hybrid Fitness Racing JP Limited)

東京都中央区日本橋

日本サイトの法的表記

Hybrid Fitness Racing HK Limited

香港

日本の大会のプレスリリース(PR TIMES)

Hybrid Fitness Racing HK Limited

香港

世界共通サイトの法的表記

主催者の欄が無い

—

世界選手権2027(香港)の利用規約

Hybrid Fitness Racing HK Limited

香港

参加規約の§1.1は、ハイロックス合同会社が日本国内でHYROXのレースと関連イベントを主催し、運営し、実施する「現地主催者(Local Organiser)」だとしています。登録住所は「Nihonbashi 3 Chome Square 11F, 3-9-1 Nihonbashi, Chuo-ku, Tokyo」です。

日本サイトの法的表記には、HYROX World GmbHの表記のあとに「Information on the Organiser(主催者に関する情報)」という欄があります。ここに載っているのはHybrid Fitness Racing HK Limitedで、香港の住所と登録番号が書かれています。日本の住所や日本の会社の名前は、この欄にありません。

日本の大会のプレスリリースも、確認した5本(横浜大会の2本、大阪大会の2本、千葉大会の1本)はすべて、PR TIMESでHybrid Fitness Racing HK Limitedの名義で配信されています。リリースの会社概要欄にある本社所在地も香港です。大会ごとの参加者数など、リリースの中身は日本のHYROX大会の規模と参加者数の記事で扱っています。

残りの2つの文書は、比べる材料として確認しました。世界共通サイト(hyrox.com)の法的表記はHYROX World GmbHの表記だけで、主催者の欄がありません。2027年に香港で開かれる世界選手権の利用規約では、Hybrid Fitness Racing HK Limitedが現地主催者とされています。規約の上では、日本の大会は日本の会社、香港の世界選手権は香港の会社が現地主催者です。ほかの国のサイトや規約は確認していません。

04

香港の会社と日本の会社の関係は公式文書に書かれていない

サイトの法的表記とプレスリリースは香港の会社、参加規約は日本の会社を挙げています。この2社の関係を説明した文書は、見つかりませんでした。確認したのは、日本サイトの法的表記とプライバシーポリシー、参加規約、公式FAQ、問い合わせページ、世界共通サイトの法的表記です。

日本サイトのプライバシーポリシーは、英語ページと日本語ページで、リンクされているPDFの版が違います。英語ページのPDF(2026年2月6日時点の版)は、個人データの管理者をハイロックス合同会社とし、この会社はHYROX World GmbHの子会社だと説明しています。香港の会社の名前は出てきません。日本語ページのPDFは2024年9月1日更新の版で、Upsolut Sports GmbHとHybrid Fitness Racing HK Limitedの2社を挙げています。Upsolut Sports GmbHの住所は、法的表記にあるHYROX World GmbHの住所と同じです。日本の会社の名前は、この版に出てきません。

社名はどちらも「Hybrid Fitness Racing」で始まり、末尾が「HK」と「JP」で違います。香港の会社と日本の会社が親会社と子会社なのか、役割を分けているのかは、どの文書にも書かれていません。2025/26シーズンの日本大会の規約は確認できていないため、以前の規約で主催者がどの会社だったかも分かりません。

そのため、2社が同じグループの会社なのか、主催が香港の会社から日本の会社へ移ったのかは、公式文書からは判断できません。申し込む人が確かめられるのは、その時点の参加規約の§1.1に書かれた主催者の名前と住所です。チケットの購入画面に表示される会社名は、この記事では確認していません。

05

「Asia-Pacific」と「HYROX APAC」は地域の呼び方として使われている

HYROXの情報を調べていると、「APAC(アジア太平洋)」という言葉が出てきます。公式の文書でこの言葉が使われているのは、次の2か所でした。

  • 世界共通サイトの国別サイト一覧: 「Asia-Pacific」の見出しの下に、オーストラリア、香港、日本、マレーシア、シンガポール、韓国、タイ、ベトナムなどのサイトが並んでいる
  • 日本の大会のプレスリリース: 大阪開催の発表(2026年1月21日配信)、大阪大会の開催報告(2026年2月13日配信)、千葉大会の開催報告(2026年8月13日配信)で、コメントした人の肩書きに「HYROX APAC」が付いている。千葉大会のリリースは、アジア太平洋の大会の開催予定も「HYROX APAC」の名前でまとめている

どちらも地域のまとまりを指す使い方で、「HYROX APAC」がどの会社を指すのかは、リリースの中で説明されていません。アジア太平洋の大会をまとめて運営する会社がある、と書いた公式文書も確認できませんでした。国別サイトの一覧は、サイトを地域ごとに並べたものです。

06

参加規約に書かれている契約の相手と適用される法律

チケットを買うときに同意する参加規約には、契約の相手と、トラブルになったときの決まりが書かれています。2026/27シーズンの日本大会の規約(末尾の版の表記は2026年3月27日)から、運営会社に関わる部分を抜き出します。

  • 契約の相手は現地主催者: §2.1は、この規約を、現地主催者と、チケットを買った人や大会に参加する人との間に適用される条件だとしています。§4.7は、主催者が購入をメールで確認した時点で、両者の間に契約が成立するとしています
  • 登録の手続きはVivenuが受け持つ: §4.4は、Vivenu, Inc.が大会の登録手続きについて、現地主催者のサービス提供者を務めるとしています。Vivenuはチケットの販売に使われているシステムの会社です
  • 適用される法律は「現地主催者が所在する国」のもの: §17は、規約とそれに関わる紛争に、現地主催者が所在する国の法律を適用し、その国の裁判所が専属的に管轄するとしています。国の名前は書かれていません。現地主催者の登録住所は、§1.1では東京です。あわせて、大会が開かれる国の消費者保護の法律のうち、契約で外せない決まりによって消費者が持つ権利は、規約で排除も制限もされないとしています
  • 英語版が優先される: §16.2は、規約は英語で作られ、翻訳と食い違ったときは英語版が優先されるとしています

この記事は規約の文言を紹介するもので、個別のトラブルがどう扱われるかを判断するものではありません。

英語版が優先される点は、申し込む前に知っておきたい決まりです。返金の条件のように、日本語の公式FAQと英語の規約で書き方が違う項目もあります。返金と名義変更の決まりは返金・キャンセルのルールの記事で、規約の原文とFAQを突き合わせています。

07

HYROXの問い合わせ先は日本サイトのフォームとカスタマーサービス

困ったときの連絡先は、用件によって変わります。公式の案内を、用件ごとにまとめました。

HYROXの用件ごとの確認先と問い合わせ先。チケットや申し込みのことは購入した本人が日本サイトの問い合わせフォームから連絡する。FAQで分からないことはHYROX JAPANカスタマーサービスにメールする。主催者や契約の条件は参加規約の§1.1で確かめる。法的表記に載っているHYROX World GmbHのメールアドレスは予約の問い合わせには使えない。チケットの注文の話ができるのは購入した本人だけ
出典:hyroxjapan.comの問い合わせページ・法的表記・公式FAQ・HYROX日本大会 参加規約(2026/27シーズン)/2026年10月5日時点

日本サイトの問い合わせページは、まず公式FAQを読み、答えが見つからなければ問い合わせフォームから現地のカスタマーサポートに連絡するよう案内しています。返信は、内容に応じてカスタマーサポートか、チケット販売システム(Vivenu)のサポートチームから届きます。公式FAQの「お問い合わせ」欄には、HYROX JAPANカスタマーサービスのメールアドレス(info@hyroxjp.com・2026年10月1日確認)も載っています。

世界共通サイトの問い合わせページにもフォームがあり、大会の国、大会、問い合わせの理由を選んで、現地のカスタマーサポートに連絡できます。

気をつけたい点が2つあります。

1つ目は、チケットの注文について話せるのは、チケットを購入した本人だけという決まりです。ダブルスやリレーのチケットは、1枚選ぶとチームの人数分が自動でカートに追加されます。チームの分を1人がまとめて買った場合、注文について連絡できるのは買った人です。友人やパートナーと出るときは、誰が買うのかを申し込む前に決めて、チームで共有しておきます。

2つ目は、法的表記に載っているHYROX World GmbHのメールアドレスは、予約の問い合わせには使えないことです。法的表記には、予約に関するメッセージには返信しないと書かれています。チケットや大会の質問は、日本サイトのフォームかカスタマーサービスに送ります。

チケットの買い方はエントリー方法の記事、売り切れたときにできることはチケットが売り切れたときの記事にまとめています。

08

申し込む前に運営会社について確認したい3点

運営会社の表記は、文書によって違います。申し込む前に確かめたいのは次の3点です。

  1. 参加規約の§1.1: 申し込む時点の規約で、現地主催者の会社名と住所を確かめます。規約の表題にはシーズンが、末尾には版の日付が書かれています
  2. 購入の確認メール: 規約では、主催者が購入をメールで確認した時点で契約が成立します。規約に保存の指示はありませんが、契約の成立を示すメールなので、消さずに残しておきます
  3. 問い合わせの窓口: チケットのことは、購入した本人が日本サイトの問い合わせフォームから連絡します。法的表記に載っているHYROX World GmbHのメールアドレスには送りません

これから開かれる日本の大会の日程と会場は、HYROXの大会ページで確認できます。

09

KEY TAKEAWAYS

  • HYROXのブランドと商標を持つ運営会社は、ドイツ・ハンブルクのHYROX World GmbHです。世界の大会全体の運営管理と国際的な調整を担います
  • 日本の大会の主催者は、2026/27シーズンの参加規約では、東京都中央区日本橋のハイロックス合同会社(Hybrid Fitness Racing JP Limited)です
  • 日本サイトの法的表記とプレスリリースには、香港のHybrid Fitness Racing HK Limitedが載っています。2つの会社の関係は、公式文書に書かれていません
  • 規約では、契約の相手は現地主催者で、購入がメールで確認された時点で契約が成立します。規約は英語版が優先されます
  • 問い合わせは、日本サイトのフォームかHYROX JAPANカスタマーサービスへ。チケットの注文について話せるのは、購入した本人だけです
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