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HYROXの会場で流れる音楽は? テーマソング・公式プレイリストの有無と、イヤホンで聴けるか

HYROX(ハイロックス)の会場の音楽は、米国の公式アスリートガイドが「競技中はずっと音楽が流れる」と案内し、2026年1月の大阪大会の取材記事もDJのビートが響いていたと書いています。HYROX Japanの公式案内には記述がありません。会場で流れる曲名やテーマソング、公式のプレイリストも、公式の案内では確認できませんでした。自分のヘッドホンで聴きながら走ることはルールで禁止されています。トレーニング用の音楽の提携先FITRADIOの発表の中身もあわせて整理しました(2026年10月17日時点)。

HYROXの会場で流れる音楽は? テーマソング・公式プレイリストの有無と、イヤホンで聴けるか

HYROX(ハイロックス)の会場で音楽が流れることは、米国の公式の案内と大阪大会の取材記事に書かれています。米国のHYROXが2023年2月のヒューストン大会向けに出した公式アスリートガイドは「競技中はずっと音楽が流れる」と案内していて、2026年1月の大阪大会を取材した記事も、会場の展示ホールにDJのアップテンポなビートが響いていたと書いています。日本の大会で確かめられるのはこの大阪の取材記事だけで、HYROX Japanの公式案内には会場の音楽についての記述がありません。会場でどんな曲が流れるか、テーマソングや公式のプレイリストがあるかも、公式の案内では確認できませんでした(2026年10月17日時点)。

自分のヘッドホンで音楽を聴きながら走ることはできません。公式ルールブック(2026/27シーズン)は、ヘッドホンを「常に厳格に禁止」の物の1番目に挙げていて、骨伝導型などイヤホンの種類を分けた記述はありません。音楽の提携では、2026年6月にフィットネス向けの音楽配信アプリFITRADIOが、HYROXの最初の「Digital Training Music Partner」(トレーニング用の音楽の提携先)になったと発表しました。レース会場で流す音楽をFITRADIOが担当するとは発表されていません。

この記事は、米国の公式アスリートガイド、HYROX公式サイトの準備のページ、HYROX Japanの公式案内(千葉2026のイベントガイド・公式サイトのトップ・About・FAQ)、公式ルールブック(2026/27シーズン)、FITRADIOの発表(2026年6月22日)、大阪大会の取材記事(FASHIONSNAP)をもとにしています。

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会場で流れる音楽・自分で聴く音楽・トレーニング用の音楽の違い

HYROXの音楽には、会場のスピーカーから流れる音楽、選手が自分で持ち込んで聴く音楽、練習のときに聴く音楽の3つの話があります。レース中に関係するのは前の2つで、自分で聴くためのヘッドホンと携帯電話はルールで禁止されています。

HYROXの音楽を3つに分けた図。会場で流れる音楽は、米国2023年の公式ガイドが競技中はずっと流れると案内し、大阪2026年1月は取材記事がDJのビートを伝えているが、曲名やテーマソングは確認できない。自分のイヤホンやスマホは、ルールブック2026/27でヘッドホンが常に禁止で、耳栓や録音機能付きのスマートグラスも禁止、スマホも持って走れない。トレーニング用の音楽は、2026年6月に提携を発表したFITRADIOのアプリにHYROX専用のステーションがあり、会場の音楽を担当するとは書かれていない
出典:HYROX USA ヒューストン2023アスリートガイド、HYROX公式ルールブック(2026/27シーズン)、FITRADIOの発表(2026年6月22日)、FASHIONSNAP(2026年10月17日確認)
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会場で流れる音楽について公式の資料と取材記事に書いてあること

米国のヒューストン2023のアスリートガイドには、「競技中にヘッドホンを着けたり、音楽を流したりできるか」という質問があります。答えは「できない」で、続けて、競技中はずっと音楽が流れていると書いています。同じガイドは、レースを終えてリカバリーゾーンで体を落ち着かせたあとに回れるエンターテインメントゾーンにも、音楽やアクティビティ、パートナー企業の飲食物があると案内していました。

HYROX公式サイトの準備のページには、序盤に飛ばしやすい理由の1つとして会場の音楽が出てきます。会場の熱気や音楽、友達や家族の声援につられて、最初の1kmを自己ベストのペースで走り、スキーエルゴでも飛ばしてしまう人が繰り返し見られる、という書き方です。同じページはレースをハーフマラソンやオリンピックディスタンスのトライアスロンに並ぶ持久系の種目ととらえ、入りを抑えてペースを守るよう勧めています。序盤の入り方とRoxzoneの動き方はペース配分の記事で詳しく扱っています。

日本の大会では、FASHIONSNAPが2026年1月の大阪大会(インテックス大阪)を取材し、展示ホールにDJによるアップテンポなビートが響いていたと書いています。同じ記事で取材を受けた参加者も、マラソン大会には無い盛り上がりの例として、ずっと音楽がかかっていることを挙げていました。

一方、HYROX Japanの公式の案内には、会場の音楽についての記述が見つかりませんでした。千葉2026のイベントガイドの全文と、HYROX Japanの公式サイトのトップ・About・FAQを確かめましたが、音楽・DJ・プレイリスト・テーマソングに触れた箇所はありません。書かれていないというだけで、日本の大会で音楽が流れないという意味ではありません。

資料

種類

音楽についての記述

ヒューストン2023のアスリートガイド(HYROX USA)

公式

競技中はずっと音楽が流れる。レース後のエンターテインメントゾーンにも音楽がある

HYROX公式サイトの準備のページ

公式

会場の熱気や音楽、声援につられて、最初の1kmを飛ばしてしまう人が繰り返し見られる

大阪2026年1月の取材記事(FASHIONSNAP)

報道

展示ホールにDJのアップテンポなビートが響いていた。参加者も、ずっと音楽がかかっていることを挙げている

HYROX Japanの公式案内(千葉2026のイベントガイド・公式サイト)

公式

音楽・DJ・プレイリスト・テーマソングの記述は見つからなかった

DJがいたと確かめられたのは、大阪2026年1月を取材した1つの記事だけです。ほかの大会にもDJが入るかどうかは分かりません。

03

会場で流れる曲名・テーマソング・公式プレイリストは公式の案内で確認できない

会場でどの曲が流れるか、どんなジャンルか、誰が選んでいるかは、ここまでの資料のどれにも書かれていません。HYROXのテーマソングや、公式が作ったSpotifyなどのプレイリストも、10月17日にWeb検索とHYROXの公式サイト(hyrox.com)、HYROX Japanの公式サイトで探した範囲では見つかりませんでした。

Spotifyで名前に「HYROX」が入ったプレイリストも、10月17日に探した範囲では、運営者がHYROXの公式と確認できるものはありませんでした。見つからなかったことは、公式のプレイリストやテーマソングが無いという根拠にはなりません。

04

FITRADIOがHYROXのトレーニング用の音楽の提携先になったと発表(2026年6月)

2026年6月22日、フィットネスやトレーニング向けの音楽配信サービスFITRADIOが、HYROXと世界規模・複数年の提携を結んだと発表しました。FITRADIOはHYROXにとって最初の「Digital Training Music Partner」(トレーニング用の音楽の提携先)です。

提携に合わせて、FITRADIOのアプリ(iOS・Android)の中にHYROX専用のステーションができました。高強度のインターバル、機能的な筋力の練習、持久系の動きといった、HYROXの形式の練習に合わせた音楽です。プロのDJやプロデューサーがミックスとプレイリストを作り、AIがBPM(曲の速さ)や盛り上がりの曲線などをもとに、練習の内容に合う曲を合わせると説明しています。

提携の中身は、HYROXの公式サイトとSNSでFITRADIOを取り上げることと、共同のコンテンツ企画やアスリート向けの取り組みです。レース会場で流す音楽をFITRADIOが担当するとは書かれていません。発表したのはFITRADIOの側で、hyrox.comの中にこの提携を紹介するページは見つかりませんでした。日本から使えるかどうかと料金も、発表には書かれていません。

05

ヘッドホンで音楽を聴きながら走ることはルールで禁止されている

HYROXのレース当日の流れと音楽の図。来場からレース後まで、自分のヘッドホンは常に禁止で例外の記載はない。米国2023年の公式ガイドでは、会場の音楽はスタートからフィニッシュまでずっと流れ、レース後はエンターテインメントゾーンにも音楽がある。HYROX公式サイトは、音楽や声援で最初の1kmを飛ばしやすいと書いている
出典:HYROX USA ヒューストン2023アスリートガイド、HYROX公式サイト「Best HYROX Preparation」、HYROX公式ルールブック(2026/27シーズン)(2026年10月17日確認)

HYROXの公式ルールブック(2026/27シーズン)は、シングルス・ダブルス・リレーのどれも、禁止の物9点の1番目にヘッドホンを挙げています。英語版は「strictly forbidden at all times」、日本語版は「常に厳格に禁止」という書き方です。2026/27シーズンからは耳栓と、録音などの機能を持つスマートグラスも禁止の物に加わりました。携帯電話も禁止の物に入っているので、スマホから音楽を流して走ることもできません(携帯電話の例外は、携帯を近くに置く必要がある医療機器を使う人が、事前にレースディレクターの承認を得た場合だけです)。

骨伝導型や耳をふさがないオープン型のイヤホンについて、ルールブックは種類を分けて書いておらず、ヘッドホンに含まれるかどうかは条文からは決まりません。ウォームアップエリアの項にも、ヘッドホンや音楽についての例外は書かれていないので、ウォームアップ中にイヤホンを使いたい人は出場の前に主催者へ確かめてください。使ってよい物と禁止の物の一覧は持ち込みルールの記事にまとめています。

先に挙げた米国のアスリートガイド(2023年2月)は、ヘッドホンとポータブルスピーカーを使えない理由を「安全のため」と書いていました。現在のルールブックは、ヘッドホンの禁止の理由を書いていません。自分の音楽に頼れない中で、きつくなったときにどう考えるかはメンタルの記事を参考にしてください。

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KEY TAKEAWAYS

  • HYROXの会場の音楽は、米国の公式アスリートガイド(2023年2月)が「競技中はずっと音楽が流れる」と案内し、2026年1月の大阪大会の取材記事がDJのビートが響いていたと書いています。日本の大会で確かめられるのはこの取材記事だけです
  • HYROX公式サイトは、会場の熱気や音楽、声援につられて最初の1kmを飛ばす人が繰り返し見られるとして、入りを抑えるよう勧めています
  • 会場で流れる曲名・ジャンル、テーマソング、公式のプレイリストは、公式の案内では確認できませんでした(2026年10月17日時点)。HYROX Japanの公式案内には、会場の音楽についての記述自体が見つかりません
  • Spotifyで名前に「HYROX」が入ったプレイリストは、10月17日に探した範囲では、運営者がHYROXの公式と確認できるものではありませんでした
  • 2026年6月22日、FITRADIOがHYROXの最初の「Digital Training Music Partner」(トレーニング用の音楽の提携先)になったと発表し、アプリにHYROX専用のトレーニング用ステーションを作りました。会場の音楽を担当するとは書かれていません
  • 自分のヘッドホンで音楽を聴きながら走ることはできません。ルールブックはヘッドホンを「常に厳格に禁止」の物の1番目に挙げています
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