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HYROXの歴代世界チャンピオン一覧|男女のElite 15優勝者とタイム(2021〜2026年)
HYROX(ハイロックス)の世界チャンピオンは、今のルールでは世界選手権のElite 15シングルスで優勝した男女です。2026年はディラン・スコット(53分47秒)とアリッサ・マケルヘニー(56分59秒)が優勝しました。2021〜2026年の6大会の優勝者・開催地・タイムと2位・3位、ダブルスとミックスリレーの優勝、年代別の部門との違いを、海外の報道とHYROX公式の結果ページでまとめました。

HYROX(ハイロックス)の世界チャンピオンは、今の公式ルールブックでは、世界選手権でトップ選手だけが走るElite 15のシングルス(1人で出る部門)を制した男女1人ずつです。いまの世界チャンピオンは、2026年6月のストックホルム大会で優勝した男子のディラン・スコット(Dylan Scott・アメリカ)と、女子のアリッサ・マケルヘニー(Alyssa McElheny・アメリカ)です。
2021〜2026年の6大会で優勝したのは、男子が5人、女子が5人です。最も多く優勝しているのは男子のハンター・マッキンタイア(Hunter McIntyre・アメリカ)と女子のローレン・ウィークス(Lauren Weeks・アメリカ)で、2人とも2回優勝しています。次の世界チャンピオンは、2027年6月10〜13日に香港で開かれる世界選手権で決まります。
2021〜2024年の結果はMorning Chalk Up・Rox Lyfe・BarBendの報道によるもので、2021年だけはMorning Chalk Upの1本で確かめています。その記事は、女子の総括で2位との差を「4分近く」と書く一方、タイムの表では2分17秒差になっているため、表のタイムを使っています。2025年はHYROX公式の結果ページ、2026年は報道と公式の結果ページによります(2026年10月17日確認)。
HYROXの世界チャンピオンはElite 15の優勝者
世界選手権には、Elite 15のレースのほかに、年齢ごとに順位を出す年代別(Age Group)のレースもあります。Rox Lyfeが載せた2026年の大会のスケジュールでは、Elite 15のシングルスが6月18日、年代別のシングルスが6月19日と、別の日に組まれていました。
2026/27シーズンの公式ルールブックは、Elite 15のスタートウェーブに入った選手だけが総合優勝(World Champion of Fitness Racing)になり、賞金を得る機会を持つと定めています。年代別の優勝者は、総合優勝の称号にも賞金にも対象になりません。2021〜2025年も、同じ基準でElite 15シングルスの優勝者を世界チャンピオンとして載せています。当時のルールブックが同じ定めだったかは確かめていません。2021年は、出典のMorning Chalk UpにElite 15の語が無く、男子・女子の部門の順位をそのまま載せています。
Elite 15のダブルス(2人で出る部門)の世界選手権は2025年のシカゴ大会から、国別のチームで走る招待制のミックスリレーは2024年のニース大会から行われています。ダブルスとリレーの優勝者は、後の節で扱います。
歴代の世界チャンピオンの一覧(2021〜2026年)
年 | 開催地 | 男子の優勝者 | タイム | 女子の優勝者 | タイム |
|---|---|---|---|---|---|
2021 | ライプツィヒ(ドイツ) | Tobias Lautwein(ドイツ) | 1:00:00 | Lauren Weeks(アメリカ) | 1:03:43 |
2022 | ラスベガス(アメリカ) | Hunter McIntyre(アメリカ) | 58:05 | Kris Rugloski(アメリカ) | 1:07:21 |
2023 | マンチェスター(イギリス) | Hunter McIntyre(アメリカ) | 56:40 | Lauren Weeks(アメリカ) | 59:51 |
2024 | ニース(フランス) | Alexander Rončević(オーストリア) | 56:21 | Megan Jacoby(アメリカ) | 59:59 |
2025 | シカゴ(アメリカ) | Tim Wenisch(ドイツ) | 53:52 | Linda Meier(ドイツ) | 58:55 |
2026 | ストックホルム(スウェーデン) | Dylan Scott(アメリカ) | 53:47 | Alyssa McElheny(アメリカ) | 56:59 |
2025年のタイムは公式の結果ページの値で、秒未満を切り捨てています(男子は53:52.30、女子は58:55.94)。報道では男子が53:53、女子が58:56や58:59と書かれています。2021〜2024年は報道に載ったタイムで、秒未満の扱いが出典によってそろっていないため、比べられるのは秒までです。
6大会で2回優勝したのは、男子のマッキンタイア(2022・2023年)と女子のウィークス(2021・2023年)だけです。6大会の中で2年続けて優勝したのはマッキンタイアの2022・2023年だけで、2024年からは男女とも毎年違う選手が優勝しています。優勝者の国は、男子がアメリカ3回・ドイツ2回・オーストリア1回、女子がアメリカ5回・ドイツ1回です。
2020年は表に入れていません。2021年の大会を伝えたMorning Chalk Upは、マッキンタイアとウィークスをこの大会に臨む前の王者として紹介し、「2020年の世界王者」と書いています。一方、Rox Lyfeが載せる世界選手権の開催地の一覧は、2019年のオーバーハウゼン(ドイツ)の次が2021年のライプツィヒで、2020年の大会は載っていません。2020年に世界選手権が開かれたか、2人が王者になった大会の年と会場はこの記事では確かめられなかったため、優勝の回数にも数えていません。同じMorning Chalk Upの記事によると、2021年はウィークスが優勝して王座を守り、マッキンタイアは表彰台に入っていません。
男子の歴代の表彰台
年 | 1位 | 2位 | 3位 | 1位と2位の差 |
|---|---|---|---|---|
2021 | Tobias Lautwein(1:00:00) | Alexander Rončević(1:01:04) | Tiago Lousa(1:01:12) | 1分04秒 |
2022 | Hunter McIntyre(58:05) | Ryan Kent(1:00:26) | Alexander Rončević(1:00:38) | 2分21秒 |
2023 | Hunter McIntyre(56:40) | Alexander Rončević(57:35) | Tobias Lautwein(58:26) | 55秒 |
2024 | Alexander Rončević(56:21) | Michael Sandbach(56:32) | James Kelly(56:53) | 11秒 |
2025 | Tim Wenisch(53:52) | Hunter McIntyre(53:57) | Dylan Scott(54:57) | 5秒 |
2026 | Dylan Scott(53:47) | Louis Osselaer(54:02) | Tim Wenisch(54:04) | 15秒 |
2021年は、トビアス・ラウトヴァイン(Tobias Lautwein・ドイツ)が優勝しました。Morning Chalk Upが前の王者として紹介したマッキンタイアは表彰台に入らず、ラウトヴァインは2023年にも3位に入っています。
マッキンタイアは、2022年のラスベガス大会と2023年のマンチェスター大会で続けて優勝しました。2025年のシカゴ大会では、優勝したティム・ヴェニッシュ(Tim Wenisch・ドイツ)と5秒差の2位で、2026年は5位でした。
アレクサンダー・ロンチェビッチ(Alexander Rončević・オーストリア)は、2021年2位・2022年3位・2023年2位と表彰台に上がりながら優勝に届かず、2024年のニース大会で初めて優勝しました。2位のマイケル・サンドバック(Michael Sandbach)との差は11秒です。6大会のうち4大会で表彰台に上がったのは、男子ではロンチェビッチだけです。
2025年と2026年は、ヴェニッシュとスコットが1位と3位を入れ替えました。スコットは2025年の3位から、2026年に優勝しています。2026年の男子は上位6人が31秒の中に入り、ヴェニッシュは最後のウォールボールの1回がノーレップ(無効な回)と判定されて15秒を加算され、3位に下がりました。レースの流れは2026年の世界選手権の結果で扱っています。
女子の歴代の表彰台
年 | 1位 | 2位 | 3位 | 1位と2位の差 |
|---|---|---|---|---|
2021 | Lauren Weeks(1:03:43) | Viola Oberländer(1:06:00) | Rachel Schreiber(1:06:55) | 2分17秒 |
2022 | Kris Rugloski(1:07:21) | Linda Meier(1:07:57) | Mirjam von Rohr(1:08:23) | 36秒 |
2023 | Lauren Weeks(59:51) | Megan Jacoby(1:00:23) | Belle Macfarlane(1:02:11) | 32秒 |
2024 | Megan Jacoby(59:59) | Lauren Weeks(1:03:37) | Vivian Tafuto(1:03:44) | 3分38秒 |
2025 | Linda Meier(58:55) | Joanna Wietrzyk(59:16) | Lauren Weeks(59:42) | 20秒 |
2026 | Alyssa McElheny(56:59) | Joanna Wietrzyk(57:14) | Sinéad Bent(57:24) | 15秒 |
ウィークスは2021年と2023年に優勝し、2024年は2位、2025年は3位でした。6大会のうち4大会で表彰台に上がっています。Rox Lyfeは、2025年の3位でウィークスが世界選手権の表彰台の回数の記録を伸ばしたと伝えています。2026年は5位でした。
2022年は、クリス・ラグロスキー(Kris Rugloski・アメリカ)が優勝しました。このとき2位だったリンダ・マイヤー(Linda Meier・ドイツ)は、2025年のシカゴ大会で優勝しています。マイヤーは2026年は14位でした。
ミーガン・ジャコビー(Megan Jacoby・アメリカ)は、2023年の2位から2024年に優勝しました。2位のウィークスとの差は3分38秒で、6大会の女子で最も大きな差です。
2026年に優勝したマケルヘニーはマラソンランナーで、Rox Lyfeによると、ソロで走るのは5戦目でした。2位のジョアンナ・ヴィエトジック(Joanna Wietrzyk・オーストラリア)は、2025年に続いて2年続けての2位です。
2021〜2026年に表彰台に2回以上上がった優勝者

2021〜2026年に優勝した10人のうち8人は、表彰台に2回以上上がっています。男子は優勝した5人全員が2回以上です。表彰台が1回だけなのは、女子の2022年のラグロスキーと2026年のマケルヘニーの2人です。
この8人のうち、2026年の大会でも上位6人に入ったのは5人(スコット・ヴェニッシュ・マッキンタイア・ロンチェビッチ・ウィークス)です。
男女の優勝タイムの移り変わり

男子の優勝タイムは、2021年の1時間00分00秒から2026年の53分47秒まで、6分13秒縮みました。2024年の56分21秒から2025年の53分52秒で2分29秒縮み、2025年からの2大会は54分を切っています。
女子は2022年の1時間07分21秒が6大会で最も遅く、2023年からは4大会続けて1時間を切っています。2026年の56分59秒は、2021年より6分44秒速いタイムです。
ただし、開催地は毎年違い、同じ会場で走ったタイムではありません。タイムが縮んだ理由は確かめていないため、この差をそのまま選手の速さの差と読むことはできません。世界選手権以外の大会も含めた最速のタイムは、HYROXの世界記録で扱っています。
ダブルスとミックスリレーの世界チャンピオン
年 | 男子ダブルス | 女子ダブルス | ミックスリレー(招待制) |
|---|---|---|---|
2024 | (実施なし) | (実施なし) | イングランド(50:35) |
2025 | Tim Wenisch&Jannik Czapla(50:24) | Lauren Griffith&Lauren Weeks(54:58) | オーストラリア(50:11) |
2026 | Alexander Rončević&Tim Wenisch(48:57) | Lauren Weeks&Vivian Tafuto(53:31) | オーストラリア(50:19) |
Elite 15のダブルスでは、ヴェニッシュとウィークスが、2025年と2026年に組む相手を変えて続けて優勝しています。2025年の女子ダブルスは、先にゴールしたシネイド・ベント(Sinead Bent)とルーシー・プロクター(Lucy Procter)のペアが、サンドバッグを落とした15秒とローイングの10秒を加算されて2位になり、ウィークスのペアの優勝になりました。
ミックスリレーは、2024年のニース大会で20か国のチームが走ったのが最初です。2025年は、最初にゴールしたアメリカが、最初のランで他国の選手を押したとして失格になり、オーストラリアが優勝しました。オーストラリアは2026年も優勝しています。2026年からは、各国の男子上位2人・女子上位2人のシングルスの上位5つの結果を合わせた指数(National Performance Index・NPI)で出場する19か国と選手が決まり、開催国のスウェーデンを加えた20チームが男子2人・女子2人の4人で走りました。
年代別の部門の優勝者と賞金
年代別のレースにも年代ごとの優勝者がいますが、先に書いたとおり、2026/27シーズンのルールブックでは総合優勝の称号と賞金の対象はElite 15の選手だけです。同じシーズンの公式サイトによると、世界選手権のElite 15シングルスの1位の賞金は58,250ドルです。2024年のニース大会について、BarBendは賞金総額を15万ドルと伝えています。賞金の仕組みはHYROXの賞金とプロ部門で整理しています。
一般の参加者が世界選手権の年代別のレースに出るまでの道は、世界選手権への道で扱っています。2026年の25〜29歳・30〜34歳の優勝タイムは、2026年の結果の記事に載せています。
日本の選手については、Rox Lyfeが載せた2026年のElite 15の結果(シングルス・ダブルス)とミックスリレーの出場20チームに、日本の選手・チームと確認できる名前はありませんでした。2021〜2025年のElite 15と、年代別のレースでの日本の選手の成績は確かめていません。
次の世界チャンピオンが決まる2027年の香港大会
次の世界選手権は、2027年6月10〜13日に香港のアジアワールド・エキスポ(AsiaWorld-Expo)で開かれます。HYROXの世界選手権がアジア太平洋で開かれるのは初めてです。公式の大会ページは、年代別のレースとエリートのレースを別のホールで行い、観戦チケットが別になる可能性があるとしています。
世界選手権の開催地は毎年変わっています。2022年のラスベガスはアメリカで、2023年のマンチェスターはイギリスで、2026年のストックホルムはスウェーデンで、それぞれ初めて開かれた世界選手権でした。日程・観戦・遠征の情報は香港の世界選手権のガイドにまとめています。
KEY TAKEAWAYS
- 今のルールブックでは、HYROXの世界チャンピオンは世界選手権のElite 15シングルスの優勝者です。2026年は男子がディラン・スコット(53分47秒)、女子がアリッサ・マケルヘニー(56分59秒)でした
- 2021〜2026年の6大会の優勝者は男女5人ずつです。2回優勝したのはマッキンタイア(2022・2023年)とウィークス(2021・2023年)です。2人を「2020年の世界王者」と書く報道もありますが、2020年に世界選手権が開かれたかは確かめられなかったため、回数に数えていません
- 優勝タイムは2021年から2026年までに男子が6分13秒、女子が6分44秒縮みましたが、開催地が毎年違うため、そのまま比べることはできません
- ダブルスの世界選手権は2025年から、ミックスリレーは2024年から行われています。2026年のダブルスはロンチェビッチとヴェニッシュ、ウィークスとタフトのペアが優勝しました
- 年代別の優勝者は総合優勝の称号と賞金の対象外です(2026/27シーズンのルールブック)。次の世界チャンピオンは2027年6月10〜13日の香港大会で決まります
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