スパルタンレース · 9 MIN READ
スパルタンレースとは?|種類と距離・障害物・バーピーのルール・日本で出られる大会
スパルタンレース(Spartan Race)は、5kmから21km以上のコースを走りながら、20〜30個の障害物を自分の体だけで越える障害物レースです。越えられなかったときはバーピーを規定回数こなします。スプリント・スーパー・ビースト・Stadionの距離、出てくる障害物、ELITE・AGE・OPENの違いと出られる年齢、2026年10月17日時点で日本から出られる大会と参加費を、公式サイトの情報で整理しました。

スパルタンレース(Spartan Race)とは、5kmから21km以上のコースを走りながら、途中に置かれた20〜30個の障害物を自分の体だけで越えていく障害物レースです。木の壁を越える、ロープを登ってベルを鳴らす、槍を的に投げる、重い石や砂袋を運ぶといった障害物があり、越えられなかったときはバーピー(スクワット・腕立て伏せ・ジャンプを続けて行う運動)を決められた回数こなします。日本では2017年5月に初めて開かれました。
種類は、スプリント・スーパー・ビーストの3つが基本です。日本の公式サイトの「スパルタンについて」のページと世界の公式サイトでは、スプリントが5km・障害物20、スーパーが10km・障害物25、ビーストが21km・障害物30です。世界の公式サイトには、競技場で行う5km・障害物20のStadionもあります。参加のカテゴリーは、賞金が懸かるELITE、年代別に競うAGE、誰でも出られるOPENの3つです。日本の主催者は、初めての人にはスプリントとスーパーのOPENをすすめています。OPENは友達やパートナーとチームを組んで出られ、障害物を助け合って越えることも認められています。
根拠にしたのは、日本の主催者である株式会社SRJの公式サイト(スパルタンについて・よくあるご質問・エントリー方法・国内開催情報・トライフェクタ)と、世界の公式サイト(spartan.com)の障害物の解説・種類ごとのページ・トライフェクタのページです。英語のページは編集部が訳しました。
スパルタンレースとは(走りながら障害物を越えるレース)
日本の公式サイトは、スパルタンレースの特徴を「各競技に5km〜21km以上のランと20〜30個の障害物があり、参加者の体だけで乗り越えてゴールを目指す」と説明しています。走る区間の途中に障害物が置かれていて、それを越えながらゴールまで進みます。
コースの路面は種類によって違います。世界の公式サイトは、スプリントを水や泥のある不整地のトレイル(舗装されていない道)、スーパーを荒れた不整地のトレイルで行うと説明しています。Stadionは競技場で行い、泥も山もありません。
日本の公式サイトは、レース中に参加者どうしで助け合って障害物を越えることを認めると説明しています。チームでの助け合いが明記されているのはOPENで、ELITEとAGEで手を借りてよいかは、日本の公式サイトでは確かめられませんでした。一方で、越えられなかったときはバーピーを決められた回数こなす決まりがあります(後の節で説明します)。
コースには水とエイドステーション(給水所)があります。10月17日時点の日本のよくあるご質問(レース当日の節)によると、スプリント(5km)はコースの中間に1か所で、スーパーやビーストでは合計4か所になることもあります。
日本では2017年5月に初めて開かれました。2026年は12月の大分の大会を、主催者が九州で初めての開催と発表しています。

スパルタンレースの種類と距離(スプリント・スーパー・ビースト・Stadion)
日本の公式サイトが紹介している種類は、スプリント・スーパー・ビーストの3つです。これに競技場で行うStadionを加えた4種類の距離と障害物の数、公式の案内を並べます。
種類 | 距離と障害物の数 | 公式の案内 |
|---|---|---|
スプリント(Sprint) | 5km・障害物20 | いちばん短いレース。初めての人や、前回より良い成績を目指す人に人気(日本の公式) |
スーパー(Super) | 10km・障害物25 | フィットネスに打ち込み、自分を追い込むタフなアスリート向き(日本の公式) |
ビースト(Beast) | 21km・障害物30 | 13.1マイルで、ハーフマラソンに相当する長さ(世界の公式)。スプリント・スーパーの経験者におすすめ(日本の公式) |
Stadion | 5km・障害物20 | 競技場で行う。階段・壁・モンキーバー・槍投げなど。泥も山もない(世界の公式) |
表の距離は、日本の公式サイトの「スパルタンについて」のページと世界の公式サイトの記載です。大会ごとの実際の距離は、申し込むページで確かめてください。
海外の大会には、さらに難しい「ウルトラ」と「ハリケーンヒート」があります。子ども向けには、1〜3kmのコースに障害物を置いたキッズレースがあります。
2026年10月17日時点の日本の主催者の開催情報に載っている大会は、11月14日の千葉(スプリント)と12月19日の大分(Stadion)で、スーパーとビーストの大会は載っていません。
1年(1月1日〜12月31日)のうちにスプリント・スーパー・ビーストをすべて完走すると、「トライフェクタ(Trifecta)」の達成になります。
スパルタンレースの障害物(壁・ロープクライム・槍投げ・重い物を運ぶ)
日本の公式サイトの「スパルタンについて」のページにある障害物の紹介欄は、10月17日時点でROPE CLIMB(ロープクライミング)の見出しがあるだけで、説明は準備中(Coming Soon)でした。よくあるご質問も、画面に出ているのは「レース当日」の節だけで、ほかの節は準備中の表示です。日本の大会でどの障害物が出るかは、画面に出ている日本の公式ページでは確かめられません。
世界の公式サイトの障害物の解説から、代表的なものを並べます。壁の高さは公式のフィートの表記を換算した値で、ほかの長さと重さは公式がメートルとkgで書いている値です。
障害物 | 内容(世界の公式の解説) |
|---|---|
壁 | 木の壁をよじ登って越える。高さは4フィート(約1.2m)から8フィート(約2.4m)。高い壁には女性向けの踏み台がある |
ロープクライム | 約4.8mのロープを登り、上にあるベルを手で鳴らす |
スピアスロー(槍投げ) | 約7.6m先の的に槍を投げ、的に刺さったまま落ちなければ成功 |
アトラスキャリー | 石を持ち上げて運ぶ。男性45kg、女性35kg |
サンドバッグキャリー | 砂袋を運ぶ。男性27kg、女性18kg |
ファイアジャンプ | ゴールの手前で、火の上を跳び越える |
世界の公式の解説には、Superだけで出るLow Rider(吊られたロープと足場を伝って移る障害物)や、アメリカの大会だけで出る障害物もあると書かれています。日本の大会でこの表の障害物が出るかは、画面に出ている日本の公式ページでは確かめられませんでした。
障害物を越えられなかったときはバーピー
日本の公式サイトは、障害物を越えられなかった場合、バーピージャンプ(スクワット・腕立て伏せ・ジャンプを1セットとして続けて行う運動)を規定の回数こなさなければならない、と説明しています。何回かは、この説明には書かれていません。よくあるご質問も、画面に出ている「レース当日」の節にはバーピーの説明がありません。
世界の公式サイトの障害物の解説では、モンキーバー(うんてい)から落ちたとき、スピアスローで槍が的に刺さらなかったとき、スラックライン(張ったベルトの上を歩く障害物)から落ちたときのペナルティを、30回のバーピーとしています。ただし、すべての障害物が30回だとは書かれていません。
日本の大会の回数は、出る大会の案内で確かめてください。
参加のカテゴリー(ELITE・AGE・OPEN)と出られる年齢
日本の公式サイトは、スプリント・スーパー・ビーストのそれぞれに3つの参加者カテゴリーを設けています。
カテゴリー | 中身 | チームでの申し込み |
|---|---|---|
ELITE | 賞金が懸かるSPARTAN RACE POINT SERIESのカテゴリー。男女別で、年齢の制限はない | できない |
AGE(AGE GROUP) | 年代別のグループごとに賞品・表彰があり、ランキングが記録される | できない |
OPEN | どなたでも参加できる。個人でもチームでも出られる | できる |
OPENについて、日本の公式サイトはスプリントとスーパーの欄で「初挑戦の方におすすめ」、ビーストの欄で「SPRINT,SUPER経験者におすすめ」と案内しています。チームで出る場合は、同じチーム名で申し込むと同じ時刻にスタートできます。友達やパートナーと一緒に走り、障害物で手を貸し合いながらゴールを目指すなら、OPENで申し込むことになります。
大人のレースに何歳から出られるかは、日本の公式の記載どうしで食い違っています。「スパルタンについて」のページはAGEの区分を14〜29歳から始めています。2026年の日程を発表したプレスリリースはAGE GROUPを16歳以上とし、国内開催情報の千葉・大分のスケジュールもAGE GROUPを16-29歳から始めています。16歳未満の人が出るときは、申し込む前に大会のページで確かめてください。
子どもは、1〜3kmのコースに障害物を置いたキッズレースに出られます。日本の公式サイトの「スパルタンについて」のページは、OPENを4〜14歳の子ども全員としていますが、同じページの説明文には「12歳以下のお子様を対象」という記載も残っています。順位を競うCOMPETITIVEの年齢の区分は大会ごとに違い、国内開催情報では千葉が9〜11歳と12〜14歳、大分が10〜11歳と12〜14歳です。世界の公式サイトは、4〜14歳が参加できると書いています。

日本で出られる大会と参加費(2026年10月17日時点)
2026年10月17日時点で、日本の主催者の開催情報に載っている今後の大会は次の2つです。
大会 | 日程 | 会場 | 種類 | 参加費(ELITE/AGE GROUP/OPEN) | キッズ |
|---|---|---|---|---|---|
千葉 | 2026年11月14日(土) | 稲毛海浜公園(千葉市美浜区) | スプリント・キッズ | 18,000円/17,000円/16,000円 | 5,000円 |
大分 | 2026年12月19日(土) | 大分スポーツ公園(クラサスドーム大分) | Stadion・キッズ | 19,000円/18,000円/17,000円 | 5,000円 |
どちらも、表の参加費のほかに保険料・システム利用料・消費税がかかります。大分のStadionは、世界の公式サイトが「泥も山もない」と説明している種類です。
HYROXとの違い
HYROX(ハイロックス)は、屋内の大きな展示会場で、1kmのランのあとに1種目を行うことを8回繰り返すレースです。ランの合計は8kmです。スパルタンレースは、トレイル(舗装されていない道)や競技場のコースを走りながら、壁やロープなどの障害物を越えていきます。
友達と一緒に出る方法も違います。HYROXには2人1組で出るダブルスの部門があり、スパルタンレースではOPENでチームを組んで同じ時刻にスタートします。
走る距離や課題を3つのレースで並べた比較はHYROXとDEKA・スパルタンレースの違い、HYROXの全体像はHYROXとはの記事にまとめています。
KEY TAKEAWAYS
- スパルタンレースは、5kmから21km以上のコースを走りながら20〜30個の障害物を自分の体だけで越える障害物レースで、日本では2017年5月に初めて開かれました。
- 種類は、スプリント(5km・障害物20)、スーパー(10km・25)、ビースト(21km・30)と、競技場で行うStadion(5km・20)です(「スパルタンについて」のページと世界の公式の記載)。1年のうちにスプリント・スーパー・ビーストを完走するとトライフェクタの達成になります。
- 障害物には、壁、ロープクライム、槍投げ、石や砂袋のキャリー、ゴール前のファイアジャンプなどがあります。日本の大会でどの障害物が出るかは、画面に出ている日本の公式ページでは確かめられません。
- 越えられなかったときはバーピーを規定回数こなします。世界の公式の解説ではモンキーバー・槍投げ・スラックラインで30回ですが、日本の大会の回数は日本の公式サイトに書かれていません。
- カテゴリーはELITE・AGE・OPENの3つで、チームを組めるのはOPENだけです。大人のレースに何歳から出られるかは公式の記載が14歳・16歳で食い違うので、申し込む前に確かめてください。
- 2026年10月17日時点で載っている国内の大会は、11月14日の千葉(スプリント)と12月19日の大分(Stadion)で、OPENの参加費は16,000円と17,000円です(保険料・システム利用料・消費税は別)。
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