スパルタンレース · 10 MIN READ
スパルタンレースのアトラスキャリーの重さは?|サンドバッグ・ホイストなど重い障害物の重量とルール
スパルタンレース(Spartan Race)のアトラスキャリーで運ぶ石は、世界の公式サイトによると男性45kg・女性35kgです。サンドバッグキャリーは男性27kg・女性18kg、ジェリーカンキャリーの水の缶は1個19kg、タイヤフリップのタイヤは男性181kg・女性90kgです。ハーキュリーズホイストやバケツキャリーの重さは公式に書かれていません。運び方の決まりと、運べなかったときの扱い(失格になる障害物もあります)を、2026年版の世界共通の競技ルールで整理しました(2026年10月17日時点)。

スパルタンレース(Spartan Race)のアトラスキャリーで運ぶ石の重さは、世界の公式サイトの障害物の解説によると、男性が45kg(100ポンド)、女性が35kg(75ポンド)です。同じ解説には、サンドバッグキャリーの砂袋が男性27kg・女性18kg、ジェリーカンキャリーの水の缶が1個19kg、タイヤフリップのタイヤが男性181kg・女性90kgと書かれています。「鉄球」という名前の障害物は公式の一覧になく、重い石を持ち上げて運ぶのはアトラスキャリーです。ハーキュリーズホイスト(ロープで重りを引き上げる障害物)やバケツキャリーのように、公式が重さの数字を出していない障害物もあります。
運べなかったときの扱いは、障害物によって2通りに分かれます。アトラスキャリーとホイストは何度でも挑めて、できなければペナルティ(バーピーかペナルティループ)を済ませて先へ進みます。サンドバッグ・バケツ・ジェリーカンなどは「必ずやり切る障害物」で、世界のルールブックでは運びきれないと失格です。
根拠にしたのは、世界の公式サイト(spartan.com)の障害物の解説、2026年4月に更新された世界共通の競技ルール(2026 Rules of Competition)、米国の公式FAQ、日本の主催者である株式会社SRJの公式サイトと大会案内です。英語の資料は編集部が訳しました。重さとルールは10月17日時点で確認したものです。
アトラスキャリーの石の重さは男性45kg・女性35kg
世界の公式サイトの障害物の解説によると、アトラスキャリーで持ち上げる石は、男性が100ポンド(45kg)、女性が75ポンド(35kg)です。石を持ち上げて旗を過ぎるところまで運び、スタート地点へ戻ってくる障害物で、置き場は男性用と女性用に分かれています。
「鉄球」という名前の障害物は、世界の公式サイトの障害物の一覧にありません。重い石を持ち上げて運ぶ障害物はアトラスキャリーで、公式は重りを「石(stone)」と書いています。ほかに石やボールを使う障害物には、取っ手と鎖の付いた大きなアトラスの石の重りを1つだけ持って運ぶ「アーマー(Armer)」と、6.8kg(25ポンド)のボールを地面に15回叩きつける「スラムボール」があります。アーマーの重さは公式に書かれていません。
公式が重さを出している障害物の一覧

世界の公式サイトの障害物の解説で、重さの数字が書かれているのは次の5つです。kgとポンドは、どちらも公式が併記している値です。
障害物 | 何をするか | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
アトラスキャリー(Atlas Carry) | 石を持ち上げて旗の先まで運び、スタート地点へ戻す | 45kg(100ポンド) | 35kg(75ポンド) |
サンドバッグキャリー(Sandbag Carry) | 砂袋を決められたコースで運ぶ | 27kg(60ポンド) | 18kg(40ポンド) |
ジェリーカンキャリー(Jerry Can Carry) | 水の入った缶を決められたコースで運ぶ | 1個19kg(42ポンド)の缶を2個 | 1個19kg(42ポンド)の缶を1個 |
タイヤフリップ(Tire Flip) | タイヤをひっくり返し、もう一度返して元に戻す | 181kg(400ポンド) | 90kg(200ポンド) |
スラムボール(Slam Ball) | ボールを地面に15回叩きつける | 6.8kg(25ポンド) | 男女の区別は書かれていない |
ジェリーカンの缶の重さは公式サイトの解説に、男性が2個・女性が1個という個数は2026年版の競技ルールに書かれています。公式サイトは、ジェリーカンキャリーをオーストラリアのスパルタンで人気の障害物と紹介しています。サンドバッグの形はさまざまで、でこぼこの地面や泥の中、スキー場の斜面に置かれることもあると公式は説明しています。
重さの数字が公式に書かれていない障害物
次の障害物は、公式サイトの解説にも2026年版の競技ルールにも、重さの数字がありません。
障害物 | 何をするか | 公式の注記 |
|---|---|---|
ハーキュリーズホイスト(Hercules Hoist) | ロープと滑車につながった重い砂袋を引き上げ、落とさずに下ろす | — |
バケツキャリー(Bucket Carry) | 中身を詰めたふた付きのバケツを運ぶ | ビーストとウルトラでは長い距離(たぶん上り)を運ぶ |
ダブルサンドバッグキャリー(Double Sandbag Carry) | 長い砂袋を2つ運ぶ | ビーストとウルトラだけ。プロとエリートの選手がいちばん恐れる障害物と公式が紹介 |
ファーマーズキャリー(Farmers Carry) | 重りを持って運ぶ | 米国だけ |
チェーンキャリー(Chain Carry) | 鎖を運ぶ | 西欧と英国だけ |
ログキャリー(Log Carry) | 丸太を運ぶ | — |
アーマー(Armer) | 取っ手と鎖の付いた石の重りを1つ持って運ぶ | — |
ストーンキャリー(Stone Carry) | 石を決められたコースで運ぶ(ルールブックではアトラスキャリーとは別の障害物) | — |
アトラスキャリーのルール
2026年版の競技ルールでは、アトラスキャリーは次の順で行います。全員、スタート地点の旗の後ろから始めます。
- 男性用か女性用の置き場から石を取る
- スタート地点の反対側に立てた旗を過ぎるまで運ぶ
- 向きを変えて、スタート地点の地面に石を戻す
途中で石を地面に置くことはできますが、転がしてはいけません。転がるのを放っておくことも認められていません。置いた石や落とした石は、正確に同じ場所で拾い直します。置いたあとに石が動いてしまったら、元の場所に戻して拾ってから前へ進みます。
失敗になるのは、決められたコースを石を持って運べないときと、石をスタート地点に戻さないときです。アトラスキャリーは「何度でも挑める合否の障害物」に入っていて、成功するか、ペナルティを受けるまで何度でも挑めます。
ハーキュリーズホイストのルール
ハーキュリーズホイストは、ロープを引いて、結び目が上の滑車に触れるまで重りを上げ、制御しながら地面まで下ろす障害物です。重りが地面に着いてからロープを離します。途中で手を離して落とすのは失敗で、ロープが手から滑って重りが落ちた場合も失敗です。
柵に片足または両足を当てて、てこにして引くことは認められています。次のことは、どれも失敗になります。
- 柵の上に足を乗せる、柵の上に立つ
- 柵に触れている間に、体のどこも地面に着いていない
- 腰が柵の上端より上に出る
- 柵を越える
- 柵に足を当てる以外に、外の物を使う
ロープを柵や物に結び付けることもできません。重りを制御して地面に戻していれば何度でも挑めて、いつでも別のレーンに移れます。Stadion(競技場で行う種類)では、安全のために「柵に足を当てない」決まりに変えることがあります。アトラスキャリーと同じく、何度でも挑める合否の障害物です。
サンドバッグ・バケツ・ジェリーカンのルール
サンドバッグキャリー・バケツキャリー・ジェリーカンキャリーは、2026年版の競技ルールで「必ずやり切る障害物(Mandatory)」に入っています。先へ進む前に必ず完了しなければならない障害物です。3つの決まりを並べます。
サンドバッグキャリー | バケツキャリー | ジェリーカンキャリー | |
|---|---|---|---|
持つもの | 男性用か女性用の砂袋 | 男性用か女性用の、ふた付きのバケツ | 缶を男性は2個、女性は1個 |
地面に置く | 置いてよい | 置いて休んでよい | 置いてよい |
失敗になること | 引きずる・転がす・投げる・押す、違う袋や違う数の袋を運ぶ | 中身が減った状態で戻す、コースを近道する、自分と違う性別のバケツを運ぶ | 引きずる・転がす・投げる・押す、違う数の缶を運ぶ |
落とした・こぼれたとき | 動いた袋は落とした場所に戻し、そこから再開 | 中身がこぼれたらスタートへ戻り、新しいバケツでやり直す | 缶が壊れて水が大量にこぼれたらスタートへ戻り、新しい缶でやり直す |
サンドバッグとジェリーカンは、複数を運ぶときは同時に運び、1個だけを持って大きく前へ進んではいけません。落とした缶が動いたときも、その場所に戻ってから再開します。
バケツキャリーは、ふたを付けたまま運び、中身を同じ量のままコースを終えます。ふたは固定されていないので、中身がこぼれなければ付け直してかまいません。ルールには「この障害物にバーピーの選択肢はなく、必ず完了する」と書かれています。
運べなかったときのペナルティ
運べなかったときにどうなるかは、障害物の区分で決まります。2026年版の競技ルールでは次のとおりです。
区分 | 入っている障害物 | 運べなかったとき |
|---|---|---|
何度でも挑める合否の障害物 | アトラスキャリー・ハーキュリーズホイスト・タイヤフリップ・スラムボール | ペナルティループかバーピー30回。どちらにするかは、運営が大会・コースの設計・カテゴリーやヒートによって決める。Stadionは全員バーピー15回 |
必ずやり切る障害物 | サンドバッグ・バケツ・ジェリーカン・ファーマーズ・ログ・チェーン・ストーンの各キャリーと、アーマー | 失格。運営の判断で時間の加算に替えることがある |
ペナルティループは、障害物に失敗した人が走る決められた周回で、距離は地形や、運ぶ物・這って進む区間などが加わるかで変わります。ペナルティループで運ぶ物の重さは、2026年版の競技ルールには書かれていません。
カテゴリーごとの分け方は、米国の公式FAQ(2026年2月更新)に書かれています。合否の障害物ができなかったときは、競技として走るELITE・AGE GROUPはペナルティループ、競技でない参加者(日本の大会案内ではOPENと呼ぶ区分)はバーピー30回です。Stadionでは全員がバーピー15回です。

2人1組のダブルスで出るときの決まり
2026年版の競技ルールには、2人1組で走る「ダブルス」の決まりがあります。同性どうしでも男女でも組めます。運ぶ障害物を含め、どの障害物も2人のうち1人が挑んで成功すればよく、2人とも行うのはスピアスロー(槍投げ)とファイアジャンプだけです(Stadionではスピアスローと最後の障害物)。
- 挑む前に、2人そろって障害物のところに着く
- 1人が挑み始めたら、もう1人は手伝えず、代わりに挑むこともできない
- 失敗したときのペナルティは、挑んだ人だけが行う
- 1人が必ずやり切る障害物に失敗すると、2人とも失格になる(運営の判断で時間の加算に替えることがある)
- 運ぶコースの途中に別の障害物があるときは、運んでいる人がその障害物も行う(例:サンドバッグキャリーの周回の中にあるプレートドラッグ)
ダブルスが行われる大会に出るときの決まりで、競技として走るダブルスは一部の地域だけで行われています。10月17日時点で画面に出ている日本の公式サイトのページ(「エントリー方法」「スパルタンについて」「国内開催情報」など)にはダブルスの記載が見つからず、日本の大会で行われるかは確かめられませんでした。「よくあるご質問」は、「レース当日」の節のほかは準備中の表示です。
日本の大会で同じ重さかは確認できない
10月17日時点で、日本の主催者の公式サイトの障害物の紹介欄は準備中(Coming Soon)です。日本の大会でどの運ぶ障害物が出るか、重さが世界の公式サイトと同じかは、日本の公式サイトでは確かめられませんでした。2026年版の競技ルールは世界のすべてのスパルタンの大会に適用されると書かれていますが、重さの数字はルールブックではなく、公式サイトの障害物の解説にあるものです。ファーマーズキャリーは米国だけ、チェーンキャリーは西欧と英国だけの障害物と、公式が注記しています。
日本の公式の大会案内(英語・2023年9月作成)は、世界の2023年版の競技ルールを見るように書いたうえで、合否の障害物のペナルティを、ELITE・AGE GROUPはペナルティループ、OPENはバーピー30回と案内していました。必ずやり切る障害物については「完了できなければペナルティを行う」と書いていて、世界のルールブックの「失格」とは書き方が違います。最新の日本の大会案内ではないので、出る大会の案内や当日の説明で確かめてください。
HYROXの運ぶ種目との違い
HYROX(ハイロックス)にも重りを運ぶ種目があり、ケトルベルを両手に持って歩くファーマーズキャリーと、サンドバッグを担いで進むサンドバッグランジがあります。HYROXでは重さが部門ごとに公式ルールブックで決まっています。スパルタンレースは、重さの数字を公式が出している障害物が一部に限られ、種類や地域によって置かれない障害物もあります。
HYROXの重さはファーマーズキャリーとサンドバッグランジのページに、スパルタンレースとHYROX・DEKAの違いはHYROXとDEKA・スパルタンレースの違いにまとめています。
KEY TAKEAWAYS
- スパルタンレースのアトラスキャリーの石は、世界の公式サイトによると男性45kg(100ポンド)・女性35kg(75ポンド)です。「鉄球」という名前の障害物は公式の一覧にありません。
- 公式が重さを出しているのは、サンドバッグキャリー(男性27kg・女性18kg)、ジェリーカンキャリー(1個19kgの缶を男性2個・女性1個)、タイヤフリップ(男性181kg・女性90kg)、スラムボール(6.8kg)などに限られます。ホイスト・バケツ・ダブルサンドバッグなどは重さの数字がありません。
- アトラスキャリーとホイストは何度でも挑める合否の障害物で、できなければペナルティループかバーピー30回(Stadionは15回)を済ませて先へ進みます。米国の公式FAQでは、ELITE・AGE GROUPがペナルティループ、競技でない参加者がバーピー30回です。
- サンドバッグ・バケツ・ジェリーカンなどは必ずやり切る障害物で、世界のルールブックでは運びきれないと失格です(運営の判断で時間の加算に替えることがあります)。地面に置くことはできます。
- 2人1組のダブルスでは、運ぶ障害物は1人がやればよく、1人が必ずやり切る障害物に失敗すると2人とも失格です。画面に出ている日本の公式サイトのページにはダブルスの記載が見つかりませんでした。
- 日本の公式サイトの障害物の紹介欄は10月17日時点で準備中で、日本の大会で同じ重さかは確かめられません。出る大会の案内で確かめてください。
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