トレーニング · 8 MIN READ
Red Bull Road to HYROX(福岡)参加レポート|砂浜のランと5種目のメニュー、HYROX初心者が感じたきつさ
2026年10月17日に福岡市のシーサイドももち海浜公園 地行浜地区で開かれた、レッドブルのトレーニングイベント「Red Bull Road to HYROX」に編集部が参加しました。1000mか700mの砂浜のランと1つの種目を9分の中で行い、2分休む流れを5セット繰り返すメニューです。種目ごとの重さの感覚はおおよそつかめた一方、いちばんこたえたのは種目のあとに走ることの繰り返しでした。公式の案内、当日のメニュー、本番のHYROXとの違い、種目ごとの感想をまとめました。

2026年10月17日(土)、福岡市のシーサイドももち海浜公園 地行浜地区で、レッドブルのトレーニングイベント「Red Bull Road to HYROX」が開かれ、HYBRID INDEX 編集部も参加しました。HYROX(ハイロックス)の種目に近い動きを砂浜で行うイベントで、当日は1000mか700mのランと1つの種目を9分の中で行い、2分休む流れを5セット繰り返しました。
参加して分かったのは、種目ごとの重さに体が慣れる練習にはなる一方で、いちばんこたえるのは「種目のあとに走る」ことの繰り返しだという点です。クロスフィットのような練習をほとんどしたことがない状態で参加したため、後半はランも含めてかなりきつかったです。それでも種目の回数にノルマはなく、自分のペースで進められるので、HYROXに出る前に一度体験しておく価値のあるイベントでした。
日程や定員などは公式のイベントページ(10月19日に確認)、当日のメニューは会場のテントに掲示されたホワイトボードをもとにしています。種目ごとの感想は、一般の参加者として申し込んだ編集部の体験です(レッドブルや主催者からの依頼・提携はありません)。
Red Bull Road to HYROXはどんなイベントか

公式ページでは「誰でも参加可能な」トレーニングイベントとされていて、HYROXに初めて挑む人や、これから挑戦を考えている人も歓迎としています。レッドブルのイベントで、HYROXの大会そのものではありません。福岡の回の公式の案内は次のとおりです。
項目 | 公式ページの案内 |
|---|---|
開催日 | 2026年10月17日(土) |
会場 | シーサイドももち海浜公園 地行浜地区(福岡市) |
定員 | 合計240人(1回60人・全4回) |
1回の時間 | 90分(初級者向けの回は60分) |
メニュー(事前の案内) | 全5種目と砂浜のラン。600〜800mの砂浜ランのあと、9分間のAMRAPと2分間の休憩(初級者向けの回は3分間のAMRAP) |
申し込み | 2026年9月25日(金)12:00〜10月12日(月・祝)23:59。外部サービス「HARRY UP」で、事前受付は先着順 |
キャンセル | できるが、返金はない |
当日の準備 | 砂が目に入ることがあるため、サングラスなどの準備をすすめている。運動できる服装で参加する |
参加費 | 公式ページに記載なし(10月19日時点)。編集部は一般の申し込みで1人4,000円でした |
AMRAP(As Many Reps As Possible)は、決められた時間の中でできるだけ多く繰り返す形式です。1日に4回の枠があり、3回目が初級者向けでした。
回 | 受付 | 時間 |
|---|---|---|
① | 8:00〜9:00 | 9:00〜10:30 |
② | 9:45〜10:45 | 10:45〜12:15 |
③(初級者向け) | 12:45〜13:45 | 13:45〜14:45 |
④ | 14:00〜15:00 | 15:00〜16:30 |
申し込みは「一般」か「学生」を選んで行い、当日は参加同意書へのサインが必要です。参加費は公式ページに載っていませんが、編集部が一般の申し込みで支払った額は1人4,000円でした(学生の料金は確かめていません)。10月19日時点で、次回の開催情報は「後日発表」とされています。問い合わせ先は Eastwest Fitness Kurume です。
当日のメニューは1000mか700mのランと種目を9分ずつ5セット

会場のテントに掲示されたホワイトボードによると、当日のメニューは「9分の運動と2分の休憩を5セット」でした。各セットはまず1000mか700mを走り、9分のうち残った時間で、そのセットの種目をできるだけ多く繰り返します。走るのが得意な人は1000mを選んでいました。
- 1セット目:バケツキャリー
- 2セット目:タイヤプル
- 3セット目:ダンベルウォーキングランジ
- 4セット目:バーピーブロードジャンプ
- 5セット目:ウォールボール
当日は、ランも9分の中に含まれていました。速く走れば種目に使える時間が増え、ランに時間がかかれば種目の時間が減ります。種目を何回やらなければいけないという決まりはなく、自分の状態に合わせて強度を選べました。
なお、公式ページの事前の案内では「600〜800mの砂浜ランのあと、9分間のAMRAP」と書かれていて、当日のホワイトボードの「1000/700m」とは距離の書き方が違いました。
本番のHYROXとの違い
HYROXのシングルスは、1kmのランのあとに1種目を行い、これを8回繰り返します(ランは合計8km)。この練習会は種目が5つで、ランは700mを選ぶと合計3.5km、1000mでも合計5kmなので、走る量は本番のシングルスより少なめです。

種目のうち、バーピーブロードジャンプとウォールボールは本番と同じ種目です。残りの3つは、バケツキャリーがファーマーズキャリー、タイヤプルがスレッドプル、ダンベルウォーキングランジがサンドバッグランジに近い動きです。練習会で使った器具の重さは公表されていないので、本番と重さは比べられません。

もう一つの大きな違いは足元です。この練習会はランも種目も砂浜で行うため、足を取られる分、本番とは負担のかかり方が違います。
種目ごとに感じたきつさ
バケツキャリー

砂を入れたバケツを持って運ぶ種目です。重いのはもちろん、腕も、重さを抱えたまま体を支え続けることも疲れました。本番のファーマーズキャリーはケトルベルを両手に1個ずつ持って200m運ぶので、持ち手がある分、本番のほうが持ちやすいだろうと思います。今回のバケツはむしろ持ちにくさがあったので、負荷の感覚は参考程度と考えています。いちばんきつかったのは、重いものを持って砂浜を歩くことでした。
タイヤプル

ロープをつないだタイヤを引く種目で、本番のスレッドプル(ロープでソリを引く種目)に近い動きです。砂地だったことが軽く感じた理由なのかは分かりませんが、そこまで重くはなく、ほかの種目と比べると楽なほうでした。本番のスレッドプルは、立った姿勢のままロープを引く決まりがあります。
ダンベルウォーキングランジ
会場のアナウンスでも、いちばんつらい種目はバーピーブロードジャンプかランジだと何度も言われていました。ランジでは疲れが脚とお尻に集まり、その疲れがそのまま次のランに響く感覚がありました。ランジのあとのランは、かなりきつかったです。本番のサンドバッグランジはシングルスで100mあるので、ランジの練習方法で距離に慣れておくと安心です。
バーピーブロードジャンプ
全身を使う強度の高い動きで、シンプルにしんどい種目でした。ランジもバーピーも、砂の上で行ったことがきつさを増していたように感じます。とはいえ、砂地でなくてもきつい種目だと思います。
ウォールボール

最後の種目で、編集部にとっては完全に初めての種目でした。ボールを持ってしゃがみ、立ち上がりながら高い位置の的へ投げ、落ちてきたボールをキャッチしてまた投げる、という動きを繰り返します。しゃがむ深さに決まりがあることも、実際にやってみて初めて実感しました。本番のHYROXのルールブックでは、腰が膝より低い位置までしゃがむフルスクワットから投げ、的に当てることが決まっています。
投げる、キャッチする、しゃがむの流れがスムーズにつながらないと、1回ごとにロスが出やすい種目です。上手な人とそうでない人で、同じ回数でも使う体力にかなり差が出そうだと感じました。本番はシングルスで100回あるので、動きの流れは事前に練習しておきたい種目です。ボールが無い場合の練習はウォールボールの代用トレーニングにまとめています。
種目のあとに走ると疲れが抜けないまま積み重なる
全体を通していちばんこたえたのは、強度の高い種目と、700mや1000mのランを交互に繰り返すことでした。種目で脚や全身を追い込んだあと、その疲れが残ったまま走ることになり、2分の休憩では抜けきりません。セットを重ねるほど体も心肺もつらくなっていきました。
本番のHYROXでは、これが8回続きます。疲れた状態で走ることに慣れる練習をしておかないと、後半はさらに苦しくなりそうです。練習の組み方は疲れた状態で走る練習(コンプロマイズドラン)のやり方にまとめています。
自分のペースで参加できる雰囲気だった

メニューはきついものの、練習会として自分で強度を選べるようになっていました。走る距離は1000mか700mから選べ、種目の回数にノルマはありません。水分はいつでもとってよく、本当にしんどければ休んでもよいと声をかけてもらえました。
参加者はそれぞれ自分のペースで取り組み、まわりからは「頑張れ」という応援がたくさん飛んでいて、いい雰囲気の中で楽しめました。会場には、ローイングマシンを置いた CROSSFIT HAKATA のブースや、スポーツマッサージのテントもありました。
HYROXの前の練習として参加するときに知っておきたいこと
KEY TAKEAWAYS
- Red Bull Road to HYROX は、HYROXが初めての人も歓迎のトレーニングイベントです。福岡の回は2026年10月17日にシーサイドももち海浜公園 地行浜地区で開かれ、定員は合計240人、参加費は一般で1人4,000円でした(編集部が支払った額)。
- 当日のメニューは、1000mか700mのランと1つの種目を9分の中で行い、2分休む流れを5セット。種目はバケツキャリー、タイヤプル、ダンベルウォーキングランジ、バーピーブロードジャンプ、ウォールボールでした。
- HYROXのシングルスはランが合計8kmで8種目。練習会はランが合計3.5kmか5kmで、器具も一部が本番と違います。
- いちばんこたえたのは、種目のあとに走ることの繰り返しでした。疲れた状態で走る練習をしておくと、本番の後半に備えられます。
- 種目の回数にノルマはなく、水分補給や休憩も自由で、応援の多いいい雰囲気でした。次回の開催は後日発表です(10月19日時点)。
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