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ギア · 10 MIN READ

AmazfitのHYROXモードの使い方(対応機種・設定・計測できること)

AmazfitのHYROXモードは、時計のワークアウトから「HYROXレース」を選び、シングル・ダブル・チームリレーのどれかで8種目と1kmランを記録するモードです。日本の公式オンラインストアの商品ページを14機種分確かめ、機種ごとに載っているモード(レース・トレーニング・シミュレーション・PFT)を一覧にしたうえで、探し方、大会前に済ませておく設定、レース後に見られることを公式の情報で整理しました(2026年10月2日時点)。

AmazfitのHYROXモードの使い方(対応機種・設定・計測できること)

Amazfit(アマズフィット)のHYROX(ハイロックス)モードは、時計のワークアウトの一覧から「HYROXレース」を選び、シングル・ダブル・チームリレーのどれかを選んで、8種目とその間の1kmランを記録するモードです。機種によっては、本番前の通し練習に使う「HYROXシミュレーション」や、Zeppアプリで作ったメニューを実行する「HYROXトレーニング」も使えます。

気をつけたいのは、使えるモードが機種ごとに違うことです。日本の公式オンラインストアの商品ページを14機種分確かめたところ、レース・トレーニング・シミュレーション・PFTの4つがすべて一覧に載っているのは、Balance 3とBalance Ultraの2機種だけでした。T-Rex 3 48mmの一覧に載っているのは「ハイロックスレース」だけです。この記事では、機種ごとに載っているモードを表にしたうえで、モードの探し方、大会前に済ませておく設定、レース後に見られることを順に整理します。

根拠にしたのは、Amazfitの日本・米国・英国・インドの公式サイト、日本の公式プレスリリース、英語版の操作マニュアルです(2026年10月2日時点)。AmazfitはHYROXの公式ウェアラブル&タイムキーピングパートナーで、英語版の公式サイトは「対応機種全体でHYROX公式モードを提供する唯一のウェアラブルブランド」と書いています。ほかのブランドとの違いはHYROXで使う時計の選び方にまとめています。

01

AmazfitのHYROXモードはレース・トレーニング・シミュレーション・PFTの4種類

日本の公式オンラインストアのBalance 3の商品ページは、スポーツモードの一覧の「HYROX」の分類に、HYROXレース・HYROX PFT・HYROXトレーニング・HYROXシミュレーションの4つを載せています。公式の説明から、それぞれ何に使うモードかを分けると次のとおりです。

HYROXレースは、本番のレースを記録するモードです。シングル・ダブル・チームリレーから選び、SkiErg(スキーエルグ)・スレッドプッシュ・スレッドプル・バーピーブロードジャンプ・ローイング・ファーマーズキャリー・サンドバッグランジ・ウォールボールの8種目と1kmランを記録します。日本の公式プレスリリースは、Balance 3のHYROXレースモードで、種目ごとのラップタイムを計測し、レース中にどこまで進んだかを確かめられると説明しています。

HYROXシミュレーションは、本番の前に通しで練習するためのモードです。米国の公式サイトにあるT-Rex 3 Proの更新履歴(2026年6月)では、フルHYROX・ハーフHYROX・前半・後半・カスタムの5種類のシミュレーションに対応したと案内されています。日本の公式サイトの更新案内によると、Balance UltraとBalance 3では、シミュレーションの設定が強化され、種目(ステーション)とラップの設定の自由度が上がりました。

HYROXトレーニングは、練習メニューをこなすためのモードです。Balance 3とBalance Ultraの日本の商品ページの仕様には、HYROXトレーニングのテンプレートをZeppアプリで作れると書かれています。日本の更新案内は、Zeppでワークアウトを選んで時計で実行する流れを改良したとし、その場所を「ホーム > HYROXワークアウトライブラリ」と案内しています。

HYROX PFTは、14機種のうちT-Rex 3 48mmを除く13機種の一覧に載っているモードです。ただし、どの種目をどれだけ行うモードなのかは、今回確かめたAmazfitの公式ページには説明が見当たりませんでした。HYROXが公開している体力テスト(PFT)そのものの内容は、HYROXのPFT(体力テスト)とはにまとめています。

目的ごとに使うAmazfitのHYROXモードを4枚のカードで示した図。本番を記録するならHYROXレース、通し練習ならHYROXシミュレーション、練習メニューならHYROXトレーニング、HYROX PFTは中身の説明が公式ページに見当たらない
出典:Amazfit日本・米国公式サイト(2026年10月2日確認)
02

日本の公式商品ページに載っているHYROXのモードの一覧(機種別)

英国の公式サイトには「Amazfit watches with HYROX Race Mode」という商品の一覧があり、2026年10月2日時点で16点が載っていました。このうち2点(Helio Strap・Helio Strap Pro)は腕時計ではなくストラップ型のセンサーで、残りの14点が腕時計です。その14点について、日本の公式オンラインストアの商品ページの「スポーツモードリスト」を1機種ずつ確かめた結果が次の表です。

機種

レース

トレーニング

シミュレーション

PFT

一覧での分類

Balance Ultra

●

●

●

●

HYROX

Balance 3

●

●

●

●

HYROX

Balance 2

●

—

—

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HYROX

Cheetah 2 Ultra

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●

—

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HYROX

Cheetah 2 Pro

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●

—

●

HYROX

T-Rex Ultra 2

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●

—

●

HYROX

T-Rex 3 Pro

●

●

—

●

HYROX

T-Rex 3 48mm

●

—

—

—

屋内スポーツ

Active 3 premium

●

●

—

●

HYROX

Active MAX

●

—

—

●

屋内スポーツ

Active 2 44mm

●

—

—

●

屋内スポーツ

Active 2 Square

●

—

—

●

HYROX

Bip Max

●

●

—

●

HYROX

Bip 6

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—

—

●

HYROX

表の「—」は、日本の商品ページの一覧に記載が見当たらなかったという意味で、その機能が無いことを確かめたわけではありません。商品ページの一覧には、アップデートで足されたモードが反映されていないことがあります。たとえばT-Rex 3 Proは、米国の公式サイトの更新履歴では2026年6月にHYROXシミュレーションが追加されたと案内されていますが、日本の商品ページの一覧には載っていません。米国で売られている機種の更新履歴なので、日本で売られている同じ機種にも同じ時期に入るとは限りません。

日本の公式オンラインストアには「HYROX・ジムおすすめモデル」という一覧もあり、10月2日時点で12機種が並んでいます。この12機種は、いずれも英国の「HYROX Race Mode」搭載機種の一覧に含まれていました。Bip 6とActive 2 Squareはこのおすすめの一覧にはありませんが、それぞれの日本の商品ページにはHYROXレースが載っています。

古い機種については、2024年の提携の発表で、Balance・T-Rex Ultra・Falcon・Cheetah Pro・CheetahにHYROXレースのモードを追加し、持ち主には今後のソフトウェアアップデートを待つよう案内していました。ただし、この5機種の日本の商品ページのスポーツモードの一覧には、HYROXの記載が見当たりません。手元の時計で、ワークアウトの一覧にHYROXレースがあるかを確かめてください。

03

HYROXモードの探し方とワークアウトリストへの追加

Balance 3とCheetah 2 Proの英語版の操作マニュアルによると、ワークアウトはアプリ一覧の「Workouts(ワークアウト)」から開くワークアウトリストで選びます。リストに無いワークアウトは「More Workouts(その他のワークアウト)」で全モードを表示して選びます。米国の公式サイトにあるT-Rex 3 Proの更新履歴も、HYROXシミュレーションの場所を「Workout List > More Workouts > HYROX」と案内しています。

どの分類に入っているかは、案内によって違います。Cheetah 2 Proのマニュアルは、ワークアウトの分類の1つに「HYROX」を挙げています。一方で、Amazfitのインドの公式サイトのHYROXページは、HYROXレースモードは時計の「Indoor Workouts(インドアワークアウト)」の分類にあると案内しています。日本の商品ページでも、Active MAX・Active 2 44mm・T-Rex 3 48mmの3機種は、ハイロックスレースを「屋内スポーツ」の中に載せています。「HYROX」の分類が見当たらないときは、屋内スポーツの中も探してください。

同じマニュアルには、ワークアウトリストを編集して、ワークアウトを追加・削除・並べ替えできると書かれています。大会の当日に一覧の奥から探さなくて済むように、HYROXレースは前もってリストに足しておくと安心です。

04

大会前に済ませておく設定(レース戦略・Stryd・Helio Strap Pro)

レース戦略(目標ペース)を作って時計に送る。 日本の公式プレスリリースによると、Balance 3は会場情報の取り込みと「Virtual Pace」を使ってレースのPLANを作り、競技中にPLANとの差を確かめながらペースを調整できます。同じリリースは、会場や参加選手の情報が各大会のページに反映されるのは大会の直前で、選べる大会でも取り込めない場合があると注記しています。米国の公式サイトにあるT-Rex 3 Proの更新履歴の手順では、Zeppアプリで「Workout > HYROX Race Strategy > Create > Send to Watch」の順に進んで戦略を作り、時計に送ります。時計側では「HYROX Race > Select Race Strategy > Start Workout」の順に選んで使います。

屋内のペースを見たいならStrydをペアリングする。 Amazfitの公式ブログは、HYROXのレースの大半は屋内で行われ、GPSではランのペースを正確に測れないと説明しています。その対策が、靴に付けて足の動きからペースを測るStryd(ストライド)のフットポッドです。時計とペアリングしてHYROXレースモードを始めると、1kmのラン区間でリアルタイムのペースが自動で表示されます。最初の対応機種はT-Rex 3 ProとT-Rex 3で、日本の公式サイトの更新案内ではBalance 2が、米国の公式の商品ページではBalance 3が対応と案内されています。

Helio Strap Proを着けて記録する。 米国の公式サイトの更新履歴によると、2026年9月の更新で、T-Rex 3 ProとBalance 3にHYROXの分析が加わりました。Helio Strap Proを接続して着けたままHYROXレースかシミュレーションを始めると、動作の回数・動作の頻度・心拍の推移を記録し、レース後に種目ごとのペースの変化とトレーニングの提案を見られます。

大会前・当日・レース後に、Amazfitの時計とZeppアプリでやることを3枚のカードで示した図。大会前はワークアウトリストへの追加・レース戦略・Strydのペアリング・シミュレーションでの確認、当日はHYROXレースを選んでシングル・ダブル・チームリレーを選び、足首のタイミングチップを着ける。レース後はZeppアプリで種目ごとの記録を振り返る
出典:Amazfit日本・米国公式サイト・公式ブログ/HYROX公式ルールブック(2026年10月2日確認)
05

種目の切り替えの手順は公式の文字の説明に見当たらない

ランから種目へ、種目からランへ移るときに時計をどう操作するのかは、今回確かめた範囲では文字の説明が見つかりませんでした。英語版の操作マニュアル6冊(Balance 3・Balance 2・Cheetah 2 Pro・T-Rex 3 Pro・T-Rex 3・Bip 6)には、HYROXレースモードの操作手順の記載がありません。「HYROX」という語が出てくるのは、Cheetah 2 Proのマニュアルのワークアウトの分類の一覧に1回だけです。インドの公式サイトのHYROXページは、使い方を文字ではなく、T-Rex 3での操作を説明する公式の動画(2024年10月公開)で案内しています。

大会の当日に初めて操作すると、切り替えのたびに迷うことになります。シミュレーションや練習のときに一度HYROXレースのモードで通してみて、次の種目へ進む操作を確かめておいてください。

もう1つ押さえておきたいのは、時計の記録は公式の記録ではないことです。HYROXの公式ルールブックでは、タイムは足首に着けるタイミングチップで計測し、チップを着けずに走ると出走していない扱い(DNS)になります。ダブルスでは2人とも1個ずつチップを着けます。

シングルスとリレーのルールブックには、ランの周回を正しく数えるのはレーサー自身の責任で、会場のラップ表示は参考の補助にすぎないと書かれています。時計は、周回の数え間違いを防ぐための手元の記録として使います。

06

レース後にZeppアプリで見られること

レース後の振り返りについて、日本の公式プレスリリースは、Balance 3ではレース後に詳細なデータを確認でき、他の選手との比較を通じて改善点の把握につなげられると説明しています。米国の公式の商品ページは、Balance 3のレース後の分析を、ペース配分・種目ごとの成績・順位・累計タイムに分けて表示すると書いています。

Strydを使った場合は、Zeppアプリでランの区間ごとに、計画どおりに走れた区間とそうでない区間を振り返れます。Helio Strap Proを併用した場合は、前の節のとおり、種目ごとのペースの変化とトレーニングの提案が加わります。いずれも公式が機種を挙げて説明している内容なので、ほかの機種で同じ画面が出るとは限りません。

GarminやApple Watchには「HYROX」という名前の専用のモードが無く、汎用の機能を組み合わせて記録します。その手順はGarminでHYROXを計測する設定で解説しています。

07

KEY TAKEAWAYS

  • AmazfitのHYROXモードは、レース・トレーニング・シミュレーション・PFTの4種類です。本番の記録はHYROXレースで、シングル・ダブル・チームリレーから選び、8種目と1kmランを記録します
  • 使えるモードは機種ごとに違います。日本の公式商品ページで4つすべてが載っているのはBalance 3とBalance Ultraの2機種で、T-Rex 3 48mmはレースだけです(2026年10月2日時点)
  • 商品ページの一覧に無いモードでも、アップデートで足されていることがあります。手元の時計のワークアウトの一覧で確かめてください
  • HYROXの分類が見当たらない機種では、屋内スポーツ(インドアワークアウト)の中を探します。当日に迷わないよう、HYROXレースはワークアウトリストに足しておきます
  • レース戦略、Strydによる屋内のペース表示、Helio Strap Proによる種目ごとの分析は、公式が対応機種を挙げて案内している機能です
  • 種目の切り替え操作の文字の手順は公式に見当たりません。練習で一度通して確かめておきます。公式のタイムは足首のタイミングチップで決まります
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