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HYROXの男女のタイム差(日本の3大会の実データ)
HYROX(ハイロックス)の男女のタイム差は、部門によって違います。横浜2025・大阪2026・千葉2026の公式結果を編集部が集計すると、真ん中の人のタイム(中央値)で、オープンのシングルスは女子が男子より3分8秒〜6分36秒遅く、ダブルスは3大会とも10分前後の差でした。プロは女子の方が速い大会もあります。

HYROX(ハイロックス)の男女のタイム差は、部門によって違います。横浜2025・大阪2026・千葉2026の3大会の公式結果を編集部が集計すると、真ん中の人のタイム(中央値)で、オープンのシングルス(1人で出る部門)は女子が男子より3分8秒〜6分36秒遅く、割合では3.3〜7.1%の差でした。ダブルス(2人で出る部門)は、男子どうしのペアと女子どうしのペアで9分34秒〜10分35秒の差があり、3大会ともほぼ同じ幅です。プロのシングルスは、3大会のうち2大会で女子の中央値の方が速いという結果でした。
この記事では、男子と女子の差を「同じ大会・同じ種類の部門・同じ位置」どうしで引き算し、部門ごとに並べます。ミックスダブルス(男女のペア)の中央値が、男子ダブルスと女子ダブルスの間のどこに入るかも扱います。女性のタイムの目安を知りたい人や、パートナーや友人と出方を決めたい人が、自分の場合に当てはめられるようにまとめました。
男女では使う重さが違うため、ここで示す差は同じ重さで競った結果ではありません。数字は算術平均ではなく、公式結果を完走順に並べたときの位置のタイムです。2026年9月27日時点の集計です。
部門別の男女の中央値の差(横浜・大阪・千葉の3大会)
比べ方は次のとおりです。
- 比べるのは、同じ大会の同じ種類の部門どうしです。オープンのシングルスは男子と女子、プロのシングルスは男子プロと女子プロ、ダブルスは男子どうしのペアと女子どうしのペア、リレーは男子4人のチームと女子4人のチームを比べます
- 差は「女子のタイム − 男子のタイム」です。プラスなら女子の方が遅く、マイナスなら女子の方が速いことを表します
- 割合は「差 ÷ 男子のタイム × 100」です
- 位置は、優勝(1位)・上から25%の位置・真ん中(中央値)・上から75%の位置の4つで見ます。上から25%の位置は上位4分の1に入る速さ、上から75%の位置は全体の4分の3まで進んだところのタイムです

部門 | 中央値の差(3大会の幅) | 割合 |
|---|---|---|
オープン(シングルス) | 3分8秒〜6分36秒 | 3.3〜7.1% |
ダブルス(男子どうし・女子どうし) | 9分34秒〜10分35秒 | 11.7〜12.9% |
リレー(男子どうし・女子どうし) | 4分37秒〜9分12秒 | 5.8〜11.9% |
プロ(シングルス) | −2分18秒〜7分9秒 | −2.5〜8.3% |
3大会で差の幅がそろっているのはダブルスです。オープンのシングルスはダブルスより差が小さく、プロは大会によって女子の方が速くなります。HYROXの男女差を1つの数字で言えないのは、部門ごとにこれだけ違いがあるためです。
男女で使う重さの違い
HYROXは、1kmのランと1種目を8回繰り返す構成で、ランの合計は8kmです。この構成は男女で同じですが、8種目のうち5種目は男女で重さが違います。公式ルールブック(2026/27シーズン)のオープンの重さは次のとおりです。
種目 | 女子 | 男子 |
|---|---|---|
スレッドプッシュ(ソリを押す・ソリ本体を含む) | 102kg | 152kg |
スレッドプル(ソリを引く・ソリ本体を含む) | 78kg | 103kg |
ファーマーズキャリー(ケトルベル1個あたり) | 16kg | 24kg |
サンドバッグランジ | 10kg | 20kg |
ウォールボール(ボール) | 4kg | 6kg |
ウォールボール(的の高さ) | 2.7m | 3.0m |
この重さは、シングルスのオープン、ダブルスのオープン(男子どうし・女子どうし)、男子・女子のリレーで共通です。スキーエルグとローイング(各1,000m)、バーピーブロードジャンプ(80m)は男女で距離が同じです。
公式のチケット販売ページの大会名では、横浜2025と大阪2026は2025/26シーズン、千葉2026は2026/27シーズンの大会です。2025/26シーズンのルールブックでも、上の重量表は同じでした。
この記事の男女差は、女子は軽い重さ、男子は重い重さでそれぞれ競った結果の差です。差のうちどれだけが重さの違いによるのかは、この集計からは分かりません。全部門の重さはHYROXの重量一覧にまとめています。
オープンのシングルスの男女差
大会 | 男子の中央値 | 女子の中央値 | 差(女子−男子) | 割合 |
|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 1:35:00 | 1:38:08 | 3分8秒 | 3.3% |
大阪2026 | 1:33:32 | 1:40:08 | 6分36秒 | 7.1% |
千葉2026 | 1:34:14 | 1:38:54 | 4分40秒 | 5.0% |
オープンの完走者に占める女子の割合は、横浜2025が29.7%、大阪2026が27.5%、千葉2026が28.6%で、どの大会も3割弱でした。
上から25%の位置と上から75%の位置の差は、次のとおりです。
大会 | 上から25%の位置の差 | 割合 | 上から75%の位置の差 | 割合 |
|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 2分50秒 | 3.4% | 15秒 | 0.2% |
大阪2026 | 7分31秒 | 9.2% | 8分14秒 | 7.7% |
千葉2026 | 3分20秒 | 4.0% | 2分11秒 | 2.0% |
横浜2025と千葉2026は、上から75%の位置で差が15秒・2分11秒まで縮まります。大阪2026は、3つの位置のどこで比べても6分36秒〜8分14秒(7.1〜9.2%)の差がありました。大会によって差の出方が違うので、遅い側ほど差が小さくなるとまでは言えません。
女子の上から25%の位置のタイム(1:27:00〜1:29:18)は、3大会とも男子の中央値(1:33:32〜1:35:00)より速いです。女子の上位4分の1に入る人は、男子の真ん中の人より速いタイムで完走しています。
オープンの部門ごとのタイムの幅はHYROXの完走タイムの目安にまとめています。
ダブルスとリレーの男女差
ダブルスは、2人で一緒に走り、種目は交代しながら進める部門です(ダブルスのルール)。男子どうしのペアと女子どうしのペアの中央値を比べると、差は3大会とも10分前後でした。
大会 | 男子ダブルスの中央値 | 女子ダブルスの中央値 | 差(女子−男子) | 割合 |
|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 1:22:00 | 1:32:35 | 10分35秒 | 12.9% |
大阪2026 | 1:22:42 | 1:32:25 | 9分43秒 | 11.7% |
千葉2026 | 1:21:09 | 1:30:43 | 9分34秒 | 11.8% |
完走した組数は、男子ダブルスが277〜1,252組、女子ダブルスが176〜680組です。上から25%の位置の差は8分57秒〜9分34秒、上から75%の位置の差は9分6秒〜9分46秒で、位置を変えても9〜10分前後の差が続きます。オープンのシングルスより差が大きく、大会ごとのぶれは小さいという結果です。シングルスより差が大きい理由は、この集計からは分かりません。
リレー(4人)は、大会によって差が変わりました。
大会 | 男子リレーの中央値 | 女子リレーの中央値 | 差(女子−男子) | 割合 |
|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 1:20:04 | 1:24:41 | 4分37秒 | 5.8% |
大阪2026 | 1:18:58 | 1:28:00 | 9分2秒 | 11.4% |
千葉2026 | 1:17:18 | 1:26:30 | 9分12秒 | 11.9% |
リレーは完走した組数が男子32〜110組、女子30〜84組と少なく、上から25%の位置の差は4分33秒〜13分33秒まで開きがあります。数組の結果で中央値が動く規模なので、リレーの差は参考として見てください。
ダブルスとリレーの部門ごとのタイムはHYROXのダブルスとリレーのタイムにまとめています。
プロのシングルスの男女差
プロは、オープンより重い重さを使うシングルスの区分です(オープンとプロの違い)。プロでも男女で重さが違い、スレッドプッシュは女子プロが152kg、男子プロが202kgです。
大会 | 男子プロの中央値 | 女子プロの中央値 | 差(女子−男子) | 割合 |
|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 1:33:33 | 1:31:15 | −2分18秒 | −2.5% |
大阪2026 | 1:27:33 | 1:27:14 | −19秒 | −0.4% |
千葉2026 | 1:25:40 | 1:32:49 | 7分9秒 | 8.3% |
横浜2025と大阪2026は女子プロの中央値の方が速く、千葉2026は男子プロの方が7分9秒速いという結果でした。大阪2026は、上から25%の位置のタイムが男女とも1:17:18で同じです。
女子プロの完走者は横浜2025が75人、大阪2026が81人、千葉2026が94人で、プロの完走者に占める割合は19.2〜24.8%です。オープンの女子(304〜799人)より人数が少なく、数人の結果で中央値が動きます。3大会の結果からは、プロの男女差の向きは定まっていません。
プロとオープンのタイムの比較はHYROXのプロ部門のタイムにまとめています。
優勝タイムの男女差
優勝タイム(1位)どうしの差は、中央値の差より大会ごとのぶれが大きくなります。
大会 | オープン(シングルス) | プロ(シングルス) | ダブルス | リレー |
|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 7分23秒(12.3%) | 7分18秒(11.5%) | 10分53秒(19.5%) | 1分14秒(2.2%) |
大阪2026 | 7分15秒(12.4%) | 3分18秒(5.3%) | 9分51秒(18.6%) | 6分49秒(12.7%) |
千葉2026 | 4分23秒(7.6%) | 7分41秒(14.1%) | 4分21秒(8.2%) | 9分27秒(18.0%) |
優勝タイムは、4つの部門のどの大会でも男子の方が速く、差は1分14秒〜10分53秒、割合では2.2〜19.5%の幅があります。オープンのシングルスでは、優勝タイムどうしの差(7.6〜12.4%)が、3大会とも中央値どうしの差(3.3〜7.1%)より大きくなっています。
優勝タイムは1人(1組)の記録で、その大会に誰が出たかで大きく変わります。自分の目標を考える材料には、中央値や上から25%の位置の方が向いています。
ミックスダブルスの中央値と男子ダブルス・女子ダブルスの比較
ミックスダブルスは男女1人ずつのペアで、重量は2人とも男子オープンと同じものを使います。スレッドプッシュは152kgで、女子どうしのダブルス(102kg)より重い条件です。ウォールボールの的の高さだけは投げる本人の性別で決まり、女性は2.7m、男性は3.0mです。
大会 | 男子ダブルス | ミックスダブルス | 女子ダブルス | 男子ダブルスとの差 | 女子ダブルスとの差 |
|---|---|---|---|---|---|
横浜2025 | 1:22:00 | 1:25:40 | 1:32:35 | 3分40秒遅い | 6分55秒速い |
大阪2026 | 1:22:42 | 1:25:36 | 1:32:25 | 2分54秒遅い | 6分49秒速い |
千葉2026 | 1:21:09 | 1:30:11 | 1:30:43 | 9分2秒遅い | 32秒速い |
3大会とも、ミックスダブルスの中央値は男子ダブルスと女子ダブルスの間に入りました。位置は大会で違います。男子ダブルスの中央値を0%、女子ダブルスの中央値を100%とすると、横浜2025は34.6%、大阪2026は29.8%の位置で、男子ダブルス寄りです。千葉2026は94.4%の位置で、女子ダブルスとほぼ同じでした。千葉2026だけ位置が違う理由は確かめられていません。
リレーのミックス(女子2人と男子2人)も、大会によって位置が変わります。3大会のミックスのリレーは、女性が女子の重さ、男性が男子の重さを使う決まりでした。横浜2025の中央値は1:17:07で男子リレー(1:20:04)より速く、千葉2026は1:25:10で女子リレー(1:26:30)に近いタイムでした。横浜2025でミックスが男子リレーより速かった理由は、この集計からは分かりません。
ミックスダブルスの重さと分担はHYROXのミックスダブルスにまとめています。
目標タイムと出方を決めるときの使い方

- 女性が目標タイムを決めるとき: 女子の結果で自分の位置を確かめます。オープンのシングルスなら、女子の中央値は1:38:08〜1:40:08、上から25%の位置は1:27:00〜1:29:18です
- 男女がそれぞれシングルスに出るとき: 部門の中で同じくらいの位置を目指すなら、オープンのゴールタイムの差は中央値で3分8秒〜6分36秒です。上から25%や上から75%の位置まで含めると、15秒〜8分14秒の幅があります。中央値と上から25%の位置では3大会とも女子の方が2分50秒以上遅いので、このあたりのタイムを2人で同じ目標にすると、女性の方が部門の中で上の位置を狙うことになります
- 男女のペアで出るとき: ミックスダブルスの中央値は1:25:36〜1:30:11でした。女性は女子どうしのダブルスより重い重さを扱うので、申し込む前にミックスダブルスの重さと分担を2人で確認しておきます
- 同性のペアで出るとき: 女子ダブルスの中央値は1:30:43〜1:32:35、男子ダブルスは1:21:09〜1:22:42です。友人のペアどうしでタイムを比べるなら、男女で10分前後の差があることを前提にします
- 男女のタイムの差を見るとき: 男女で使う重さが違い、参加者の層の違いも補正していません。ここでの差は、体力だけの差とは言えません
女性が出るときの部門と重さの選び方は女性がHYROXに出るとき知っておくことにまとめています。これから開かれる大会は日本のHYROX大会一覧で確認できます。
この記事の数字はHYROX公式結果を編集部が集計したもの
この記事の数字は、HYROX公式結果(results.hyrox.com、2026年9月27日確認)をもとに編集部が集計したものです。公式サイトの結果ページを編集部がAIツールを使ってブラウザで閲覧して集計しており、全件を人の手で照合した数字ではありません。千葉2026のオープンとダブルスは、日別の結果を統合して集計しています。公式結果は大会後に修正されることがあり、この記事の数字は確認時点のものです。
読むときの注意点は次のとおりです。
- 対象は日本で開かれた3大会だけです。海外の大会や世界選手権の男女差は集計していません
- 年代や競技経験など、参加者の層の違いは補正していません。男子と女子で参加者の層が違えば、差にはその影響も含まれます
- 差の原因(筋力・体格・重さの違いがそれぞれどれだけ影響しているか)は、この集計からは分かりません。種目ごとの男女差も扱っていません
- ダブルスは公式結果の「HYROX DOUBLES」の一覧を集計したものです。ダブルスのプロの結果は、この記事では別に集計していません
- 完走率・出走者数・途中棄権の人数は今回の集計の対象外です
- 選手個人の氏名は記録・掲載していません。順位の位置とタイムだけを集計しています
- 自分の結果を調べる方法はHYROXの結果の見方にまとめています
KEY TAKEAWAYS
- 男女のタイム差は部門で違います。真ん中の人のタイム(中央値)で、オープンのシングルスは女子が3分8秒〜6分36秒(3.3〜7.1%)遅いです
- ダブルス(男子どうし・女子どうし)の差は9分34秒〜10分35秒(11.7〜12.9%)で、3大会ともほぼ同じ幅でした。リレーは完走した組数が少なく、4分37秒〜9分12秒と大会で変わります
- プロのシングルスは、横浜2025と大阪2026で女子の中央値の方が速く、千葉2026は男子が7分9秒速いという結果でした。女子プロの完走者は75〜94人と少なく、男女差の向きは定まっていません
- ミックスダブルスの中央値(1:25:36〜1:30:11)は、3大会とも男子ダブルスと女子ダブルスの間に入りました
- 男女では使う重さが違います(スレッドプッシュは女子102kg・男子152kg)。この記事の差は、同じ重さで競った差ではありません
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