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Nike Hybrid ラン(ハイブリッド ラン)はHYROX向け? 発売日・価格・重さとメトコン 10・ペガサス 42との違い
Nike Hybrid ラン(Nike Hybrid RN)は、ランニングと筋力トレーニングを1回の練習で続けて行う人向けのトレーニングシューズです。ナイキの資料にHYROXの名前は出てきませんが、「フィットネスレーシングを念頭に設計した」と説明されています。Hybrid ランの説明に出てくる動きは、HYROXの8種目のうちスレッドプッシュなど4種目です(レース当日用のHybrid Flyを含めた2足の説明まで広げると7種目)。日本の価格は17,600円(税込)、グローバルの発売は2026年10月8日で、日本は10月6日時点で「近日発売」です。重さ・ドロップ・サイズ感と、メトコン 10・ペガサス 42との使い分けをまとめました。

Nike Hybrid ラン(ナイキ ハイブリッド ラン、英語名は Nike Hybrid RN)は、ランニングと筋力トレーニングを1回の練習の中で続けて行う人に向けた、ナイキのトレーニングシューズです。HYROX(ハイロックス)向けの靴かというと、ナイキの資料にHYROXの名前は出てきません。ただし、ナイキは「フィットネスレーシングを念頭に設計した」と説明していて、Hybrid ランが想定する動きにはスレッドのプッシュとプル、ファーマーズキャリー、バーピーブロードジャンプなどが並びます。HYROXの8種目のうち4種目に当たる動きです。レース当日用の Hybrid Fly を含めた2足の説明まで広げると、ウォールボールを除く7種目に当たる言葉が出てきます。
日本の価格は17,600円(税込)です。グローバルの発売日は2026年10月8日で、日本の公式オンラインストアは10月6日時点で「近日発売」と表示しています。日本の発売日はまだ出ていません。
この記事は、ナイキの製品ニュースとプレスリリース、日本の商品ページ(いずれも2026年10月6日確認)をもとに、どんな使い方を想定した靴か、発売日と価格、重さやサイズ、メトコン 10・ペガサス 42との使い分けをまとめます。発売前のため、履いた感想は扱っていません。
Nike Hybrid ランはHYROX向けの靴か
ナイキの資料に「HYROX」という言葉は出てきません。製品ニュース、プレスリリース、日本の商品ページ(メンズ・ウィメンズ)のどれにも書かれていません。使われているのは「ハイブリッドトレーニング」と「フィットネスレーシング(fitness racing)」という言葉です。製品ニュースのFAQには「フィットネスレーシングに向いていますか」という質問があり、答えは「はい。フィットネスレーシングを念頭に設計しました」です。対象としているのは、ハイブリッドの大会に向けて練習する人と、HIITなどのクラスに通う人です。
「フィットネスレーシング」は、HYROXが自分の競技を呼ぶときに使っている言葉です。HYROXのルールブックは総合優勝者を「World Champion of Fitness Racing」と呼び、公式YouTubeチャンネルの名前は「HYROX: The World Series of Fitness Racing」です。
ナイキが想定する動きとして挙げている言葉を、HYROXの8種目と並べると次のとおりです。
HYROXの種目 | ナイキの資料に出てくる言葉 | 出てくる資料 |
|---|---|---|
スキーエルゴ | ski ergs | プレスリリース(2足全体の説明) |
スレッドプッシュ | sled pushes/スレッドトレーニング | 製品ニュース・プレスリリース・日本の商品ページ |
スレッドプル | sled pulls/スレッドトレーニング | 製品ニュース・プレスリリース・日本の商品ページ |
バーピーブロードジャンプ | バーピー ブロードジャンプ/burpees | 日本の商品ページ・製品ニュース |
ローイング | rows | プレスリリース(2足全体の説明) |
ファーマーズキャリー | farmer's carries | 製品ニュース |
サンドバッグランジ | lunges | プレスリリース(2足全体の説明) |
ウォールボール | 出てこない | — |
Hybrid ランだけを説明している製品ニュースと日本の商品ページに出てくるのは、スレッドプッシュとスレッドプル、ファーマーズキャリー、バーピーブロードジャンプの4種目です。スキーエルゴ、ローイング、サンドバッグランジに当たる言葉は、プレスリリースにだけ出てきます。プレスリリースの一覧は、レース当日用の Hybrid Fly を含めた「Nike Hybrid」の2足全体の説明で、「lunges」と「rows」がサンドバッグを担ぐランジやローイングマシンのことだとまでは書かれていません。
2足の説明まで広げると、8種目のうち7種目に当たる言葉が出てきます。どの資料にも出てこないのはウォールボールだけです。種目の間に走るランに当たる言葉(runs/短距離走)は、3つの資料すべてに出てきます。
プレスリリースは、Nike Hybrid(Hybrid Fly と Hybrid ランの2足)を、ディラン・スコットのようなハイブリッド競技のトップ選手と一般の選手の両方と協力して検証したと説明しています。スコットはナイキの契約選手で、HYROXの2026年の世界選手権では、賞金と総合優勝を争うElite 15のシングルス男子で優勝しています。
一方で、Hybrid ランはHYROXの公式の靴ではありません。PUMAは、2030年までHYROXの公式スポーツウェア(シューズを含む)を提供するパートナーだと発表しています(HYROXとPUMAの記事)。
大会で履けるかどうかについて、2026/27シーズンのルールブック(シングルス・ダブルス・リレー)は、レース中は常につま先の覆われた靴を履くよう定めています。靴を脱いでよいのは、ウォールボールのステーションだけです。Hybrid ランはつま先の覆われたトレーニングシューズなので、この規定に当てはまります。
発売日と価格
日本の価格は17,600円(税込)で、メンズもウィメンズも同じです。日本の発売日は、10月6日時点で出ていません。

地域・モデル | 発売日 | 価格 |
|---|---|---|
Hybrid ラン(中国) | 2026年9月24日 | 記載なし |
Hybrid ラン(グローバル) | 2026年10月8日 | 140ドル |
Hybrid ラン(日本) | 未掲載(10月6日時点で「近日発売」) | 17,600円(税込) |
Hybrid Fly(レース当日用・グローバル) | 2027年4月 | 未発表 |
- 日本:公式オンラインストアの商品ページは、メンズ・ウィメンズとも「近日発売」の表示で、発売の通知を受け取るボタンがあります。10月1日時点でも同じ表示と価格でした
- グローバル:10月8日に、nike.com と一部の店舗で発売されます。価格は140ドルです
- 中国:9月24日の発売と発表されています。価格は、ナイキの資料に記載がありません
10月8日が日本の発売日にもなるのかは、ナイキの資料からは分かりません。日本で買いたい人は、商品ページの「通知を受ける」のボタンを確認してください。
重さ・ドロップ・サイズ
ナイキが公表している仕様は次のとおりです。
項目 | 内容 |
|---|---|
種類 | トレーニングシューズ(メンズ・ウィメンズ) |
ミッドソール | ReactXフォーム+前足部のAir Zoomユニット |
ドロップ | 7mm |
重さ(片足・日本の商品ページ) | メンズ 約354g(27cm)/ウィメンズ 約288g(24cm) |
重さ(片足・製品ニュース) | メンズ 381.7g(US10)/ウィメンズ 307.1g(US8) |
アウトソール | 全面がラバー。粘着性の高いラバーと耐摩耗性の高いラバーの2種類。幅広 |
アッパー | エンジニアードメッシュ。X字型の補強 |
サイズ感 | 小さめ。通常よりハーフサイズ上がすすめられている |
サイズ展開(グローバル) | メンズ US6〜15/ウィメンズ US5〜12 |
色(日本の商品ページ) | メンズ:ホワイト・ブラック・レーザークリムゾン・メタリックシルバー/ウィメンズ:ホワイト・レーザークリムゾン・フットボールグレー・メタリックシルバー |
品番 | メンズ IV5066/ウィメンズ IO3815 |
原産地 | ベトナム |
ドロップは、かかととつま先の高さの差です。Hybrid ランの7mmは、同じナイキのランニングシューズ「ペガサス 42」の10mmより3mm小さい値です。
重さは、量ったサイズによって数字が変わります。日本の商品ページはメンズ27cm・ウィメンズ24cmの値、製品ニュースはメンズUS10・ウィメンズUS8の値です。ナイキのサイズ表では、メンズのUS10は28cm、ウィメンズのUS8は25cmに当たります。
サイズは、日本の商品ページが「通常よりハーフサイズ上」をすすめています。小さめのサイズ感で作られているため、という説明です(メンズ・ウィメンズとも)。ナイキのサイズ表は0.5cm刻みです。グローバルのサイズ展開は、サイズ表に当てはめるとメンズが24〜33cm、ウィメンズが22〜29cmです。日本で販売されるサイズの範囲は、発売後に商品ページで確認してください。
ReactXフォームは、軽さ・柔らかさ・反発をねらったナイキ独自の素材で、2023年に登場しました。前足部のAir Zoomユニットと合わせて、ナイキのランニングシューズにも使われているクッションです。
日本の商品ページの商品名は、10月6日時点でメンズが「ナイキ ハイブリッド ラン」、ウィメンズが「Nike Hybrid ラン」です。表記は違いますが、同じ靴のメンズとウィメンズです。
ナイキが説明する4つの特徴
日本の商品ページは、Hybrid ランの特徴を4つに分けて説明しています。
- クッション:ミッドソールはReactXフォームで、前足部にAir Zoomユニットが入っています。重いウェイトを持つときやスレッドのトレーニングでも沈み込みすぎない柔らかさにした、という説明です
- 安定:アウトソール(靴底)が幅広です。かかとを覆うラバーが、重いウェイトを持ったときにミッドソールのフォームが膨らむのを防ぎます
- グリップ:アウトソールには、粘着性の高いラバーと、すり減りにくいラバーの2種類が使われています。製品ニュースは、想定する床としてトレッドミル、人工芝、ジムの床を挙げています
- 足の固定:アッパー(足の甲を覆う部分)のX字型の補強が靴ひもと連動して、足を固定します。バーピーブロードジャンプから短い距離のランに移るときや、横の動き、方向転換のときに足を支えるためのものです
4つとも、メーカーによる説明です。HYROXの種目で関係が深いのはグリップで、HYROXの公式サイトはスレッドプッシュの準備として、滑りにくい靴を用意するよう案内しています。Hybrid ランの靴底が大会の床で実際に滑らないかは、発売前のため確かめられていません。
ナイキによると、開発は2025年1月に始まり、ハイブリッドの選手によるテストと3回の大きな設計変更を経て、今の形になりました。既存のランニングシューズやトレーニングシューズを作り変えた靴ではなく、ハイブリッドトレーニングとフィットネスレーシングのために設計した靴だと説明しています。
メトコン 10・ペガサス 42・フリー メトコンとの使い分け
ナイキ自身が、製品ニュースのFAQで使い分けを説明しています。
- 走ることだけが目的の人:ペガサス 42のような通常のランニングシューズ
- 筋力トレーニングだけをする人:メトコン 10
- ランニングと筋力トレーニングを同じ練習の中で行う人:Hybrid ラン

3足の仕様を、日本の商品ページの値で並べます。
項目 | Hybrid ラン | ペガサス 42 | メトコン 10 |
|---|---|---|---|
種類 | トレーニングシューズ | ランニングシューズ | トレーニングシューズ |
ナイキの説明 | ランニングと筋力トレーニングを1足で | 毎日のロードランニング | 重いウェイトを持ち上げるときの安定 |
価格(税込・メンズ) | 17,600円(近日発売) | 17,600円 | 19,030円 |
重さ(27cm・片足) | 約354g | 約280g | 約305g |
ドロップ | 7mm | 10mm | 記載なし |
クッション | ReactXフォーム+前足部のAir Zoomユニット | ReactXフォーム+フルレングスのAir Zoomユニット | ReactXフォーム。かかとの下にHyperliftプレート |
アウトソール | 幅広。2種類のラバーで全面を覆う | ワッフルアウトソール(耐摩耗性の高いラバーと溝) | フラットで粘着性の高いラバー |
価格と重さは2026年10月6日時点の値です。ペガサス 42とメトコン 10は色によって価格が違います。ペガサス 42には18,700円の色があり、メトコン 10には10月1日時点で16,199円のセール価格の色がありました。
27cmの重さで比べると、3足でいちばん重いのは Hybrid ランです。ペガサス 42より約74g、メトコン 10より約49g重くなります。ドロップは、ペガサス 42より3mm小さい7mmです。メトコン 10のドロップは、商品ページに数値がありません。
ランと種目を続けて行う練習の組み方は、コンプロマイズドランの記事で扱っています。
同じナイキのほかの2足との関係は次のとおりです。
- フリー メトコン:ナイキは、Hybrid ランとは別の靴だと説明しています。フリー メトコンは、長い距離を走る用途には設計されていません
- Hybrid Fly:Hybrid ランと同時に発表された、レース当日用の靴です。2027年4月にグローバルで発売される予定で、価格は発表されていません。ZoomXフォーム、フルレングスのカーボンプレート、前足部の2つのAir Zoomユニットを組み合わせています。Hybrid ランは日々の練習用という位置づけですが、ナイキはフィットネスレーシングにも向いていると答えています
PUMA・リーボックの靴との価格の違い
HYROXの靴として検討するなら、公式パートナーのPUMAの靴も比べる対象になります。
靴 | メーカーの説明 | 価格(税込) |
|---|---|---|
Nike Hybrid ラン | ランニングと筋力トレーニングを1足で行うトレーニングシューズ | 17,600円(近日発売・10月6日時点) |
PUMA x HYROX ディヴィエイト ニトロ エリート 4 | HYROXのために設計した、PUMA初の専用シューズ | 30,800円(10月1日時点) |
PUMA x HYROX ヴェロシティ ニトロ 5 | 用途は「トレーニング」。ランニングからサーキットトレーニングまで使える靴 | 17,600円(10月4日時点) |
リーボック ナノ X4 | 「リフトアンドラン」を掲げたトレーニングシューズ | 18,700円(通常価格・9月30日時点) |
Hybrid ランは、PUMAの専用シューズより13,200円安く、PUMA x HYROX ヴェロシティ ニトロ 5と同じ価格です。ヴェロシティ ニトロ 5は、実際に買った人の感想をレビュー記事にまとめています。
各社の靴の重さ・ドロップの比較と選び方はHYROXのシューズの選び方、世界選手権でトップ選手が履いた靴はトップ選手が履いた靴の記事で扱っています。
よくある質問
Nike Hybrid ランの日本の発売日はいつですか。
2026年10月6日時点で、日本の発売日は出ていません。日本の公式オンラインストアは「近日発売」の表示です。グローバルでは10月8日に発売されます。
価格はいくらですか。
日本では17,600円(税込)で、メンズとウィメンズは同じ価格です。グローバルの価格は140ドルです。
サイズはどう選べばよいですか。
日本の商品ページは、小さめの作りのため、通常よりハーフサイズ上をすすめています。
ランニング用の靴として使えますか。
走ることだけが目的の人には、ナイキはペガサス 42のような通常のランニングシューズをすすめています。Hybrid ランは、スプリントと筋力トレーニングを組み合わせる練習を想定した靴です。
HYROXの大会で履けますか。
ルールブックの靴の規定には当てはまります。2026/27シーズンのルールブック(シングルス・ダブルス・リレー)は、レース中は常につま先の覆われた靴を履くよう定めていて、脱いでよいのはウォールボールのステーションだけです。Hybrid ランは、つま先の覆われたトレーニングシューズです。
KEY TAKEAWAYS
- Nike Hybrid ランは、ランニングと筋力トレーニングを1回の練習で続けて行う人向けのトレーニングシューズです。ナイキは「フィットネスレーシングを念頭に設計した」と説明していますが、資料にHYROXの名前は出てきません
- Hybrid ランの説明に出てくる動きは、HYROXの8種目のうち4種目(スレッドプッシュ・スレッドプル・ファーマーズキャリー・バーピーブロードジャンプ)です。レース当日用の Hybrid Fly を含めた2足の説明まで広げると、ウォールボールを除く7種目になります
- Hybrid ランはHYROXの公式の靴ではありません。PUMAは、2030年までHYROXの公式スポーツウェア(シューズを含む)を提供するパートナーだと発表しています
- 日本の価格は17,600円(税込)で、メンズもウィメンズも同じです。グローバルは2026年10月8日発売で140ドルです。日本は10月6日時点で「近日発売」の表示で、発売日は出ていません
- ドロップは7mmです。重さは片足で、メンズ27cmが約354g、ウィメンズ24cmが約288gです。小さめの作りで、通常よりハーフサイズ上がすすめられています
- ナイキの使い分けは、走ることだけが目的ならペガサス 42、筋力トレーニングだけならメトコン 10、両方を同じ練習で行うなら Hybrid ランです。27cmの重さは、3足の中で Hybrid ランがいちばん重くなります
- レース当日用の Hybrid Fly は、2027年4月にグローバルで発売される予定です。価格は発表されていません
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