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HYROXのカテゴリー(シングルス・ダブルス・リレー)の違い|1人・2人・4人で何が変わるか
HYROXには1人のシングルス、2人1組のダブルス、4人1組のリレーの3つの出方があります。ラン合計8km・8種目というコースの骨格と、種目の重さは人数が変わっても同じです。違うのは分担の仕方、選べる部門の数、年齢区分の数え方。友達やパートナーと出るならどれが合うか、公式ルールブックの原文から比較しました。

HYROX(ハイロックス)のカテゴリー(出方)は3つあります。1人で出るシングルス、2人1組のダブルス、4人1組のリレーです。友達やパートナーと出るなら、まず決めるのは何人で出るかです。
結論から言うと、コースの骨格と種目の重さは、何人で出ても変わりません。1kmのランのあとに1種目、これを8回繰り返してラン合計8km・8種目というレースの形は3つとも共通です。重さも「人数が増えたから軽くなる」ことはなく、性別と部門(オープン・プロ)だけで決まります。
変わるのは、その8kmと8種目をどう分担するか、選べる部門の数、年齢区分の数え方の3つです。ここでいう部門や年齢区分は、申込のときに選ぶ出場のカテゴリーのことです(公式のチケットページでは、年齢区分を「年齢カテゴリー」と表記しています)。公式ルールブック(シングルス・ダブルス・リレー、2026/27シーズン版)の原文から、3つの出方を横に並べて比較します。
コースと重さは、何人で出ても変わらない
3冊のルールブックはいずれも「1kmのランのあとに1種目を行い、これを8回繰り返す」というレース構成を同じ言葉で説明しています。ラン合計8km・8種目という骨格は、シングルスでもダブルスでもリレーでも同じです。
重さも同様です。たとえばスレッドプッシュ(ソリ込みの重さ)は、女子オープンなら102kg、男子オープンなら152kgで、これはシングルス・ダブルス・リレーの3つとも共通の数字です。「2人や4人で出れば1人あたりの重さが軽くなる」という決まりはありません。ダブルスとリレーで軽くなるのは、その重さを何回・何メートル自分が担当するかであって、1本あたりの重さそのものではありません。
分担の仕方が、3つの出方でまったく違う
同じ8km・8種目でも、実際の進み方は出方ごとに大きく異なります。
シングルスは、8kmのランと8種目のすべてを1人でこなします。 分担する相手がいないので、ペース配分もすべて自分の判断です。
ダブルスは、ランを2人そろって走ります。 各1kmの区間は2人が必ず一緒に走るルールで、どちらか一方だけが先に行くことは認められていません(1分のペナルティの対象になります)。分担できるのは種目の回数・距離のほうで、「You Go I Go」方式と呼ばれる交代制です。1人が動いている間もう1人は休み、自分たちで決めた回数・距離で交代します。ランのあとは2人そろって種目のエリアに入り、規定の回数・距離を終えたら2人そろって出ます。休んでいる側も座ったり寝転んだりはできず、立ったまま種目のエリア内にとどまり、他の選手の妨げにならないようにする決まりです。つまりダブルスでは、ランは2人とも8km全区間を走り、分担できるのは種目の回数だけです。
リレーは、4人のチームで1人がランを2本(1kmを2回、合計2km)と、それに続く2種目を担当します。この配分(1人あたりラン2本・種目2つ)はどの部門でも同じです。ただし、その2本のランと2種目を連続してこなすか、1本終えるたびに交代ゾーンへ戻って別のメンバーに次を任せるかは、チームが自由に決めてよいことになっています。ダブルスの「1つの種目の最中に細かく交代する」方式とは仕組みが違いますが、誰がどの区間を担当するかが最初から固定されているわけではありません。
この違いを人あたりの走行距離で見ると、シングルスは8km、ダブルスも実質8km(2人とも全区間を走るため)、リレーは2km(自分が担当する2本ぶんだけ)になります。「人数が増えるほど自分が走る距離は短くなる」というイメージは、ダブルスには当てはまりません。


選べる部門の数が、シングルス・ダブルス・リレーで違う
部門の分かれ方も出方ごとに違います。
- シングルスは4部門(女子・女子プロ・男子・男子プロ)。ルールブックの原文にも「HYROXは4つの部門を用意している」と明記されています。このほかに申込み方法が別枠のアダプティブ部門があります。
- ダブルスは5部門(女子・女子プロ・男子・男子プロ・ミックス)。ルールブックには「HYROXは5つの部門を用意している」とあります。ミックスにはプロの区分がなく、重さは男子オープン・女子プロと同じ列を使います。
- リレーは3部門(女子・男子・ミックス)だけで、プロの区分自体がありません。ルールブック全体を確認しても、プロという名前の付いた部門は出てきません。
つまり「プロに挑戦できるかどうか」は、シングルスとダブルスにはあってもリレーにはない選択肢です。友達4人で気軽に出たいならリレーは選びやすい一方、記録にこだわって部門を選びたいならシングルスかダブルスになります。
年齢区分の数え方も、出方によって違う
年齢区分の決め方そのものが3つで異なります。
シングルスは、本人の大会当日の年齢で年齢区分が決まります。ダブルスは、2人の大会当日の平均年齢です。リレーも4人の平均年齢で決まりますが、区分の細かさがシングルス・ダブルスとはまったく違います。
シングルス・ダブルスの年齢区分は、U24(16〜24歳)から85-89歳まで5歳刻みで14通りあります。一方、リレーの年齢区分は「Under 40」「40+」の2通りだけです。ルールブックにある例では、24歳・38歳・48歳・40歳の4人チームは平均37.5歳になり、Under 40に分類されます。
年齢区分ごとの順位・表彰・表彰の旗(フラッグ)は、シングルス・ダブルスでは通常どおり適用されるとルールブックに明記されています。リレーのルールブックには表彰・表彰の旗についての記載はなく、年齢区分内での順位付けのみが明記されています。同じ「平均年齢」でもリレーだけ区分の粒度が粗い点とあわせて、上の年代のメンバーを誘うときに知っておきたいポイントです。
大会の開催日も、出方によって決まっている
出場する曜日も、出方によって変わることがあります。大阪2027の暫定スケジュールでは、シングルス・ダブルスは2027年1月21日から25日の間で部門ごとに複数日に分かれて開催される一方、リレーは2027年1月22日の1日だけに設定されています。プロ部門(シングルス・ダブルス)も1月22日または23日に固まっています。
友達やパートナーと旅程を合わせて出るなら、リレーは「1日で終わる」ぶん旅行の日程が組みやすい半面、選べる日が1日しかないという制約にもなります。大会ごとに日程は変わるため、実際に申し込む際は各大会の最新スケジュールを確認してください。
誰と出るか迷ったら
- 1人で自分のペースを試したい、または一緒に出る相手がまだいない → シングルス。8kmと8種目のすべてを自分の判断で進められます
- パートナーや友達と息を合わせて進みたい、ただしランも一緒に走りたい → ダブルス。ランは2人一緒、種目は交代制で、ペア特有の駆け引きが楽しめます
- グループで気軽に、1人あたりの運動量を抑えて出たい → リレー。1人が担当するのはラン2kmと2種目だけで、プロを目指す競り合いはありません
どの出方でも、練習で慣れておきたい種目の重さそのものは共通です。スレッドプッシュの押し方や大会でのルールはHYROXのスレッドプッシュにまとめています。
KEY TAKEAWAYS
- HYROXの出方はシングルス(1人)・ダブルス(2人)・リレー(4人)の3つ。ラン合計8km・8種目というコースの骨格と、種目の重さは、どの出方でも変わらない
- 分担の仕方はまったく違う。シングルスは1人ですべて担当、ダブルスはランを2人そろって全区間走り、種目だけ交代制、リレーは1人がラン2本(2km)+続く2種目を担当(連続でこなすか他のメンバーを挟んで分割するかはチームが決める)
- 選べる部門の数は、シングルス4・ダブルス5・リレーはプロの区分自体が無く3部門のみ
- 年齢区分の決め方は、シングルスが本人の年齢、ダブルス・リレーはチームの平均年齢。ただし区分の細かさはシングルス・ダブルスが14通り、リレーは「40歳未満」「40歳以上」の2通りとまったく違う
- 大会の開催日も出方で変わることがある(大阪2027の暫定日程ではリレーのみ1日開催)。旅程を合わせるなら事前に確認する
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