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大会 · 13 MIN READ

HYROXのレース中の下痢・腹痛はなぜ起こる? 原因と防ぎ方、前日・当日の食事とジェル・鎮痛薬の注意、北京大会のあとのルール

HYROX(ハイロックス)のレース中の下痢や腹痛は、強い運動で腸への血流が減ること、走る衝撃、食べた物や飲んだ物が重なって起こります。運動中の胃腸の不調は、持久系の競技者の30〜50%が経験するとされます(HYROXの選手を調べた数字ではありません)。防ぐには、前日から食物繊維と脂質の多い料理を控え、鎮痛薬(NSAIDs)を避け、水分が足りた状態でスタートし、ジェルは水と一緒に、練習で試したものを使います。2026/27シーズンのルールブックには、血液・嘔吐物・尿・便が健康や汚染のリスクになる場合に選手を除外できる条文があり、2025/26シーズンのシングルス版には見当たりません。

HYROXのレース中の下痢・腹痛はなぜ起こる? 原因と防ぎ方、前日・当日の食事とジェル・鎮痛薬の注意、北京大会のあとのルール

HYROX(ハイロックス)のレース中に起こる下痢や腹痛は、運動中の胃腸の不調の1つです。運動中の胃腸の不調は、持久系の競技者の30〜50%が経験するとされます(HYROXの選手を調べた数字ではありません)。主な原因は、強い運動で腸への血流が減ること、走る動作の衝撃、食べた物や飲んだ物の3つです。防ぐために研究の総説が勧めているのは、大会の前日から食物繊維の多い食べ物を避ける、鎮痛薬(NSAIDs)を避ける、水分が足りた状態でスタートする、ジェルなどの糖質は水と一緒に摂り、大会の前に練習で何度も試しておくことです。鎮痛薬のレース前の使用は、とくに胃腸の不調があったことのある人に控えるよう勧めています。

2026年9月には、北京の大会で女子のトップ部門を制した選手が、レース中に便を漏らしたとみられると報じられました。原因は公表されていません。2026/27シーズンのルールブックには、血液・嘔吐物・尿・便が健康や汚染のリスクになる場合にレースディレクターが選手を除外できる条文があり、2025/26シーズンのシングルスのルールブックにはこの条文が見当たりません。補給食はスタートから自分で持ち、レース中にほかの人から受け取ることはできません。

この記事は、運動中の胃腸の不調と補給についての総説3本(Sports Medicine誌)とシステマティックレビュー1本(Alimentary Pharmacology & Therapeutics誌)、IOCの合意声明、農林水産省の資料、HYROXの公式ルールブック(2025/26・2026/27シーズン)、千葉2026のイベントガイド、CNN.co.jpなどの報道をもとにしています(2026年10月21日確認)。研究はHYROXの選手を調べたものではなく、食事の助言は限られた研究と経験にもとづくものだと総説自身が断っています。

01

北京大会で報じられたこと

2026年9月12日、北京の国家速滑館で行われたHYROX北京の女子のトップ部門(Women's Pro)で、選手がレースの途中で便を漏らしたとみられる出来事があったと、CNN.co.jp・Sixth Tone・IBTimesが報じています。選手はそのまま走りきって優勝しました。HYROXは走る区間と種目を交互に行い、種目の器具はほかの選手と共有するため、後から来た選手も同じ場所と器具を使いました。

原因は公表されていません。IBTimesは、原因を特定する医学的な情報は出ておらず、特定の食べ物や病気に結びつける根拠はないと書いています。

報道によると、HYROXの共同創設者はその後、レース中にすぐ対応しなかったのは誤りだったと謝罪しました。主催者の声明は、医療と汚染への対応の手順はあったものの、トップ選手向けと一般参加向けの手順のどちらを当てはめるかが曖昧になったと説明しています(声明は削除されていて、内容は報道によります)。HYROX中国は、該当の場所を閉鎖して消毒し、汚れた器具を撤去して、会場のカーペットを交換したと発表しました。選手も後日、コースから出なかったことを後悔していると謝罪し、さかのぼって棄権扱いにして獲得したポイントを返上すると表明しています。

Sixth Toneは、HYROXが9月14日(月)にオンラインのルールブックを更新し、血液・嘔吐物・尿・便が健康や汚染のリスクになる場合に、レースディレクターが選手をレースから外せると明記したと報じています。公式のルールブックで確かめると、この条文は2026/27シーズン版にあり(シングルスは§12.3)、2026年5月の時点で公開されていた2025/26シーズンのシングルスのルールブック(英語版)には見当たりませんでした。ただし、条文が足された日は公式の資料では確かめられず、9月14日という日付は報道によるものです。

02

運動中にお腹を壊しやすいのはなぜか

運動中の胃腸の不調は珍しいものではありません。総説によると競技者の30〜50%が経験し、長距離のランナーでは30〜90%という推定もあります。多くは軽く、健康上の問題はありませんが、まれに胃の出血性の炎症や血便、腸の虚血のような重い状態になることがあります。症状は胃のあたりに出る上部の症状と、下痢などの腸に出る下部の症状に分けられ、下部の症状のほうが重いことが多いとされています。

原因は、生理的・機械的・栄養的の3つに分けられます。

1つ目の生理的な原因は、腸への血流が減ることです。強い運動では、働いている筋肉と皮膚に血液が回され、最大の強さの運動では内臓への血流が最大で80%減ることがあります。水分が足りないときはとくに減りやすく、主な原因の1つと考えられています。ただし、血流の減少が症状につながる仕組みは、まだはっきり確かめられていません。

2つ目の機械的な原因は、走る衝撃と飲み込む空気です。症状は自転車の選手よりランナーに多く、走る動作の繰り返しの衝撃で胃腸が揺すられることが、下痢や便意などの下部の症状につながると考えられています。息が上がったときや、ボトルから飲むときに空気を飲み込むと、胃の不快感が出ることもあります。

3つ目の栄養的な原因は、食べた物と飲んだ物です。食物繊維・脂質・たんぱく質・果糖は症状の出やすさと関係があるとされ、濃い糖質の液や浸透圧の高い飲料(500mOsm/L超)も症状が増えることと関係していました。水分の不足も症状を悪くします。ただし、何も食べていなくても起こることがあります。

運動中の胃腸の不調の原因ごとにできること。腸への血流が減る生理的な原因は、最大の強さの運動では最大80%減ることがあり、水分が足りた状態でスタートし、前日は日中から少しずつ飲む。走る衝撃と飲み込む空気の機械的な原因は、ランナーに多く、補給を摂りながら走る練習をする。食べた物・飲んだ物の栄養的な原因は、食物繊維・脂質・たんぱく質・果糖・濃い糖質の液で、前日から食物繊維と脂質の多い料理を控え、ジェルは水と一緒に摂り、初めての物を本番で試さない。鎮痛薬とカフェインは、NSAIDsで消化管の合併症が3〜5倍、カフェインの摂りすぎは下痢・吐き気につながり、鎮痛薬は避け、胃腸の不調があった人はとくにレース前の使用を控え、カフェインは練習で試した量だけにする
出典:運動中の胃腸の不調の総説(Sports Medicine)、農林水産省(2026年10月21日確認)。数字は運動する人全般を調べた研究の値です

HYROXは1kmのランのあとに1種目を行い、これを8回繰り返します。公式サイトは、完走まで平均で約90分かかると説明しています。システマティックレビュー(Costaほか)は、運動が強く長くなるほど胃腸の乱れの指標が増え、暑さと走る運動で悪化しやすいとしたうえで、最大酸素摂取量の60%の強さで2時間以上の運動を、体力に関係なくはっきりした乱れが出る目安に挙げています。HYROXの平均の完走時間はこの目安より短いものの、走る区間が8回あり、ランと種目を切り替えながら進む競技です。走る・止まるを繰り返す往復走のテストでは、液体が胃から出ていく速さがおよそ半分に落ちたという研究もあります。どれもHYROXそのものを調べた研究ではありませんが、運動が胃腸の働きに与える影響の多くは、運動が強くなるほど大きくなるとされています。

起こりやすさには個人差が大きく、重い胃腸の不調が出た割合は、マラソンと自転車で4%、アイアンマン(トライアスロン)で最大32%と報告されています。同じ競技の中でも人による差が大きく、過去に胃腸の不調があった人ほど起こしやすいとされています。練習中にお腹を壊したことがある人ほど、次の節の準備が役に立ちます。

03

前日から当日の食事で控えるものと鎮痛薬の注意

HYROXでお腹の不調を防ぐために、大会の前の練習からレース中までにすること。練習では本番と同じジェル・飲み物を何度も試し、ジェルとカフェインの量を試す。前日から当日の朝は、食物繊維・脂質の多い料理と初めての店・料理を控え、水分は日中から少しずつ飲む。レース中はジェルを水と一緒に摂り、カフェインは当日の朝から練習で試した量だけにする
出典:運動中の胃腸の不調と補給の総説(Sports Medicine)、トレーニングガイド、HYROX公式ルールブック 2026/27、農林水産省(2026年10月21日確認)

総説の勧めと、海外のトレーニングガイドが書いている前日の食事の勧めを、控えるものごとにまとめます。

控えるもの

理由

代わりにすること

食物繊維の多い食べ物(大会の前日、または数日前から)

食物繊維は胃腸の症状の出やすさと関係している。前日の夕食で避けるよう勧めるトレーニングガイドが3件ある

消化のよい炭水化物を中心にする(Women's Health 南アフリカ版の勧め)

脂質の多い料理・クリーム系・辛いもの

脂質は症状の出やすさと関係している。前日の夕食で脂質やクリーム系、辛いものを避けるよう勧めるトレーニングガイドが2件ある

何度も食べたことのある料理にする(Hyrox Vaultはシンプルなパスタ、ご飯と鶏肉を例に挙げる)

果糖だけの飲み物

果糖は症状の出やすさと関係している

ブドウ糖と果糖を組み合わせたものは問題が出にくいとされる

初めて食べる物・初めての店の料理

総説は、大会の前日と当日の食事の計画を、大会の前に何度も試すよう勧めている。Hello Hyroxは、初めての店の辛いカレーなどを避けるよう書いている

練習の前に食べて問題がなかった物を選ぶ

鎮痛薬(アスピリン、イブプロフェンなどのNSAIDs)

飲まない場合に比べて、上部の消化管の合併症(粘膜の出血・穿孔)が3〜5倍になることと関連している。イブプロフェンは、運動で起きる小腸の損傷を悪くすることが示されている

総説は鎮痛薬を避けるよう勧め、とくに胃腸の不調があったことのある人には、レース前の使用を控えるよう勧めている。日ごろ飲んでいる薬がある人は、医師・薬剤師に相談する

水分の不足

脱水は症状を悪くする。水分が足りない状態で運動すると、胃から水分や食べ物が出ていく速さも落ちる

前日は日中から少しずつ飲み、水分が足りた状態でスタートする(前夜にまとめて飲むのではなく日中から少しずつ飲むよう勧めるトレーニングガイドが2件ある)

カフェインの摂りすぎ

摂りすぎると下痢や吐き気が起こることがある(農林水産省)

練習で試した量にとどめる(次の節)

総説は結論で、たんぱく質・脂質・食物繊維・乳製品を避ける食べ物の選び方と、栄養の練習を組み合わせることで、運動中の胃腸の不快感の危険を減らせるとしています。食物繊維を控えるのは大会の前の日か数日前の話で、練習している期間は、食物繊維を十分に含む食事のほうが便通を整えるのに役立つとも書いています。

大阪や名古屋など、遠くの大会に旅行を兼ねて出る場合は、前日の夕食が初めての店になることがあります。そのときも、辛いものやクリーム系、食物繊維の多い料理を避け、ふだん食べ慣れた料理に近いものを選ぶと、上の表の考え方に沿います。前日の過ごし方と荷造りは前日にやることの記事、前日と当日に摂る炭水化物と水分の量は補給の記事で扱っています。

鎮痛薬について、総説はとくに、胃腸の不調が続く人や繰り返す人は避けるよう勧めています。痛みに備えてレースの前に痛み止めを飲む習慣がある人は、出場の前に医師・薬剤師に相談してください。

04

ジェルとカフェインでお腹を壊さないための摂り方

糖質を補給すること自体が悪いわけではありません。総説は、ジェルなどの糖質は十分な水と一緒に摂るか、糖質の濃度が低い飲み物を選ぶよう勧めています。固形の食べ物と濃い糖質の液は水分の吸収を遅らせることも示されていて、糖質の補給は水分補給の計画と釣り合わせる必要があります。HYROXでは、Roxzone(ランと種目の間を行き来するエリア)を通るたびに、その前・途中・後のどこかで少なくとも1回は水が用意されます。ジェルは給水のタイミングに合わせて摂ると、水と一緒にしやすくなります。

ブドウ糖と果糖のように吸収の経路が違う糖質を組み合わせた飲料は、同じ量のブドウ糖だけの飲料より胃腸の症状が少ない傾向があると、総説の著者らの研究室は一貫して報告しています。ただし同じ総説は、こうした栄養の工夫に効果があるという証拠はまだ足りないとも書いています。ジェルの成分表示で糖の種類を見るときの参考にとどめてください。

量も関係します。運動中の糖質の補給についての総説(Jeukendrup)は、約1時間の運動では、糖質の飲料で口をすすぐか少量の糖質を摂ることで成績が上がると研究で示されているとし、30分〜1時間ほどの運動では大量の糖質を摂る必要はないとしています。これはHYROXの平均の完走時間(約90分)より短い運動の話です。同じ総説は、多めに摂ると胃腸の不調を訴える選手がときどきいるとも書いています。90分前後の運動で摂る量と完走時間ごとに持つ袋数の目安、成分表示の見方はジェルの選び方の記事にまとめています。

カフェインも胃腸に関係します。農林水産省は、カフェインを摂りすぎると下痢や吐き気、嘔吐が起こることがあるとしています。IOC(国際オリンピック委員会)の合意声明は、体重1kgあたり9mg以上の大量摂取では効果が増えず、吐き気・不安・不眠などの副作用が出やすくなるとし、量とタイミングは大会の前に練習で試すよう勧めています。英国食品基準庁は、カフェインを含むサプリメントをほかのカフェイン源と合わせて計算するよう勧めています(農林水産省の紹介による)。カフェイン入りのジェル、エナジードリンク、コーヒーを同じ日に重ねる人は、合計の量を確かめておきます。量とタイミングの目安はサプリの記事で扱っています。

05

練習で胃腸を慣らしておく方法

運動中に水分や食べ物を摂ることに慣れていない選手は、慣れている選手に比べて胃腸の症状が出る危険が2倍だったという報告があります。胃腸の慣らし方についての総説は、胃から中身が出ていく速さや胃の不快感は「鍛えられる」とし、慣らす方法として、練習中にレースで使う量の糖質を実際に摂ってみることを挙げています。効果は糖質やたんぱく質など栄養素ごとに現れるとされているので、本番と同じジェルや飲み物を、本番と同じタイミングで試しておきます。

走りながら汗の量に合わせて飲む練習を繰り返すと、胃から出ていく速さは変わらなかったものの、胃の快適さはよくなったという研究もあります。走る衝撃のような機械的な原因についても、影響を減らす方法は一般に練習しかないとされています。

運動中の糖質の補給についての総説(Jeukendrup)も、胃腸の不調が起こる可能性を減らし、腸の吸収能力を高めるために、大会で使う補給の方法を練習で試すことを強く勧めています。ただし、慣れるまでにどのくらいかかるか、どのくらいの頻度で練習すればよいかは、まだ研究が必要だとされています。

06

補給と衛生についてHYROXのルールブックで決まっていること

2026/27シーズンのルールブックでは、自分の補給食や飲み物を使う場合、スタートの時点から自分で身につけて持ち込む必要があります。レース中にエイドステーション以外の誰かから飲み物や補給食を受け取ると「外部からの補助」とみなされ、反則の一覧では違反ごとに2分のペナルティです。受け取る相手に例外は書かれておらず、応援に来た友達から受け取ることもできません。お腹に合うと練習で確かめた補給は、スタートの前に自分で持っておきます。持ち込める物は持ち物の記事、ペナルティの一覧はペナルティの記事で確かめられます。

衛生については、2026/27シーズンのルールブックに、選手の血液・嘔吐物・尿・便が本人やほかの選手の健康上または汚染のリスクになる場合、レースディレクターがHYROXの医療・衛生の手順に沿って、医学的な理由で選手をレースから除外できる条文があります。除外されると、リーダーボードにDNF(Did Not Finish)と記録されます。

形式

衛生上の除外の条文(2026/27シーズン)

シングルス

§12.3

ダブルス

§12.3

リレー

§10.3

アダプティブ

§13.3

HYROX Japanが公開している日本語版のルールブックにも、同じ文面の条文があります。症状が出たら必ず除外になるとは書かれておらず、リスクがあるかどうかを判断するのはレースディレクターです。2025/26シーズンのシングルスのルールブック(英語版)には、この条文が見当たりません。ルールブックの日本語版の入手先はルールブックの記事で確かめられます。

レース中にトイレへ行ってよいか、その間タイムが止まるかを定めた条文は、2026/27シーズンのどの形式のルールブックにもありません。報道では、トイレを使うとその時間も自分のレースタイムに含まれると話す参加者がいますが、公式の決まりではありません。トイレについての決まりと会場の場所はトイレの記事で詳しく扱っています。

07

レース中にお腹が痛くなったときの動き方

千葉2026のイベントガイドは、会場内とレースコース上に医療スタッフが待機しているとし、体調不良のときは無理をせず、近くのHYROXクルー・ボランティア・医療スタッフにすぐ声をかけるよう案内しています。同じガイドは、体調が優れないときや不安があるときは参加を見合わせるようにも書いています。前日や当日の朝からお腹の調子が悪いときは、この案内に沿って出場するかどうかを決めてください。

北京の出来事では、選手本人が後日、コースから出なかったことを後悔していると表明し、HYROXの共同創設者もレース中にすぐ対応しなかったことを誤りとして謝罪しました。レース中に下痢の症状が出たときも、千葉2026のイベントガイドの案内のとおり、近くのHYROXクルー・ボランティア・医療スタッフに声をかけます。途中でやめたときの記録の扱いは制限時間の記事にあります。

練習でもたびたびお腹を壊す人や、血便が出たことがある人は、自己判断で済ませず、医療機関で相談してください。総説も、多くは軽いとしつつ、まれに重い状態になることがあると書いています。

08

KEY TAKEAWAYS

  • HYROXのレース中の下痢や腹痛は運動中の胃腸の不調の1つで、運動中の胃腸の不調は持久系の競技者の30〜50%が経験するとされます(HYROXの選手を調べた数字ではありません)
  • 主な原因は、強い運動で腸への血流が減ること、走る衝撃と飲み込む空気、食物繊維・脂質・果糖・濃い糖質の液などの食べた物と飲んだ物です
  • 大会の前日から食物繊維と脂質の多い料理を控え、何度も食べたことのある料理にします。遠征先でも初めての店の辛いものは避けます
  • 鎮痛薬(NSAIDs)は消化管の合併症と関連していて、総説は避けるよう勧めています。とくに胃腸の不調があったことのある人は、レース前の使用を控えます
  • ジェルは水と一緒に摂り、レースで使うものを練習で何度も試して胃腸を慣らします。カフェインの摂りすぎは下痢や吐き気の原因になります
  • 補給はスタートから自分で持ち、レース中にエイドステーション以外から受け取ると違反ごとに2分のペナルティです
  • 2026/27シーズンのルールブックには、血液・嘔吐物・尿・便が健康リスクになる場合にレースディレクターが選手を除外できる条文があり、2025/26シーズンのシングルスのルールブックには見当たりません
  • 2026年9月の北京大会の出来事は、原因が公表されていません。レース中に症状が出たら、近くの係員か医療スタッフに伝えます
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