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大会 · 11 MIN READ

HYROXに優先エントリーはある? トレーニングクラブ会員の先行エントリーの仕組みと条件

HYROX(ハイロックス)には、公式トレーニングクラブの会員が一般販売より先に申し込める先行エントリーがあります。ただし、何時間前に始まるか・枠の数・対象の会員は公式に公表されておらず、大会ごと・ジムごとに確かめる必要があります。公式が書いていることと書いていないこと、先行を案内している日本の4つのジムの条件、TRIVEの大阪2027の流れ、入会の前にジムへ確認したい8項目をまとめました。

HYROXに優先エントリーはある? トレーニングクラブ会員の先行エントリーの仕組みと条件

HYROX(ハイロックス)には、一般販売より先にチケットを申し込める優先エントリーがあります。HYROX Japanの資料では「先行エントリー」や「アーリーアクセス」と呼ばれています。千葉2026の公式イベントガイドは、公式トレーニングクラブ(HYROXに加盟しているジム)にメンバーとして参加する利点の一つに「レースへの先行エントリー」を挙げ、公式FAQには、パートナージムを通じて買ったアーリーアクセスのチケットについての質問と回答があります。ただし、加盟ジムの会員になれば必ず使える特典ではありません。一般販売の何時間前に始まるのか、何人分の枠があるのか、どの会員が対象なのかをHYROXは公表していないので、条件は大会ごと、ジムごとに確かめる必要があります。

日本で条件まで公開された例が、大阪・本町のジムTRIVEが大阪2027(2027年1月)で行った先行エントリーです。一般販売の48時間前に始まり、TRIVEが預かった枠は50回分で、割引も購入の保証もありませんでした。TRIVEの案内によると、9月8日の先行エントリー分のチケットは、約1時間ですべての部門が完売しました。

この記事は、HYROX Japanの公式FAQと千葉2026の公式イベントガイド、ジムの運営者向けの加盟案内ページ、先行を案内している4つのジムの公式サイトの記載をもとにしています。ページを確認した日付は本文中に書いています。

01

HYROXの優先エントリーについてわかっていること

知りたいことごとの答えを先に表で示します。TRIVEの数字や条件は大阪2027の1回の例で、ほかのジムやほかの大会に当てはまるとは限りません。

知りたいこと

答え

優先エントリーはあるか

あります。公式トレーニングクラブの会員向けの先行エントリー(アーリーアクセス)です

誰が使えるか

先行エントリーを行うジムで、ジムが案内する条件を満たした人です。条件はジムの会員(TRIVE)、HYROXのクラスの回数券を買った人(NOTA GYM)など、ジムによって違います

いつ申し込めるか

公式は公表していません。TRIVEの例では一般販売の48時間前でした

どう申し込むか

ジムの中で希望を出して専用コードを受け取り、先行の開始時刻に購入の手続きをします(TRIVEの例)

安くなるか

TRIVEは割引なしでした。オレンジセオリーフィットネスは「最安価格保証」と案内しています

必ず買えるか

TRIVEの例では保証されませんでした。TRIVEは購入を保証するものではないと明記していて、9月8日の先行エントリー分は約1時間ですべての部門が完売しています。ほかの3つのジムの案内には、買えることを保証するという記載はありません

買ったあとのルール

一般販売のチケットと同じです。Lite FlexもFlex Add-Onも付けていなければ、名義変更も返金もできません

どのジムで使えるか

HYROXの公式ページでは、先行エントリーを行うジムの一覧を確認できませんでした。ジムごとに確かめます

なお、大会ページにある「アスリート事前受付(Early Athlete Registration)」は、レース当日より前に受付を済ませる手続きのことです。名前は似ていますが、チケットの先行エントリーとは別のものです。

02

HYROX公式が書いていること・書いていないこと

HYROXの先行エントリーについて、公式が書いていること(トレーニングクラブ会員の利点に先行エントリーがある・先行で買ったチケットにも同じルール・ジムのオーナーが複数枚を買うときはFlex Add-Onを推奨)と、書いていないこと(一般販売の何時間前に始まるか・ジムごとの枠の数・対象になる会員と入会の締切・対象の大会・申し込みの方法)を2枚のカードに分けた図
出典:HYROX Japan(千葉2026の公式イベントガイド・公式FAQ・大阪2027の大会ページと公式チケット販売ページ)、HYROX365の加盟案内ページ/2026年10月4日〜6日に確認

HYROX Japanの公式の資料のうち、先行エントリーに触れている箇所として確認できたのは次の2つです。

  • 千葉2026の公式イベントガイド:トレーニングクラブの会員になる利点として、「レースへの先行エントリー」「仲間とつながるコミュニティ」「体系的なトレーニングと学び」「継続的な成長サポート」を挙げています
  • HYROX Japanの公式FAQ:パートナージムを通じて買ったアーリーアクセスのチケットにも同じルールが当てはまるか、という質問に「はい」と答え、ジムのオーナーが複数のチケットを買う場合はFlex Add-Onを付けるよう強く勧めています

英国・イタリア・南アフリカのHYROX公式FAQにも、トレーニングクラブのアーリーアクセスで買ったチケットについて、同じ内容の質問と回答があります。トレーニングクラブを通じた先行エントリーは、日本だけの仕組みではありません。

一方、次のことは公式の資料に書かれていません。

  • 先行エントリーが一般販売の何時間前に始まるか
  • 1つのジムに何人分の枠があるか
  • どの会員が対象で、いつまでに入会すればよいか
  • どの大会で先行エントリーが行われるか
  • 申し込みの方法

大阪2027の日本語の大会ページ(10月4日時点)と公式チケット販売ページ(10月6日時点)には、先行エントリーの時間や申し込み方法の記載がありませんでした。ジムの運営者向けにHYROX365が公開している加盟の案内ページ(10月4日時点)も同じです。加盟したジムが得る権利と特典として挙がっているのは、HYROXのクラスの提供、「TRAINING CLUB」の名称やロゴの使用、公式のジム検索への掲載、ジムの中での競技会の開催などで、会員向けのチケットの先行購入は入っていません。

書かれていないのは条件の中身で、先行エントリーが無いという意味ではありません。ただ、加盟ジムの会員なら必ず先行エントリーを使えると約束した公式の資料は見つからなかったので、実際の条件はジムに確かめることになります。

03

日本のジムが案内している先行エントリーの例

ジムの公式サイトで先行エントリーの案内を確認できたのは、次の4つです(10月6日時点。オレンジセオリーフィットネスは10月2日時点)。日付はページを確認した日で、案内が書かれた日ではありません。GYM FIELDの案内は、2025年11月30日のブログにあったものです。ここに無いジムが先行エントリーを行っていないという意味ではありません。

ジム

場所

対象

先行の時期

枠

価格

TRIVE

大阪・本町

会員(STUDIO MONTHLY会員・GYM会員)で、ジムの中の受付で予約した人

一般販売の48時間前(大阪2027)

50回分。1回で最大4名分。先着順

割引なし

オレンジセオリーフィットネス

東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知の15店舗

所属メンバー

「一般に先駆けて」(時間の記載なし)

記載なし

「最安価格保証」

GYM FIELD(ジムフィールド)

梅田・堺東・東大阪・豊中・所沢・横浜白楽・立川

記載なし

記載なし(2025年11月30日のブログでの案内)

記載なし

記載なし

NOTA GYM

京都・西京極

HYROXのクラスの10回券(税込27,500円)を買った人

記載なし

記載なし

記載なし

TRIVE、オレンジセオリーフィットネス、GYM FIELDは、自社のサイトでHYROXのトレーニングクラブであると案内しています。NOTA GYMのHYROXのページには加盟についての記載が見つからなかったので、先行エントリーの仕組みはジムに確かめてください。

オレンジセオリーフィットネスの公式ページは、公式トレーニングジムの所属メンバーなら一般に先駆けてチケットを先行購入でき、先行購入には最安価格保証が付くと案内しています。先行の時間、枠の数、価格保証の中身は書かれていません。TRIVEは、専用コードを使うと割引率が0.00%と表示されるものの、すでに最も安い価格が適用されていると説明しています。オレンジセオリーフィットネスの「最安価格保証」が同じ意味かどうかは、公式ページからはわかりません。

GYM FIELDは2025年11月30日のブログで、日本大会は先行チケット購入ができ、ジムフィールドでは先行チケットの優先案内が可能だと書いています。横浜大会のレポート記事の中の記載で、対象になる会員や時期、どの大会の先行なのかは書かれていません。いまも同じ案内をしているかは、ジムに確かめてください。

NOTA GYMは、月額の会員ではなく回数券の購入が条件になっている例です。HYROXのクラスの10回券を買った人は「HYROX出場先行チケット購入」ができると案内しています。

対象になる人はジムによって違います。月額の会員か回数券か、どのプランが対象になるかは、入会の前に確かめておきたい項目です。地域ごとのジムは大阪のジムと関西(兵庫・京都)のジムの記事にまとめています。

04

先行エントリーの手続きの流れ(TRIVEの大阪2027の例)

TRIVEの大阪2027の先行エントリーの日程を帯で示した図。9月5日9時から6日までジムの中での受付、9月7日に新規入会の締切と専用コードの配布、9月8日18時から会員向けの先行エントリー、9月10日18時から一般販売
出典:STUDIO/GYM TRIVE 公式サイトの先行エントリーの案内(日付は2026年)

条件まで公開されたTRIVEの例で、会員が先行エントリーを使うまでの流れを日付の順に並べます。

日時

行われたこと

9月5日 9時〜9月6日

ジムの中での受付。会員が専用アプリで「HYROX先行エントリー希望」を予約します。レースの申し込みではなく、専用コードを受け取るための受付で、自宅から申し込む人も予約が必要でした。定員に達して締め切られています

9月7日

新規入会の締切。先行エントリーの対象になる新規入会は、この日のうちに店頭で手続きを終えた人まででした。こちらも定員に達して締め切られています

9月7日の夜

専用コードの配布。予約した人に、アプリのお知らせで届きます

9月8日 18時

先行エントリーの開始。一般販売の48時間前です

9月10日 18時

一般販売の開始

TRIVEが預かった先行エントリーの枠は50回分でした。1回の手続きで最大4名分のチケットを買え、1枚でも4枚でも使う枠は1回です。枠は先着順でした。

TRIVEが一般販売に向けて出した案内によると、9月8日の先行エントリー分のチケットは、約1時間ですべての部門が完売しました。TRIVEが実際に購入の手続きをして見た販売の状況で、HYROXの発表ではありません。完売したのはチケットの部門で、TRIVEの50回分の枠がどこまで使われたかは案内に書かれていません。

TRIVEは案内の中で、次のことを明記していました。

  • 先行エントリーは一般販売より先に購入の手続きができるもので、購入を保証するものではない
  • 購入の手続きの途中で売り切れる可能性がある
  • 専用コードによる割引はない
  • 専用コードは本人限定で、対象外の人が買ったチケットはキャンセルになる場合がある

1回の手続きで最大4名分を買えるので、ダブルスの相手やリレーのメンバーの分を代表者がまとめて申し込めます。TRIVEも、一緒に出る人がいる場合は代表者がまとめて手続きするよう、無理のない範囲での協力を呼びかけていました。一緒に出る相手が会員である必要があるかどうかは、案内に書かれていません。

05

先行エントリーで買ったチケットの変更・返金のルール

先行エントリーで買ったチケットにも、一般販売のチケットと同じルールが適用されます。HYROX Japanの公式FAQと大阪2027の公式チケット販売ページによると、押さえておきたいのは次の4点です。

  • 変更や返金のためのオプション(Lite FlexとFlex Add-On)をどちらも付けずに買ったチケットは、返金も名義変更もできません
  • オプションはチケットを買うときにしか付けられず、あとから追加できません
  • ほかの大会への振替は、オプションを付けていてもできません
  • アスリートのチケットは出場する本人の情報で登録する必要があり、選手ごとに別のメールアドレスが要ります

代表者が友達やパートナーの分までまとめて買うと、あとで出る人が変わったときに名義変更が必要になります。名義変更ができるのは、Lite FlexかFlex Add-Onを付けて買ったチケットだけで、チケット1枚につき1回までです。返金を申請できるのはFlex Add-Onを付けたチケットに限られます。期限や返金の割合は返金・キャンセルのルールの記事にまとめています。

06

入会する前にジムへ確認したいこと

先行エントリーで得られるのは、一般販売より先に購入の手続きができる機会です。TRIVEの例では、購入の保証も割引もありませんでした。ふだんの練習でそのジムに通うつもりの人には利点になりますが、先行エントリーを目当てに入会するなら、次の8つを入会の前に確かめておくと、入会したのに対象外だったという行き違いを防げます。

確認すること

確認する理由(公開されている例)

次の大会で先行エントリーを行うか

公式は対象の大会を公表していません。行うかどうかは、大会のたびにジムへ確かめる必要があります

先行エントリーの開始日時

TRIVEの大阪2027は一般販売の48時間前でした。ほかの3つのジムは時間を書いていません

対象になる会員の種類

TRIVEはSTUDIO MONTHLY会員とGYM会員、NOTA GYMは10回券を買った人でした

入会の締切

TRIVEは先行エントリー開始の前日までに店頭で手続きを終える必要があり、定員に達した時点でも締め切られました

枠の数と配り方

TRIVEは50回分・先着順で、ジムの中の受付も定員に達して終了しました

1回で買える枚数と、一緒に出る人の扱い

TRIVEは1回で最大4名分でした。会員でない相手の分を買えるかは案内に書かれていません

価格

TRIVEは割引なしでした。「最安価格保証」と案内するジムには、何と比べた保証かを確かめます

その店舗が今も公式トレーニングクラブか

加盟は店舗ごとで、12か月の契約を更新していく形です

最後の項目は、公式のジム検索で確かめられます。HYROX Japanの公式FAQや、サイトのメニューにある「HYROXトレーニングクラブを探す」から開けます。画面は英語で、現在地か郵便番号を入れて近くのトレーニングクラブを探す形です。同じブランドのジムでも加盟は店舗ごとなので、自分が通う店舗が出てくるかを確かめてください。

月額やビジターの料金はHYROXの練習ができるジムの料金の目安にまとめています。

07

先行エントリーを使わずに申し込む場合

トレーニングクラブに入らない場合は、一般販売で申し込みます。日本の大会の一般販売は、横浜2025から大阪2027までの4回とも木曜日の18時に始まりました。販売開始日の記録はエントリーはいつから始まるか、手続きの流れはエントリー方法の記事にまとめています。

日本の大会で、まだ販売が始まっていないのは名古屋2027(2027年4月16日〜18日)です。10月6日時点で、大会ページのチケット欄は「Ticket sales start soon!」(販売開始前)のままでした。販売開始日も、トレーニングクラブ会員向けの先行エントリーの案内も、大会ページには出ていません。名古屋に出たい人は、通っているジムや入会を考えているジムに、先行エントリーの予定があるかを早めに聞いておくと準備がしやすくなります。

大阪2027は、10月1日時点で購入画面のシングルス・ダブルス・リレーの3つのカテゴリーとも完売と表示されていました。売り切れたあとにできることはチケットが売り切れたときの記事で扱っています。

なお、大阪2027の大会ページ(10月4日時点)が挙げているボランティア(レースクルー)の特典は、物販の割引券やTシャツ、食事の提供などで、チケットの先行購入は入っていません。

08

KEY TAKEAWAYS

  • HYROXの優先エントリーは、公式トレーニングクラブの会員向けの先行エントリー(アーリーアクセス)です。千葉2026の公式イベントガイドが会員の利点に挙げ、公式FAQも先行で買ったチケットの扱いに触れています
  • 一般販売の何時間前に始まるか、枠の数、対象の会員、対象の大会をHYROXは公表していません。条件は大会ごと、ジムごとに確かめる必要があります
  • TRIVEの大阪2027の例では、一般販売の48時間前に始まり、TRIVEが預かった枠は50回分(1回で最大4名分)で、割引と購入の保証はありませんでした。TRIVEの案内によると、先行エントリー分のチケットは約1時間ですべての部門が完売しています
  • オレンジセオリーフィットネス・GYM FIELD・NOTA GYMも先行を案内していますが、時期や枠の数は公式サイトに書かれていません
  • 先行エントリーで買ったチケットにも同じルールが適用されます。Lite FlexもFlex Add-Onも付けていなければ、返金も名義変更もできません
  • 入会の前に、次の大会で先行エントリーがあるか、対象の会員と入会の締切、枠の数、1回で買える枚数、価格をジムに確かめましょう
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