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大会 · 12 MIN READ

HYROXのボランティアに参加するには:レースクルーの役割・特典・応募の手順

HYROXには、出場しなくても大会に関われるボランティア(レースクルー)の募集があります。受付や給水所で選手を支える役割と、8つの種目を見るジャッジの役割があり、2027年1月の大阪大会は応募を受け付けています。役割ごとの向いている人、応募条件、6,000円分の物販割引券などの特典、英語の応募ページの手順と注意書きを、公式の案内ページ・大会ページ・応募ページから整理しました。

HYROXのボランティアに参加するには:レースクルーの役割・特典・応募の手順

HYROX(ハイロックス)には、出場しなくても大会に関われるボランティアの募集があります。公式の呼び名は「レースクルー」です。受付や給水所で選手を支える役割と、8つの種目で選手の動きを確認するジャッジの役割があります。応募条件は、18歳以上(18歳未満は保護者の同意が必要)で、1日約8時間の活動に参加できることです。

日本の大会では、2027年1月の大阪大会が応募を受け付けています(2026年10月4日時点)。特典は、6,000円分の物販割引券、Tシャツ、パッチ、キーホルダー、オンライン講座の受講権、食事の6つです。応募は、大阪の大会ページにある「レースクルーになる」ボタンから、英語の応募ページに進んで行います。交通費と宿泊費は自己負担です。4月の名古屋大会は、大会ページの募集の欄が「Coming soon」の表示で、まだ応募できません。

公式の案内は、役割と応募条件がボランティア案内ページ、特典が大会ページ、応募の手順と注意書きが応募ページと、3か所に分かれています。この記事は3つのページを2026年10月4日時点の内容で読み、応募する人が動く順にまとめました。募集の締切やシフトの時間帯のように、どのページにも書かれていなかったことは、後半に一覧で示します。

01

HYROXのボランティアはレースクルーとジャッジの2種類

HYROX Japan のサイトには、ボランティアの案内ページがあります。英語版と日本語版があり、日本語版の題は「HYROXボランティア」です。このページは、ボランティアを2種類に分けています。

レースクルー(Race Crew)は、次の持ち場で選手を支えます。

  • 受付
  • 給水所
  • 交差エリア(Crossing points)
  • フィニッシュエリア
  • 物販

ワークアウトステーションクルー(ジャッジ)は、8つの種目のどれか1つに配置され、選手の動きがルールに沿っているかを確認します。8つの種目はレースで行うワークアウトと同じで、最初のスキーエルゴから、スレッドプッシュ、スレッドプルと続き、最後のウォールボールまでです。それぞれの動きは種目のページで確かめられます。

呼び名はページによって違います。案内ページは上の2つを分けて書いていますが、大会ページは募集全体を「Race Crew(ボランティア)」と呼び、役割を分けていません。応募ページは「クルー」の仕事の例として、コース上でのジャッジ、選手と観客の案内、裏方での運営の補助の3つを挙げています。特典も、役割ごとには分けて書かれていません。

どの持ち場が自分に合うかは、案内ページに目安が書かれています。応募する人の側から並べると、次の図のようになります。

HYROXのボランティアの持ち場を、得意なことから選ぶ図。人と接するのが得意な人は受付か物販、選手を近くで支えたい人は給水所かコース誘導、落ち着いて支えるのが得意な人はフィニッシュラインかリカバリーエリア、ルールを正確に判断できる人は8つの種目のどれか1つで選手の動きを確認するジャッジ。応募条件は18歳以上で1日約8時間の活動に参加できること
出典:HYROX Japan ボランティア案内ページ(2026年10月4日時点)。18歳未満は保護者の同意が必要

図の「コース誘導」と「リカバリーエリア」は、案内ページの持ち場の一覧には無く、向いている人の案内の中だけに出てくる呼び方です。持ち場の希望がどこまで通るかは、どのページにも書かれていません。

02

ジャッジを希望する人が知っておきたいルールブック上の役割

案内ページは、ジャッジに向いている人として、ルールを正確に理解して公平に判断できる人、細かな動きに気づける人、どんな場面でも落ち着いて対応できる人、競技の運営に関心がある人を挙げています。

ジャッジがどこまで判断するのかは、ルールブック(2026/27シーズン)に書かれています。

  • ジャッジは、ステーションごとに置かれるヘッドジャッジと連携し、すべての選手が正しく安全にレースを終えられるよう確認します。ヘッドジャッジはレースディレクターの指揮下にあり、ジャッジに関することの最終判断はレースディレクターが下します
  • 選手を失格にできるのはレースディレクターだけです。ヘッドジャッジやジャッジからの情報と、自分の直接の観察をもとに判断します
  • ペナルティの多くは、計測用のチップの読み取りでタイミングシステムが自動的に検出します。使う重さの誤りや、ウォールボールのスクワットのノーレップ(無効な回)のように、動作の基準や回数に関わる違反は、ジャッジまたはヘッドジャッジがその場で科すことがあります

失格のような重い判断を、ジャッジが1人で決めることはありません。一方で、目の前の選手の動きが基準を満たしているかは、その場で見ることになります。ジャッジを希望する人は、応募の前にHYROXのルールまとめと失格・ペナルティの記事で、種目ごとの動作の基準を読んでおくと、自分に務まるかを考えやすくなります。

ルールブックは、ジャッジやボランティアへの脅迫や暴言を、スポーツマンシップ違反としてペナルティまたは失格の対象にしています(イベントスタッフ、観客、他の選手に対するものも同じ扱いです)。

ジャッジ向けに事前の説明や研修があるかどうかは、案内ページにも大会ページにも応募ページにも書かれていません。

03

応募条件は18歳以上で1日約8時間の活動に参加できること

案内ページの応募条件のうち、応募できるかどうかを分けるのは次の2つです。

  • 年齢: 18歳以上(高校生相当の年齢以上)。ただし書きで、18歳未満は保護者の同意が必要とされています
  • 時間: 1日(約8時間)の活動に参加できること

年齢の書き方は、18歳未満でも保護者の同意があれば応募できると読めます。ただ、下限が何歳なのかは、はっきり書かれていません。18歳未満で応募を考える人は、後で紹介する応募ページの問い合わせ先に尋ねてください。

このほかの条件は、スポーツへの情熱があること、人と関わるのが好きなこと、国際的なスポーツイベントに関心があること、チームで動けること、責任感と協調性があることなどです。競技の経験や資格を求める項目はありません。

応募ページには、次の注意書きもあります。

  • 参加できることが確実な場合だけ応募する
  • 交通費、宿泊費、ビザの費用は自己負担

次の節で紹介する大阪大会の特典のうち、金額が書かれているのは6,000円分の物販割引券だけです。遠方から参加する人は、交通費と宿泊費がこの額を上回るかどうかが、判断の材料になります。

04

大阪大会のレースクルーの特典は6つ

特典は、大会ごとに大会ページに書かれています。HYROX大阪(2027年1月21日〜25日・インテックス大阪)の特典は、次の6つです(2026年10月4日時点)。

特典

補足

6,000円分のHYROX WORLD 物販割引券

日本国内のHYROXの会場でのみ使える。発行日から13か月以内

レースクルーパッチ

レースクルー用のパッチ

コレクタブルキーホルダー

応募ページの表記は「公式HYROXコレクティブル」

オフィシャルレースクルーTシャツ

レースクルー用の公式Tシャツ(応募ページも同じ内容)

HYROX365 ファンデーションコースの受講権

入門のオンライン講座

食事の提供

応募ページの表記は「シフト中の食事と軽食」

物販割引券は、使える場所と期限が決まっています。日本国内のHYROXの大会で発行された割引券は、日本国内のHYROXの会場でしか使えず、発行日から13か月以内に使う必要があります。期限だけで見ると、大阪の約3か月後に開かれるHYROX名古屋(2027年4月16日〜18日)は、大阪で発行された割引券の13か月以内に収まります。ただ、名古屋の大会ページは募集の欄が「Coming soon」の表示で特典の記載がまだ無く、名古屋の会場で割引券を使えるかどうかは確かめられていません(2026年10月4日時点)。割引券がいつ渡されるのか、クルーをした当日に使えるのかも、大会ページと応募ページには書かれていません。

HYROX365 ファンデーションコースは、応募ページでは「HYROX Foundation Course を無料で受けられる」と書かれています。HYROX365(公式の練習プログラム)のAcademyが単体で販売している入門講座「Foundation Course」と同じ名前です。Academyの講座の内容は次のとおりです。

  • 自分のペースで進めるオンライン講座で、4時間以上の教材と10本以上の動画がある
  • 公式ルールブックと動作の基準の解説を含む
  • 出場する人として修了すると、12週間のトレーニングプランを受け取れる
  • 単体で買うと49米ドル(税別・2026年10月4日時点)
  • 受けられる言語は英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語の4つで、日本語は含まれていない(2026年10月4日時点)

これから出場を考えている人には、割引券と並んで役に立つ特典です。ただし、単体で販売されている講座は日本語に対応していません。クルーの特典として受ける講座の言語、受け取り方、いつまで受けられるかは、大会ページにも応募ページにも書かれていません。HYROX365の全体像はHYROX365の記事で扱っています。

05

海外3大会のレースクルーの特典との比較

レースクルーの募集は、海外の大会にもあります。公式の大会ページで特典を確かめられた、クアラルンプール、バンコク、台北の3大会と並べます(クアラルンプールは2026年10月4日時点、バンコクと台北は2026年10月1日時点)。

大会

日程

物販の割引券の額

割引券を使える場所

大阪

2027年1月21日〜25日

6,000円

日本国内のHYROXの会場

クアラルンプール

2026年12月10日〜13日

100リンギット

マレーシアのHYROXの会場

バンコク

2027年2月11日〜14日

1,000バーツ

タイのHYROXの会場

台北

2027年3月12日〜14日

1,500台湾ドル

台湾のHYROXの会場

割引券のほかの5点(パッチ、キーホルダーなどの記念品、Tシャツ、Foundation Course、食事)は、4大会とも項目としては共通です。細かい書き方は大会ごとに違い、クアラルンプールの大会ページは記念品を「HYROX Collectible」、食事を「Meals (Lunch/Dinner)」(昼食・夕食)と書いています。割引券は、額と通貨が大会ごとに違います。バンコクの大会ページの表記は「$1000THB」で、この記事では1,000バーツと読んでいます。どの大会も、発行した国の大会の会場でのみ使え、発行から13か月以内という条件が付いています。額は現地の通貨のままで、円には換算していません。

旅行を兼ねて海外の大会でクルーをする場合、受け取った割引券は日本の会場では使えません。その国の会場で使う前提になります。海外3大会の応募条件と応募ページの注意書きは、この記事では確かめていません。大会そのものの違いはアジアで出られるHYROX大会の比較にまとめています。

06

大阪大会の応募は大会ページの「レースクルーになる」ボタンから進む

日本語版のボランティア案内ページにも応募のボタンがありますが、2026年10月4日時点の表示は4か所とも「Coming soon」です。このページだけを見ると、まだ募集が始まっていないように見えます。

大阪大会は、大会ページの「Race Crew(ボランティア)に参加する」の欄にある「レースクルーになる」ボタンから、応募ページに進めます。応募までの流れを図にまとめました。

HYROX大阪のレースクルーに応募する流れ。ボランティア案内ページで役割と条件を読み、大阪の大会ページで特典を確かめて「レースクルーになる」ボタンを押し、英語の応募ページでアカウントを作って、応募フォームの入力、大会ごとの質問への回答、シフトの選択に進む。交通費・宿泊費・ビザの費用は自己負担
出典:HYROX Japan ボランティア案内ページ・大阪大会ページ・レースクルーの応募ページ(2026年10月4日時点)

応募ページは、Rosterfy というボランティア管理のサービスの上にあり、表記は英語です。募集の説明は、アカウントが無くても読めます。応募するには、アカウントを作る必要があります。ページに書かれている手順は3つです。

  • 手順1: 「Register your interest」を押して、応募フォームに入力する
  • 手順2: 大会ごとの質問に答える
  • 手順3: シフトを選ぶ

シフトについては、すぐ埋まるので待たないように、と書かれています。応募ページの「Event Details」の欄には、2027年1月21日(木)午前5時45分から1月25日(月)午後10時30分までと表示されています。これはイベントの日時として表示されているもので、応募の受付期間ではありません。自分のシフトの日時は、応募を進めてシフトを選ぶ画面で確かめることになります。

応募ページの下部には、問い合わせ先のメールアドレス(crew-jp@hyroxhk.com・2026年10月4日時点)が載っています。年齢の条件やシフトについて分からないことがあるときは、ここが問い合わせ先になります。

名古屋大会は、大会ページに募集の欄はあるものの、表示は「Coming soon」で、特典も応募のボタンもまだ載っていません(2026年10月4日時点)。大阪と同じ特典になるかどうかは、掲載されるまで分かりません。

07

公式ページで確認できなかったこと

次の点は、ボランティア案内ページ、大阪の大会ページ、応募ページのどこにも記載が見つかりませんでした(2026年10月4日時点)。記載が見つからなかったという意味で、決まっていないとは限りません。応募フォームとシフトを選ぶ画面はアカウントを作った先にあり、この記事では中身を確かめていません。

  • 募集の締切の日付と、募集する人数
  • シフトの時間帯
  • 持ち場の希望がどこまで通るか
  • ジャッジ向けの事前の説明や研修があるか
  • 同じ大会に出場する人が、別の日にクルーとして参加できるか
  • 特典をすべて受け取るのに必要なシフトの数

公式FAQにも「レースクルーとして参加できるか」という項目があります。答えは「できる。詳細は案内ページへ」で、上の点は書かれていません。

08

観戦とレースクルーの違い

公式の募集文は、選手を近くで支えたい人に加えて、まだ出場する準備ができていない人にも呼びかけています。

友達やパートナーが出場する大会に行くとき、観戦とレースクルーのどちらが合うかは、目的で分かれます。

  • 友達のレースを見て応援したい人: 観戦チケットが合います。大阪は開催日ごとに1日2,420円です(販売ページの表示価格・2026年9月26日時点。サービス料がかかるかは確かめていません)。レースクルーは1日約8時間の活動が条件で、友達の出番に合わせて持ち場を離れられるとは、どのページにも書かれていません。チケットの買い方と当日の見どころはHYROXの観戦ガイドにまとめています
  • 大会の運営を内側から知りたい人: レースクルーが合います。ジャッジに配置されれば1つの種目の動きを、受付に配置されれば当日の受付の流れを、活動のあいだ見ることになります(希望の持ち場に就けるかは、どのページにも書かれていません)。次の大会に自分が出るつもりなら、会場で使える割引券と講座の受講権も役に立ちます

自分が出場する人は、もう1つ知っておくことがあります。出場者用のリストバンドで会場に入れるのは自分の出場日だけで、ほかの日に入るには観戦チケットが必要です。出場しない日にクルーとして参加できるかどうかは書かれていないので、両方を考えている人は応募ページの問い合わせ先に尋ねてください。初めて出る大会の選び方は初めてのHYROXはどの大会がいい?で扱っています。

09

KEY TAKEAWAYS

  • HYROXのボランティアは、受付・給水所・交差エリア・フィニッシュエリア・物販で選手を支えるレースクルーと、8つの種目のどれか1つで選手の動きを確認するジャッジの2種類です
  • 応募条件は、18歳以上(18歳未満は保護者の同意が必要)で、1日約8時間の活動に参加できることです。競技の経験や資格を求める項目はありません。交通費、宿泊費、ビザの費用は自己負担です
  • 大阪大会の特典は、6,000円分の物販割引券、パッチ、キーホルダー、Tシャツ、HYROX365 ファンデーションコースの受講権、食事の6つです(2026年10月4日時点)。割引券は日本国内のHYROXの会場でのみ使え、期限は発行日から13か月以内です。期限だけで見れば、2027年4月の名古屋大会の時点でも切れていません
  • 日本語版のボランティア案内ページの応募ボタンは「Coming soon」の表示です。大阪大会は、大会ページの「レースクルーになる」ボタンから英語の応募ページに進み、アカウントを作って、応募フォームの入力、大会ごとの質問への回答、シフトの選択の順に進めます。名古屋大会はまだ応募できません
  • 選手を失格にできるのはレースディレクターだけで、ジャッジは動作の基準や回数に関わる違反をその場で見る役目です。ジャッジを希望する人は、応募の前にルールブックの動作の基準を読んでおきます
  • 募集の締切、シフトの時間帯、同じ大会の出場との両立は、公式ページに書かれていません。応募ページは、シフトはすぐ埋まるので待たないようにと書いています
  • 友達のレースを見るのが目的なら観戦チケット(大阪は1日2,420円・2026年9月26日時点)、大会の運営を内側から知りたいならレースクルーが合います
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