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コンセプト2(Concept2)はHYROXのどの種目で使う? 機種の違いと選び方・日本の価格と使える場所
HYROX(ハイロックス)の大会で使われるコンセプト2(Concept2)のマシンは、ローエルゴ(ローイング)とスキーエルゴの2つで、バイクエルゴは会場のウォームアップのエリアに置かれています。ルールブックはメーカー名を書いていませんが、Concept2は2017年からHYROXの全大会に器具を提供し、2025年6月に提携を更新しました。ローエルゴ3種・スキーエルゴ・バイクエルゴ・ストレングスエルゴの違いとHYROXでの使われ方、練習の目的ごとに選ぶ機種、日本の総代理店の価格(2026年10月21日時点)と保証、買わずに使える場所をまとめました。

HYROX(ハイロックス)の大会で使われるコンセプト2(Concept2)のマシンは、ローエルゴ(RowErg・ローイングエルゴメーター)とスキーエルゴ(SkiErg)の2つです。どちらも全大会で使われ、バイクエルゴ(BikeErg)は会場のウォームアップのエリアに置かれています。Concept2のHYROXの案内に出てくるのはこの3機種だけで、ストレングスエルゴとダイナミックは出てきません。HYROXの種目の練習のために買う・使うなら、ローエルゴかスキーエルゴです。
日本では総代理店(株式会社スターラインジャパン)の公式ストアで買えます。2026年10月21日時点の価格(税込)は、ローエルゴ スタンダードが203,500円、スキーエルゴが231,000円からで、どちらも10月1日の受注分から改定された後の値です。買わずに使うなら、エニタイムフィットネスの店舗一覧でConcept2のアイコンが付いた店が140店ありますが、店のページのマシンの一覧にスキーエルゴと書いてある店は12店でした(どちらもオープン準備中の1店を含みます。10月1日時点の編集部の調べ)。
根拠は、Concept2社のHYROXのページと提携更新の発表、HYROXのスポンサーのページ、HYROXのルールブック(2026/27シーズン)、総代理店の公式ストアの商品ページとお知らせ、エニタイムフィットネスの店舗ページの調べです。値段の内訳と中古の見方はスキーエルゴの値段の記事とローイングマシンの値段の記事にまとめています。
HYROXの大会で使われるのはコンセプト2のローエルゴとスキーエルゴ
Concept2社は自社サイトのHYROXのページで「The Official Ergs of HYROX(HYROXの公式エルゴ)」と掲げています。ローエルゴとスキーエルゴはすべてのHYROXのレースに欠かせない器具で、バイクエルゴはウォームアップのエリアに置いている、という説明です。2025年6月11日のブログでは、HYROXが始まった2017年から、全大会にローエルゴとスキーエルゴを、ウォームアップのゾーンにバイクエルゴを提供してきたと書き、提携の契約を更新したと発表しました。HYROXの公式サイトのスポンサーのページにも、Concept2のロゴが載っています(2026年9月27日確認)。
同じ発表は、全大会で同じConcept2のエルゴを使うので、練習と大会当日で同じ器具に慣れた状態で出られる、としています。家やジムでConcept2のマシンを使って練習しておけば、当日も同じメーカーのマシンで種目を行います。
大会での順番は、スキーエルゴが1番目の種目、ローイングが5番目の種目です。HYROXは1kmのランのあとに1種目を行うことを8回繰り返す形で、スキーエルゴもローイングも、シングルスとダブルスのどの部門も1000mです。

一方、HYROXのルールブック(2026/27シーズン・シングルス)は、器具を「SkiErg」「rower」と書くだけで、メーカー名を書いていません。ただし、SkiErgという名前はConcept2の製品名です。メーカーの記載があるのは、Concept2社のページとHYROXのスポンサーのページです。大会で使うローエルゴがスタンダードかトールかは、Concept2社のHYROXのページにも提携更新の発表にも、ルールブックにも書かれていません。
種目のやり方はスキーエルゴとローイングのページに、ほかのパートナー企業はHYROXの公式パートナーにまとめています。
コンセプト2の創業と日本の総代理店
Concept2は、1976年に兄弟が米国バーモント州の納屋で創業した会社です。ローイング(ボート競技)の練習・レース用の製品をつくることから始まりました。
日本では株式会社スターラインジャパンが総代理店です。公式ストアで売っているエルゴの本体は、ローエルゴ(スタンダード・トール・ダイナミック)、スキーエルゴ、バイクエルゴ、ストレングスエルゴの5系統で、ボート用のオールも扱っています。総代理店は、自社と正規代理店以外から買った製品はシリアルナンバーを管理していないため、2年間の保証やサポートの対象外になると案内しています。
総代理店は、HYROX千葉に出店すると7月8日付のお知らせで告知していました。2026年のHYROX千葉は8月6日から9日に開かれた大会です。お知らせには、HYROX千葉で何をするかまでは書かれていません。
コンセプト2の機種の違いとHYROXでの使われ方
総代理店の公式ストアで売っている6つの機種を、HYROXでの使われ方と並べました。
機種 | どんなマシンか | HYROXでの使われ方 | 公式ストアの価格(税込) |
|---|---|---|---|
ローエルゴ スタンダード | 家庭で使う人向けで、最も手頃なモデル。シートの高さ36cm | ローイング(5番目の種目)で使うのはローエルゴ。スタンダードかトールかは書かれていない | 203,500円 |
ローエルゴ トール | シートの高さ51cm。膝や腰の動きに制限がある人が乗り降りしやすく、使う頻度の高い施設で好まれる | 同上 | 225,500円〜 |
ダイナミック | ボート競技の選手向けの上級者のモデル。シートの高さ55cm | Concept2のHYROXの案内に出てこない | 264,000円(10月2日時点) |
スキーエルゴ | 使える身長の目安は150cm〜195.5cm。床に置くスタンド付きと、壁に取り付ける型がある | スキーエルゴ(1番目の種目) | 231,000円(スタンダードのスタンド)・242,000円(ワイドのスタンド) |
バイクエルゴ | 空気抵抗を使う室内用の自転車型のマシン。シートの高さは2種類から選ぶ | 会場のウォームアップのエリア | 231,000円 |
ストレングスエルゴ | 空気抵抗を使う筋力トレーニングのマシン。レッグプレス・チェストプレス・シーテッドローの3つの基本の姿勢から鍛える | Concept2のHYROXの案内に出てこない | 341,000円(入荷待ち・10月下旬予定) |
出典:総代理店の公式ストアの商品ページ(2026年10月21日確認。ダイナミックの価格と、ローエルゴ3機種のシートの高さは10月2日に確認)・モデル比較のページ(10月2日確認)・スキーエルゴのFAQ(9月27日確認)、Concept2社のHYROXのページ(10月21日確認)。価格は10月1日の受注分からの改定後の値で、送料は別です。
ローエルゴ・スキーエルゴ・バイクエルゴは、同じモニター(PM5)を使います。ローエルゴの3つの違いと設置の寸法はローイングマシンの値段の記事で、スキーエルゴのスタンドの選び方と壁掛けの注意はスキーエルゴの値段の記事で詳しく扱っています。
HYROXの練習にはどの機種を選ぶか
HYROXの種目の練習なら、ローエルゴかスキーエルゴを選びます。大会で使うのと同じ系統の器具だからです。バイクエルゴは大会ではウォームアップのエリアに置かれているだけで、8種目には入りません。ストレングスエルゴとダイナミックは、Concept2のHYROXの案内に出てきません。

家に1台置くなら、置き場所で決めます。 ローエルゴ(スタンダード・トール)は、使うときに274cm×122cmの場所が要ります。スキーエルゴは、床に置くスタンダードのスタンドで幅61cm・奥行132cm、壁に取り付けるなら幅48.3cm・奥行40.6cmです。壁に取り付けてスタンドを付けなければ、38,000円安くなります。部屋が狭いなら、スキーエルゴのほうが置きやすい大きさです。ただし床に置くスタンドの高さは215.9cmあるので、天井の高さも確かめます。
ローエルゴを選ぶなら、まずスタンダードです。 総代理店のモデル比較のページは、家庭で使う人向けにスタンダードを挙げ、最も手頃なモデルとしています(203,500円)。膝や腰の動き、体の柔軟性に制限がある人は、シートが高く乗り降りしやすいトール(225,500円〜)が候補です。ダイナミックはボート競技の選手向けの上級者のモデルで、ローイングの経験がない人には購入を慎重に考えるよう案内されています。
スキーエルゴは、身長で使えるかを確かめます。 総代理店のFAQは、身長150cmから195.5cmの人が快適に使えると答えています。使っていないときのハンドルは190cmの高さにあり、届かない場合は足台などを使って取るよう書いています。
費用を抑えたいなら、買わずにジムで使うか、総代理店の中古を待ちます。 総代理店はアウトレットとして、イベントや大会でレンタルに使ったローエルゴ スタンダードを181,500円で売っています。点検したうえで2年間の保証が付きますが、消耗パーツと、傷・汚れ・錆などのアウトレット部分のパーツ交換は対象外です。在庫は10月2日には「在庫なし」、10月21日には「入荷待ち(10月下旬予定)」でした。
バイクエルゴとストレングスエルゴは、HYROXの種目の練習のためには優先度が低い機種です。 バイクエルゴは大会ではウォームアップのエリアの器具です。ストレングスエルゴは空気抵抗を使う筋力トレーニングのマシンで、ウェイトプレートやバーベルを使わずに鍛えるものです。どちらも、HYROXの8種目で使う器具ではありません。
日本で買うときに確かめたい価格の改定と送料・保証
総代理店は、2026年9月1日付の「価格改定のお知らせ(エルゴ)」で、ドル高円安による輸入価格の上昇を理由に、10月1日の受注分からエルゴの価格を改定すると告知しました。10月に公式ストアで確かめた税込価格(ダイナミックは10月2日、ほかは10月21日)は、どの機種も改定後の価格に消費税を足した額と一致しています。編集部の記録では、スキーエルゴ(スタンダードのスタンド)は9月27日に220,000円、10月1日には231,000円でした。ワイドのスタンドは231,000円から242,000円に変わっています。9月までの受注分の価格は、改定前の値です。
送料は別で、10月に確かめた商品ページでは、ローエルゴ スタンダードが6,600円、トール・ダイナミック・スキーエルゴ・バイクエルゴ・ストレングスエルゴが11,000円です。ローエルゴ スタンダードの商品ページには、沖縄や離島などは5,000〜15,000円の送料が加わると書かれています。
保証は、ローエルゴ(スタンダード・トール)もスキーエルゴも、フレームが5年、すべてのパーツ(モニターのバッテリーを除く)が2年です。保証の文面には、保証期間中なら次の所有者に保証を譲れるとも書かれています。一方、日本の総代理店は、自社と正規代理店以外から買われた製品はシリアルナンバーを管理していないため、2年間の保証やサポートの対象外になると案内しています。フリマアプリなどで中古を買うときは、もとは総代理店か正規代理店で買われたものかを確かめておきます。中古で確かめたい点は、スキーエルゴとローイングマシンの値段の記事の「中古で買うときに確認したい4点」にまとめています。
買わずにコンセプト2を使える場所
HYROX Training Zone(HTZ)の認定を受けた施設には、レースと同じ基準のConcept2とCentrの器具一式があります。認定を受けるには、公式の器具パートナーのCentrとConcept2から供給される器具一式を購入して設置することが必須だからです。日本でHTZの認定を受けた施設は、編集部ではまだ確認できていません。HTZは、先にHYROX Training Clubとして加盟した施設が、加盟料とは別に器具一式を購入して受ける認定です。Training Clubに加盟しているだけでは、この器具一式があるとは限りません。
エニタイムフィットネスでは、店舗一覧で「導入マシン」のConcept2のアイコンが付いている店が、全国で140店でした(2026年10月1日時点・うち1店はオープン準備中)。ただし、各店のページのマシンの一覧を見ると、次のように分かれます。
店のページの書き方 | 店数 |
|---|---|
スキーエルゴの表記がある | 12店 |
ローイングの表記だけがある | 43店 |
「コンセプト2」とだけ書かれている | 24店 |
どれも書かれていない | 61店 |
出典:エニタイムフィットネスの店舗一覧と各店のページ(2026年10月1日時点の編集部の調べ)
ローイングの行にコンセプト2と書いてある店は20店です。Concept2のアイコンが付いた店が1つも無い都道府県は14ありました。アイコンだけでは、ローエルゴとスキーエルゴのどちらがあるかは分かりません。行く前に店のページを見るか、店に問い合わせます。店の探し方はエニタイムでスキーエルゴがある店舗の探し方とエニタイムでローイングマシンがある店舗一覧にまとめています。
ほかのジムは、HYBRID INDEXのジムの一覧で、スキーエルゴやローイングの器具が確認できた施設を、都道府県と器具で絞り込めます。近くにどちらも無いときの練習はスキーエルゴの代用トレーニングとローイングの代用トレーニングで扱っています。
大会のダンパーとフットプレートの設定に合わせて練習する
大会では、スキーエルゴとローエルゴのダンパー(フライホイールに入る空気の量を変えるレバー)は、どの部門も6に合わせてあります。選手は何度でも変えられます(ダブルスでは、そのとき種目を行っている選手だけ)。ローエルゴのフットプレート(足を乗せる板)は4に合わせてあり、選手は始める前に自分の好みに変えられます。練習でも一度この設定で試しておけば、当日そのまま始めるか、自分の設定に変えるかを決めておけます。
Concept2自身は、ローエルゴを始めたばかりの人にはダンパー3〜5を勧めています。マシンによって同じ数字でも重さの感じ方は違い、家のダンパー3がジムの4のように感じられることもある、とも書いています。足の固定やモニターの見方はローイングマシンの使い方にまとめています。
よくある質問
大会で使うローエルゴは、スタンダードとトールのどちらですか。
編集部が確かめた資料には書かれていません。Concept2社のHYROXのページ、2025年6月の提携更新の発表、HYROXのルールブック(2026/27シーズン)のどれにも、スタンダードかトールかの記載はありません(2026年10月21日確認)。ルールブックはメーカー名も書いていません。
コンセプト2の中古はどこで買えますか。
総代理店の公式ストアのアウトレットで、イベントや大会でレンタルに使ったローエルゴ スタンダードを181,500円(税込)で売っています。10月21日時点は「入荷待ち(10月下旬予定)」でした。総代理店の案内では、総代理店と正規代理店以外から買われた製品は、2年間の保証の対象外です。
エニタイムフィットネスならコンセプト2のスキーエルゴを使えますか。
店によります。Concept2のアイコンが付いた店は140店ありますが、店のページにスキーエルゴの表記がある店は12店でした(どちらもオープン準備中の1店を含みます。2026年10月1日時点)。行く前に店のページを見るか、店に問い合わせてください。
KEY TAKEAWAYS
- HYROXの大会で使われるコンセプト2のマシンは、ローエルゴ(5番目の種目のローイング)とスキーエルゴ(1番目の種目)です。バイクエルゴは会場のウォームアップのエリアに置かれています
- Concept2は2017年からHYROXの全大会に器具を提供し、2025年6月11日に提携を更新しました。ルールブックはメーカー名を書いておらず、大会のローエルゴがスタンダードかトールかは、Concept2社のHYROXのページ・提携更新の発表・ルールブックのどれにも書かれていません
- HYROXの種目の練習なら、ローエルゴかスキーエルゴを選びます。部屋が狭いならスキーエルゴ、ローエルゴならまずスタンダードで、膝や腰に制限があればトールです
- 日本の総代理店の価格(税込・10月21日時点)は、ローエルゴ スタンダード203,500円、スキーエルゴ231,000円からで、10月1日の受注分から改定された後の値です。総代理店の案内では、総代理店と正規代理店以外から買われた製品は2年間の保証の対象外です
- エニタイムフィットネスでConcept2のアイコンが付いた店は140店ですが、スキーエルゴの表記がある店は12店です(どちらもオープン準備中の1店を含む・10月1日時点)。行く前に店のページで確かめてください
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