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HYROXの髪型はどうする? ルールブックの決まりと、コーチや海外メディアが挙げるまとめ方
HYROX(ハイロックス)の公式ルールブック(2026/27シーズン)には、髪型の決まりが書かれていません。英語版と日本語版の6冊に、髪型やヘアゴム・ヘアピンを扱った条文はありませんでした。例として紹介されているのは、頭頂で1つにまとめるトップノット(お団子・HYROXのコーチ1人の経験談)と、ダブルのフレンチブレイド(編み込み・英字紙の記事1本の見立て)です。コーチは、髪を下ろしているとSkiErgとサンドバッグを担ぐときに邪魔になると話しています。髪が関わる種目とエイドステーションの決まりもまとめました(2026年10月27日時点)。

HYROX(ハイロックス)の髪型は、公式ルールブックに決まりが書かれていません。2026/27シーズンのルールブック6冊(シングルス・ダブルス・リレーの英語版と日本語版)に、髪型やヘアゴム・ヘアピンを扱った条文はありませんでした。髪型を制限する文も、「自由」とする文もありません。
例として紹介されている髪型は、頭頂で1つにまとめるトップノット(お団子)と、ダブルのフレンチブレイド(編み込みを2本作る髪型)の2つで、材料はコーチ1人の発言と記事1本です。HYROXのコーチは、髪を下ろしているとSkiErgとサンドバッグを担ぐときに邪魔になるとして、レースでは必ずトップノットにしていると話しています。UAEの英字紙は、ダブルのフレンチブレイドを、激しい運動の間も崩れず汗にも強い髪型として挙げています。どちらも公式の推奨ではなく、競技者の経験談と記事の筆者の見立てです。
根拠は、HYROX公式ルールブック、子ども向けのHYROX Youngstarsの公式資料、英国の女性ランニング誌と、UAEの英字紙の記事です(10月27日時点)。ヘッドバンド・ヘアバンドを着けてよいかはヘッドバンドの記事にまとめています。
ルールブックに髪型とヘアゴム・ヘアピンの決まりは書かれていない
公式ルールブックの英語版を hair・ponytail・braid・bun、日本語版を「髪」「ヘア」「ポニーテール」「編み込み」「お団子」で探しても、当てはまる箇所はありませんでした。シングルス・ダブルス・リレーの3冊とも、英語版と日本語版の両方で同じです。
ルールブックの第10章(リレーは第8章)には、レース中に使ってよい7点と、常に禁止の9点のリストがあります。ヘアゴムやヘアピンのような髪をまとめる物は、どちらのリストにも名前がありません。名前の無い物は原則禁止で、使いたい物はレース前にレースディレクターの書面の許可を受けるという一般の決まりはあります。ただ、この決まりがウェアの一部にまで及ぶかは書かれておらず、ヘアゴムやヘアピンが当たるかも条文からは分かりません。同じ章の冒頭には、環境や文化的な配慮に合った服装を整える責任は選手自身にあるという一般の規定もありますが、髪型やヘアゴムには触れていません。頭まわりで禁止と明記されているのは、ヘルメット・ヘッドホン・耳栓・スマートグラス類です。持ち込みの決まりの全体は持ち込みルールの記事にあります。
HYROXの公式資料で髪に触れているものとしては、子ども向けのHYROX Youngstars(ハイロックス ヤングスターズ・8〜15歳)の年代別の1枚版(8〜9歳・10〜11歳・12〜13歳・14〜15歳の4種)があります。4種とも、持ち物の欄に「髪を結ぶ(Hair tied back)」と「アクセサリーは勧められない(No jewellery is advised)」が載っています。これは子どもの大会の案内で、大人のHYROXのルールブックの決まりではありません。子どもの大会の全体はYoungstarsの記事にまとめています。
HYROXのコーチとUAEの英字紙が挙げた髪型はトップノットとダブルのフレンチブレイド
英国の女性ランニング誌Women's Runningのウェブ記事(2026年3月6日付)で、HYROXのコーチで、HYROXバーミンガム大会のプロ部門で年代別の優勝をした競技者は、レース中は髪を必ずトップノット(頭頂のお団子)にしていると話しています。髪を下ろしていると、SkiErgの最中と、サンドバッグを持ち上げて担ぐときに邪魔になる、というのが理由です。服装や髪で気が散らないようにしたい、という趣旨の発言もしています。
UAEの英字紙Khaleej Timesの記事は、HYROXのようなフィットネスレースで選ばれる髪型をダブルのフレンチブレイドとしています。挙げている理由は、見た目がきりっとすること、激しい運動の間も崩れないこと、汗にも強いことの3つです。UAEで初めてのHYROXがアブダビで開かれるのに合わせたファッション欄の記事で、筆者の見立てです。同じ記事には、後れ毛や生え際を整えるマスカラ状のスティックを、ヘアスプレーやアメピンの代わりに使うフィットネスの人がいるという紹介もありますが、商品の紹介を兼ねた記述で、効果を確かめた記述はありません。

コーチが「髪が邪魔になる」と挙げた種目はSkiErgとサンドバッグランジ
コーチが名前を挙げた2つの種目は、8種目の順番では1番目のSkiErgと、7番目のサンドバッグランジです。コーチの発言は「サンドバッグを持ち上げて担ぐとき」で、種目名は出てきません。8種目でサンドバッグを使うのはサンドバッグランジだけなので、ここではランジのこととして整理しました。

サンドバッグランジは、サンドバッグを両肩に完全に乗せたまま進む種目です。地面やバリケード、足などに置いて負荷を逃がすことはできず、ルールブックはこの違反に「違反1回ごとに15秒」のペナルティを定めています。ただし同じ種目のペナルティの規定には、1回目の反則は警告、2回目から15秒という項目もあり、両肩から下ろした1回目にどちらが当たるかは書き分けられていません。肩に担ぐ種目なので、髪を下ろしていると、担ぐ前に髪をよける手間が加わります。コーチが挙げたのはこの点です。
SkiErgについて、コーチは髪を下ろしていると邪魔になるとだけ話していて、どう邪魔になるかの説明はありません。ほかの6種目で髪が邪魔になるという記述は、今回確かめた出典には見つかりませんでした。種目ごとのペナルティの一覧はペナルティの記事にまとめています。
エイドステーションの水を頭からかけて冷やすのは違反
レース中に髪や頭を濡らして冷やしたくなっても、エイドステーションの飲み物は使えません。ルールブックは、エイドステーションの飲み物を飲むためだけのものとし、頭や体にかけるなどして積極的に体を冷やすと、違反1回ごとに2分のペナルティを科すと定めています。理由として挙げているのは、ほかの選手やスタッフが滑る危険を作らないためです。
ヘアゴムやヘアピンが気になる人はレース前に主催者へ確かめる
ヘアゴムやヘアピンのような名前の無い物にレースディレクターの書面の許可が要るかは、条文からは分かりません。気になる人は、大会より前に主催者へ問い合わせて確かめます。日本の大会なら、HYROX JapanのFAQの「お問い合わせ」欄に載っているカスタマーサービスのメールアドレスが問い合わせ先です(10月1日確認。書面の許可を受け付ける窓口かどうかは確認できていません)。聞くことは、ヘアゴムやヘアピンにレースディレクターの書面の許可が要るか、要るならどう取るか、です。詳しい聞き方はヘッドバンドの記事にまとめています。
ダブルスやリレーで出る人は、もう1つ確かめておきます。使ってよい7点の物は、スタートからフィニッシュまで自分で身につけ続ける決まりで、途中で誰かに手渡したり受け取ったりすると、外部からの補助として失格になる可能性があります。名前の無い物にこの決まりがどう当てはまるかは書かれていないため、途中で髪がほどけたときに相方から替えのヘアゴムを受け取ってよいかも聞いておきます。
ウェア全体の選び方はウェアの記事と女性向けのウェアの記事、当日の流れは大会当日の流れと持ち物にまとめています。
KEY TAKEAWAYS
- HYROXの公式ルールブック(2026/27・英語版と日本語版の6冊)に、髪型やヘアゴム・ヘアピンを扱った条文はありません。髪型を制限する文も、自由とする文もありません
- ヘアゴムやヘアピンは、使ってよい7点にも禁止の9点にも名前がありません。名前の無い物の決まりが当たるかは条文から分からないため、気になる人はレース前に主催者へ確かめます
- 例として紹介されているのは、トップノット(頭頂のお団子)とダブルのフレンチブレイド(編み込み)の2つです。どちらも公式の推奨ではなく、競技者1人の経験談と記事1本の筆者の見立てです
- HYROXのコーチは、下ろした髪がSkiErgとサンドバッグを担ぐときに邪魔になると話しています。サンドバッグランジは両肩に乗せ続ける種目で、下ろすと違反ごとに15秒のペナルティと定められています(同じ種目の1回目の反則は警告とする項目もあります)
- エイドステーションの飲み物は飲むためだけで、頭や体にかけて冷やすと1回2分のペナルティです
- 子ども向けのHYROX Youngstarsの案内には「髪を結ぶ」とありますが、大人のHYROXのルールブックの決まりではありません
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