ギア · 18 MIN READ
ナイキ(Nike)はHYROXで使える? 靴のルールとガイドが挙げるモデル・今の価格と重さ
ナイキ(Nike)のシューズは、HYROX(ハイロックス)で使えます。2026/27シーズンのルールブックが靴について定めているのは、つま先の覆われた靴を履くことだけで、ブランドやモデルの指定はありません。HYROXの公式スポーツウェア(シューズを含む)は2030年までPUMAが提供していて、ナイキは公式の靴ではありませんが、HYROXの情報サイトが靴を聞いたエリート選手16人のうち4人がナイキでした。ナイキのモデルを挙げる10のガイドの評価は、ふだんのランの靴・カーボンのレース靴・トレーニングシューズの3系統に分かれます。日本の公式通販に載っている9足の価格・重さ・ドロップと、目的ごとの使いどころをまとめました。

ナイキ(Nike)のシューズは、HYROX(ハイロックス)で使えます。2026/27シーズンのルールブックが靴について定めているのは、レース中につま先の覆われた靴を履くことだけで、ブランドやモデルの指定はありません。ナイキのランニングシューズもトレーニングシューズも、この決まりに当てはまります。
ただし、ナイキはHYROXの公式の靴ではありません。HYROXの公式スポーツウェア(シューズを含む)は2030年までPUMAが提供すると発表されていて、ナイキとHYROXの提携を示す公式の発表は、今回の調べでは見つかりませんでした。一方で、HYROXの情報サイトRox Lyfeが靴を聞いたエリート選手16人(2026年の世界選手権の上位選手を含む)をメーカーごとに数えると、ナイキは4人で、PUMAの6人に次ぐ2番目でした。ナイキのモデルを挙げる10のガイドの評価は、ふだんのランの靴・カーボンのレース靴・トレーニングシューズに分かれます。ヴェイパーフライのようなカーボンのレース靴は、3つのガイドが「避けたい靴」に挙げ、HYROXのカーペットで滑りやすいと注意しています。
HYROXでナイキは履ける? ルールブックの靴の決まり
2026/27シーズンのHYROXのルールブックは、レース中は常につま先の覆われた靴を履くよう定めています。靴を脱いでよいのはウォールボールのステーションだけです。シングルス・ダブルス・リレーのルールブックに同じ文があり、アダプティブのルールブックにも同じ規定があります。
4冊のルールブックの英語の本文で、靴に触れているのはこの規定と、ウォールボールで脱いだ靴の置き場所などの決まりだけでした。ブランドやモデル、靴底の形を指定したり禁止したりする文は見つかりませんでした。つま先の覆われたナイキの靴なら、ペガサスのようなランニングシューズでも、メトコンのようなトレーニングシューズでも、ルールの上では問題なく履けます。
ルール全体はHYROXのルールまとめで扱っています。
HYROXの公式パートナーはPUMAで、ナイキは公式の靴ではない
PUMAは、2017年にハンブルクで開かれたHYROXの最初の大会からのパートナーで、2023年にグローバルパートナーになりました。契約の延長により、2030年までHYROXの公式スポーツウェア(NITROの技術を使ったシューズを含む)を提供し、HYROX世界選手権の独占タイトルパートナーを務めると発表しています。
ナイキとHYROXの提携の公式の発表は確認できていません。ナイキの日本の公式通販でサイト内検索に「hyrox」と入れると、最初に並ぶのはNike Hybrid ラン・ナイキ フリー メトコン 7・Nike Proのウェアです(並び順はナイキ側の検索の仕組みによるもので、HYROX向けだという説明ではありません)。ズーム フライ 6・ヴェイパーフライ 4・ペガサス 42・メトコン 10の商品ページの本文には、HYROXの語がありません。Hybrid ランの日本の商品ページにもHYROXの語はありませんが、「スレッドトレーニング」「バーピー ブロードジャンプ」の語があり、ナイキの製品ニュースはHybrid ランを「fitness racing(フィットネスレース)を念頭に設計した」と説明しています。
それでも、ナイキはHYROXのトップ選手とつながっています。ナイキは2025年に、2026年の世界選手権の男子で優勝した選手と契約していて、Rox Lyfeによれば、その選手が使っている靴はナイキのまだ発売されていない靴の試作品です(次の節)。
PUMAの専用シューズとウェアはHYROXとプーマ(PUMA)、ほかの公式パートナーはHYROXの公式パートナーの一覧にまとめています。
Rox Lyfeが靴を聞いたエリート選手16人のうち4人がナイキ
HYROXの情報サイトRox Lyfeは、エリート選手に使っている靴を聞き、16人分をまとめています。2026年の世界選手権(ストックホルム)の順位が書かれているのは、男女の優勝者を含む6人で、残りの10人は名前と靴だけです。メーカーごとに数えると、次の6社になります。
メーカー | 人数 | 選手が使っている靴 |
|---|---|---|
PUMA | 6人 | Deviate Elite 4 |
ナイキ | 4人 | Hybrid Fly(試作品)2人・Streakfly 1人・Vaporfly 1人 |
adidas | 2人 | Boston・試作品 |
Saucony | 2人 | Endorphin Pro |
ON | 1人 | Cloud X Tempo Pro |
ミズノ | 1人 | Wave Rebellion Pro |
人数ではPUMAが最も多く、ナイキは2番目です。ナイキの4人のうち2人は、男子の優勝者を含め、Hybrid Flyの試作品を使っています。ナイキはHybrid Flyを、レースの要求に合わせた「hybrid racing shoe」と説明しています。ZoomXフォーム・フルレングスのカーボンのFlyplate・前足部の2つのAir Zoomユニットに、幅広で安定したベースと、粘着性のあるラバーを使った4ゾーンのトラクションを組み合わせた靴です。発売は2027年4月(グローバル)で、10月6日の発表の時点で価格は示されていません。今は買えない靴で、試作品と発売される靴が同じ仕様とは限りません。
16人は筆者が靴を聞けた選手で、世界選手権の出場者全員を調べたものではなく、全員が世界選手権で履いた靴とも書かれていません。選手ごとの靴は筆者の聞き取りによるもので、多くはほかの資料で確かめられていません。トップ選手の靴の詳しい話はトップ選手が履いた靴の記事にあります。ルールで決まっているのはつま先が覆われていることだけなので、一般の参加者がトップ選手と同じ靴を選ぶ必要はありません。
ナイキのモデルを挙げる10のガイドの評価は3系統に分かれる
HYROXのシューズを取り上げた海外と日本のガイドのうち、ナイキのモデルを挙げて評価している10本を使いました。挙がるモデルは、次のように分かれます。Rox Lyfeの靴のガイドもナイキに触れていますが、選手への聞き取りの記事として前の節で扱い、この10本には数えていません(ヴェイパーフライとメトコンについての見方は後の節で触れます)。

ふだんのランの靴(ペガサス・ストラクチャー・ボメロ)
- ペガサス 42:Hybrid Athlete Clubが、予算を重視する人の選択肢に挙げています(約£110〜125)。RunDida(ランニングの情報サイト・2026年7月更新・34足を評価)は「Usable — check one thing(使えるが、本番前にスレッドで試すべき靴)」の組に入れています。
- ストラクチャー 26:RunDidaが「Suitable(頼れる万能型)」の組に入れています。RunDidaがこの組に入れたナイキの靴は、これだけです。
- ボメロ 18:ROXFITが、ふだんの練習用のクッションの厚い靴として挙げています。RunDidaが「避けたい靴」の組に入れたボメロ プレミアムとは別のモデルです。
- 日本の買い物レビューのブログのSmart Life Diary(アフィリエイト広告あり)は、ナイキを4足紹介し、そのうち3足がランニングシューズ(ペガサス 41・インヴィンシブル 3・ペガサス プラス)、1足がメトコン 9です。ペガサス 41は、今のペガサス 42の1つ前のモデルです。
カーボンのレース靴(ズーム フライ・ヴェイパーフライ・アルファフライ)
- ズーム フライ 6:Men's Health Australiaの11足のランキングで5位で、Alltricks(自転車・ランニング用品の販売店)のブログの9足にも入っています。RunDidaは「使えるが、本番前にスレッドで試すべき靴」の組です。
- ヴェイパーフライ 4:ROXFITは「レース当日・スピード」の組に入れ、厚い靴底とカーボンのプレートでスレッドには向きにくいものの、技術のある選手は速く走るのに使う、と書いています。RunDidaは「使えるが、本番前にスレッドで試すべき靴」の組です。
- アルファフライ 3:RunDidaは「Best avoided(避けたい靴)」の組に入れています。
トレーニングシューズ(メトコン)
- メトコン 9:HyroxFitnessは2位、HYROX Insiderは5位に挙げ、どちらもステーション(種目)での安定を理由にしています。RB100(2025年の記事)はMetcon 9 FlyEaseを総合1位に、HyCrewは筋力のある人・体重のある選手向けとして7位に挙げています。ランについての評価は割れます(後の節)。
ガイドが評価したメトコン 9とアルファフライ 3は、日本の公式通販のサイト内検索では出てこず、出てくるのは型番が1つ新しいメトコン 10とアルファフライ 4(近日発売)でした。評価はどれも書き手の判断で、ナイキの公式の説明ではありません。Alltricksは靴を売っている店のブログで、HyroxFitnessとSmart Life Diaryには購入ページへのリンクがあります。Men's Health Australiaの記事は順位だけを確認しました。
日本の公式通販に載っている9足の価格・重さ・ドロップ
ガイドが挙げたモデル(メトコン 9・アルファフライ 3は、型番が1つ新しいメトコン 10・アルファフライ 4)と、ナイキがランとリフトの両方に向けて出したHybrid ランを、ナイキの日本の公式通販の商品ページで確かめました。アルファフライ 4は近日発売で、まだ買えません。
モデル | 系統 | ガイドとの関係 | 価格(税込) | 重さ(片足) | ドロップ |
|---|---|---|---|---|---|
ペガサス 42 | ふだんのラン | Hybrid Athlete Clubが予算重視に挙げる | 17,600円(メンズ) | 300g(メンズ28cm) | 10mm |
ストラクチャー 26 | ふだんのラン | RunDidaが「頼れる万能型」に入れる | 17,600円(ウィメンズ)/メンズはセール価格14,999円 | 321g(メンズ28cm) | 10mm |
ボメロ 18 | ふだんのラン | ROXFITがふだんの練習用に挙げる | 17,600円 | 325g(メンズ28cm) | 10mm |
ズーム フライ 6 | カーボン | Men's Health Australiaの5位 | 18,700円 | 265g(メンズ28cm) | 8mm |
ヴェイパーフライ 4 | カーボン | ROXFITが「レース当日」に入れる。3つのガイドはヴェイパーフライ(版の記載なし)を避けたい靴に挙げる | 30,800円 | 190g(メンズ28cm) | 6mm |
アルファフライ 4 | カーボン | ガイドが評価したのは1つ前のアルファフライ 3 | 39,600円(近日発売) | 約188g(27cm) | 8mm |
メトコン 10 | トレーニング | ガイドが評価したのは1つ前のメトコン 9 | 19,030円(メンズ) | 305g(27cm) | 記載なし |
フリー メトコン 7 | トレーニング | RunDidaがフリー メトコン系だけを部分的な例外にする | 14,630円 | 334g(27cm) | 記載なし |
Hybrid ラン | ランとリフトの両方 | —(ガイドでは触れられていない) | 17,600円 | 354g(27cm) | 7mm |
出典:ナイキ 日本公式通販の各商品ページ(2026年10月27日確認)。Hybrid ランのドロップはナイキの製品ニュースの値です。重さは商品ページに書かれたサイズの値で、28cmと27cmが混ざっているため、そのまま比べられません。価格は色によって違い、ズーム フライ 6は15,899円のセール価格の色と、16,799円で在庫なしの色がありました。ヴェイパーフライ 4には29,700円の色もありました。メトコン 10とフリー メトコン 7の商品ページには、ドロップ(オフセット)が書かれていません。
ナイキ自身は、走ることだけが目的ならペガサス 42のような通常のランニングシューズ、持ち上げる練習だけをするならメトコン 10のほうが合う場合があり、ランとリフトを同じ練習で続ける人向けにHybrid ランを出した、と説明しています。フリー メトコンについては、長い距離を走る用途には設計されていないとしています。ズーム フライ 6とヴェイパーフライ 4は、どちらもカーボンファイバー製のFlyplateを使ったロードのレース用の靴で、商品ページはアウトソールを薄いラバーと説明していて、スレッドや屋内の床については書いていません。
ガイドの表の値は、日本の公式の値と一致しないことがあります。たとえばRunDidaの表では、ヴェイパーフライ 4が167g、ズーム フライ 6が244gです。量ったサイズの書き方が違うため、この記事の表は日本の公式通販の値にそろえました。Hybrid ランとメトコン 10・ペガサス 42の違いは、Nike Hybrid ランの記事で詳しく扱っています。
カーボンのレース靴は、ガイドがスレッドとカーペットでの滑りを注意している
HYROXの公式サイトは、スレッドプッシュについて、大会の前に少なくとも1回は試しておくこと、滑りにくい靴を用意することを勧めています。
ナイキのカーボンのレース靴についてのガイドの注意も、この点に集まっています。HYROX Insider・HyroxFitness・HyCrewの3本は、ヴェイパーフライ・アルファフライのようなカーボンのレース靴を「避けたい靴」の一覧に挙げています(どれも版は書いていません)。HYROX Insiderは、アウトソールが滑らかでHYROXのカーペットではグリップがほとんど無く、靴底が前後に反ったロッカー形状のためスレッドが押しにくいと書いています。HyroxFitnessも、ロッカー形状でスレッドがほぼ押せず、ジムの床でのグリップが悪いとしています。HyCrewは、アウトソールのラバーが少ないロードのレース靴を、アスファルトでは良いがHYROXのカーペットでは危険なほど滑ると書いています。スレッドの押しにくさまで書いているのはHYROX InsiderとHyroxFitnessで、HyCrewが書いているのは床での滑りです。Hybrid Athlete Clubも、ヴェイパーフライ 3やアルファフライ 3をレース当日のスピードを重視する選択肢に挙げながら、スレッドでのグリップは犠牲になるとしています。
反対の見方もあります。Rox Lyfeは、ヴェイパーフライはHYROXでうまく使われていて、エリート選手も履いていると書き、ステーションではグリップや安定のある靴を好む選手もいる、としています。HyCrewも、一部のエリートはヴェイパーフライやアルファフライを試すものの、多くはグリップのある靴に戻ると書いています。どの注意も書き手の判断で、床での滑りやすさを測った数字はありません。
ズーム フライ 6は、避けたい靴に挙げた3つのガイドの名指しには入っていません。ただ、ズーム フライ 6もカーボンのプレート入りのロードのレース靴で、RunDidaは、ヴェイパーフライ 4と同じ「使えるが、本番前にスレッドで試すべき靴」の組に入れています。名前が出ていないことを、同じ注意が当てはまらない理由にはできません。Rox Lyfeが靴を聞いたエリート選手にもVaporflyを使う人が1人いましたが、ROXFITが書くとおり、技術のある選手が速く走るために選ぶ靴です。
会場の床にも注意が要ります。初出場の人向けのガイドでは、Rox Lyfeが、会場の床(カーペット)は多くのジムよりソリが動きにくく、ジムで載せた重さと同じには感じなかったと書いています。Hyrox Vaultは、ランを走ったあとに会場の床で押すため、公表されている重量は感じる重さの下限だとしています。SugarWODは、スレッドの重さの感じ方は床の素材で変わるとして、本番に近い床で練習するよう勧めています。ジムでカーボンの靴を履いて押せても、会場で同じように押せるとは限りません。
初出場で起きやすいことは初めてのHYROXでよくある失敗にまとめています。
メトコンで本番に出るかはガイドで評価が割れる
メトコン(ナイキのトレーニングシューズ)は、ステーションでの安定では評価がそろっていて、ランでの評価が割れます。
- HYROX Insider:メトコン 9をステーションを重視する人向けに5位に挙げつつ、ランニングの基準では重く、8kmのランは軽いハイブリッドの靴より明らかにきつくなると書いています。
- HyroxFitness:2位に挙げてステーション向けとし、約330gの重さがランの5〜6本目から気になると書いています。
- RB100(2025年の記事):Metcon 9 FlyEaseを総合1位(Best All Rounder)に挙げ、スレッドやランジ・ウォールボールと、ステーションの間の短く速いランに向くとしています。
- HyCrew:7位に挙げ、筋力のある人・体重のある選手向けとしています。
- RunDida:メトコンのような平らなクロスフィット用の靴は、8kmを走るのが辛いとしています。部分的な例外はフリー メトコン系で、それでも1kmを8回走るにはランニングシューズのほうがよい、と書いています。
10本の外では、選手への聞き取りをまとめたRox Lyfeも、メトコンは種目ではよく働くものの8kmを効率よく走るようには作られていないとして、一般には勧めないと書いています。ナイキ自身も、メトコン 10は持ち上げる練習だけをするなら合う場合がある靴とし、フリー メトコンは長い距離を走る用途には設計されていないとしています。ランの区間が合わせて8kmあるHYROXでは、メトコン 10は種目の練習の日の靴にして、本番はランニングシューズにする分け方なら、ナイキの説明にも、ランを心配するガイドの指摘にも沿います。ランより種目を重く見る人には、HyroxFitnessやHYROX Insiderが挙げるとおり、メトコンで出る選択もあります。
目的ごとのナイキの使いどころ

ランも種目も1足で済ませたい人は、ペガサス 42かストラクチャー 26が候補になります。 HYROXは1kmのランと1種目を8回繰り返す形で、ランは合計8kmあります。ルールブックにブランドやモデルの指定は無く、ふだんのランニングシューズでも出られます。ペガサス 42は日本の公式通販で税込17,600円(メンズ)・300g・ドロップ10mmで、Hybrid Athlete Clubが予算重視の選択肢に挙げ、RunDidaは「使えるが、本番前にスレッドで試すべき靴」の組に入れています。RunDidaがナイキで1足だけ「頼れる万能型」の組に入れたのは、ストラクチャー 26(ウィメンズ17,600円・メンズはセール価格14,999円・321g)です。RunDidaの表では、どちらもプレートの入っていない靴です。なお、ナイキ自身がペガサス 42を挙げているのは、走ることだけが目的の人向けです。本番で履く靴でスレッドを押して、足元が滑らないかを確かめてから決めます。
ランでタイムを縮めたい人は、ズーム フライ 6から試します。 カーボンのプレート入りのロードのレース靴で、日本の公式通販で税込18,700円・265g・ドロップ8mmです。Men's Health Australiaのランキングで5位に入り、RunDidaは「使えるが、本番前にスレッドで試すべき靴」の組に入れています。ヴェイパーフライ 4(30,800円・190g)はさらに軽い一方で、3つのガイドがヴェイパーフライを避けたい靴に挙げ、カーペットでの滑りを注意しています。アルファフライ 3はRunDidaが「避けたい靴」の組に入れています。日本で近日発売のアルファフライ 4(39,600円)を評価したガイドは見つかりませんでした。完走した人のランのペースはHYROXに必要な走力で扱っています。
ジムで種目の練習をする日は、メトコン 10かHybrid ランを使う分け方もあります。 ナイキは、持ち上げる練習だけをするならメトコン 10(19,030円・305g)が合う場合があるとし、ランとリフトを同じ練習で続ける人向けにHybrid ラン(17,600円・354g・ドロップ7mm)を出したと説明しています。練習用と本番用の分け方は練習用と本番用のシューズの記事で扱っています。
ほかのブランドの例は、ホカ(HOKA)・ニューバランス・On・リーボックのブランドごとの記事に、各社の靴の比べ方はHYROXのシューズの選び方にあります。
ナイキの靴で本番に出る前にやっておくこと
- 本番で履く靴を履き慣らしておく。 ナイキの解説記事は、ナイキのランニングシューズは柔らかい素材で作られていて、慣らしは2、3回走れば十分としています。そのうえで、レースシューズのように、これまで練習に使ってこなかったタイプの靴で走るときほど、慣らす期間が大事だとしています。カーボンのレース靴を本番だけ履くつもりなら、先に何度か走っておきます。Women's Health(南アフリカ版)は、大会の前日に新しい靴を買わず、グリップがあり履き慣らした靴にするよう書いています。
- その靴でスレッドを押してみる。 HYROXの公式サイトは、スレッドプッシュを大会の前に一度は試し、滑りにくい靴を用意するよう勧めています。本番で履く靴で押して確かめるのは、HYROX InsiderやROXFITなどのガイドの助言です。滑る、足元が安定しないと感じたら、本番で履く靴を見直します。
- 会場ではソリが重く感じる前提で練習する。 Rox Lyfeは、思っているより重い重量で練習するよう勧めています。
よくある質問
手持ちのナイキシューズでHYROXに出るとルール違反になりますか。
なりません。2026/27シーズンのルールブックが求めているのは、レース中につま先の覆われた靴を履くことだけです。ブランドやモデルの指定はありません。
ナイキにHYROX専用のモデルはありますか。
HYROXの名前を付けたナイキの靴は確認できていません。ただ、ナイキの製品ニュースはHybrid ランを「fitness racing(フィットネスレース)を念頭に設計した」と説明し、プレスリリースはHybrid Flyを「hybrid racing shoe」としています。Hybrid ランの日本の商品ページにも、スレッドトレーニングやバーピー ブロードジャンプの語があります。Hybrid Flyの発売は2027年4月の予定です。HYROXのために設計した専用のシューズを出しているのは、公式パートナーのPUMAです。
ズーム フライ 6はHYROXで使えますか。
ルールの上では使えます。Men's Health Australiaの11足のランキングでは5位で、RunDidaは「使えるが、本番前にスレッドで試すべき靴」の組に入れています。ナイキはロードのレーシングシューズとしていて、スレッドや屋内の床については説明していません。日本の公式通販では税込18,700円・265g(メンズ28cm)・ドロップ8mmです(2026年10月27日時点)。本番で履くなら、その靴でスレッドを押して確かめてください。
メトコンでHYROXに出てもいいですか。
ルールの上では問題ありません。ただ、ガイドの評価は割れています。HyroxFitnessとHYROX Insiderはメトコン 9をステーションに強い靴として挙げつつ、ランでは重いと書いています。RB100はMetcon 9 FlyEaseを総合1位に挙げ、RunDidaは8kmを走るのが辛いとしています。ナイキも、メトコン 10は持ち上げる練習だけをするなら合う場合がある、と説明しています。
同じです。ダブルスとリレーのルールブックにも、シングルスと同じ文で、つま先の覆われた靴を履くことと、ウォールボールのステーションだけ靴を脱いでよいことが書かれています。
KEY TAKEAWAYS
- ナイキ(Nike)のシューズはHYROXで使えます。2026/27シーズンのルールブックが靴について定めているのは、つま先の覆われた靴を履くことだけで、ブランドやモデルの指定はありません
- HYROXの公式スポーツウェア(シューズを含む)は2030年までPUMAが提供していて、ナイキは公式の靴ではありません
- Rox Lyfeが靴を聞いたHYROXのエリート選手16人では、ナイキが4人でPUMAの6人に次ぐ2番目でした。うち2人は2027年4月に発売予定のHybrid Flyの試作品です
- ナイキのモデルを挙げる10のガイドでは、ふだんのランの靴(ペガサス 42・ストラクチャー 26・ボメロ 18)、カーボンのレース靴(ズーム フライ 6・ヴェイパーフライ 4・アルファフライ)、トレーニングシューズ(メトコン)が挙がります
- ヴェイパーフライのようなカーボンのレース靴は、3つのガイドが避けたい靴に挙げ、カーペットで滑りやすいと注意しています。エリートにも使われているとする記事もあります。メトコンはステーションでは評価がそろい、ランでは割れます
- 日本の公式通販では、ペガサス 42が17,600円・300g・10mm、ズーム フライ 6が18,700円・265g・8mm、ヴェイパーフライ 4が30,800円・190g・6mm、メトコン 10が19,030円・305g(2026年10月27日時点・税込)です
- ランも種目も1足ならペガサス 42かストラクチャー 26、ランでタイムを縮めたいならズーム フライ 6から試し、どの靴でも本番の前にその靴でスレッドを押して確かめます
NEWSLETTER
ギアや大会の新しい情報を知りたい方へ
ギアの記事や、大会・ジムの新しい情報をメールでお届けします。登録はメールアドレスだけで、いつでも停止できます。
ご登録の前にプライバシーポリシーをご確認ください。