トレーニング · 16 MIN READ
HYROXの練習は週何回?頻度の目安と、週3・4・5・6回の1週間の組み方
HYROX(ハイロックス)の練習の頻度は週3〜5回が目安です。初心者向けのガイドは週3〜4回か週5回前後で、Gymsharkは中級者・上級者を週4〜5回としています。週3回・4回・5回・6回のそれぞれについて、何曜日に何をするかの例を海外のトレーニングガイド11件から表にまとめました。週4〜5回の例は、楽なペースの長めのラン、速いペースのラン、筋力トレーニングか種目の練習、休む日の4つで1週間を組んでいます。

HYROX(ハイロックス)の練習の頻度は、週3〜5回が目安です。初心者向けのガイドは週3〜4回(Gymshark、Rezerv、SugarWOD)か週5回前後(RitFit)で、Gymsharkは中級者・上級者を週4〜5回としています。1回の長さは、GymsharkとRitFitが45〜60分を目安に挙げています。週4〜5回の例は、楽なペースの長めのラン、速いペースのラン、筋力トレーニングか種目の練習、休む日の4つで1週間を組んでいます。
この記事では、週3回・週4回・週5回・週6回のそれぞれについて、何曜日に何をするかの例を表にまとめました。休む日の置き方、きつい練習の間隔、同じ日にランと筋トレをする場合の考え方など、練習する日を並べるときの目安も整理しています。週2回しか取れない人は週2回の組み方を見てください。
もとにしたのは、海外のトレーニングガイド11件(Gymshark、RitFit、Hyrox Vault、PureGym、HYROX Handbook、Find Your Edge、SugarWOD、Rezerv、RunDida、Repz、TRX Training)と、厚生労働省の筋力トレーニングの情報シート、研究2本です。HYROX公式サイトの準備の案内には、週に何回練習するかは書かれていません。ガイドの例はコーチやメディアの一般的な助言で、配分の効果を比べて確かめたものではありません。10月6日時点で確認しています。
HYROXの練習の頻度は週3〜5回が目安
HYROXに向けた練習は週3〜5回が目安です。Gymsharkは練習する人の多くが週3〜5日だとし、Hyrox Vaultも週3〜5回でほとんどの人に足りるとしています。ガイドごとの回数と、想定している人は次のとおりです。
練習の回数 | ガイドが想定している人 | ガイド |
|---|---|---|
週3〜4回 | 初心者、初めて出る人 | Gymshark、Rezerv、SugarWOD |
週4〜5回 | 中級者・上級者 | Gymshark |
週4〜5回 | 1マイル(約1.6km)を走れる人 | TRX Training |
週5回前後 | 初心者(12週間のプラン) | RitFit |
週5回 | ジムでの練習を6か月以上続けていて、週5時間以上を練習に使える人 | HYROX Handbook |
週6回 | フルマラソンを3時間30分〜4時間30分で走れる人 | RunDida |
初心者向けの回数は、週3〜4回(Gymshark、Rezerv、SugarWOD)と週5回前後(RitFit)に分かれます。RitFitは、週4日未満だと走る量と種目の技術の両方をまかなうのが難しいとしています。どちらを選ぶかについて、Repzは週に何回練習すべきかに一律の基準は無いとし、回復できて続けて繰り返せる回数を選ぶよう書いています。決まった日数よりも、練習の総量、1回のきつさ、仕事、睡眠のほうが結果を左右する、とも書いています。
1回の練習は45〜60分が目安です。Gymsharkは集中した45〜60分の練習を勧め、RitFitは始めのうちは1回45〜60分にするよう書いています。Rezervの週3〜4回のプランは1回45〜75分以内です。RitFitの週5回の例は1回30〜70分で、5回を合わせると3時間45分〜4時間45分になります。
実際に出ている人の練習量を調べた資料もあります。HYROXの選手418人が答えた国際アンケート(2026年8月公開・査読前の論文)では、HYROXに特化した練習の頻度は週1〜2日が37.8%、週3〜4日が35.2%、週5日以上が20.3%でした。1週間の練習時間は中央値で8時間、そのうちHYROXに特化した練習は4時間です。この頻度はHYROXに特化した練習だけを数えた日数で、練習全体の日数ではありません。回答者の65.6%はドイツの選手で、数字は自己申告です。
1週間に入れる練習の種類と回数ごとの内訳

週4〜5回の例は、次の4種類で1週間を組んでいます。Repz、Hyrox Vault、Gymshark、RitFitの4件の例に共通する練習を、編集部がまとめたものです。
- 楽なペースの長めのラン(週1回): 会話ができる速さで45〜60分走ります(Gymshark、RitFitの例)
- 速いペースのラン(週1回): インターバル走かテンポ走です。Gymsharkの例は、レースペースで1kmを6本、間に2分休みます
- 筋力トレーニングか種目の練習(週2回前後): Gymsharkは、筋力トレーニングを週2〜3回、初心者の種目の練習を週2回としています。初心者は、筋力トレーニングのあとにウォールボールやスレッドプッシュなどの種目を続ける形にすると、回数を増やさずに種目の練習を入れられます
- 休む日(少なくとも週1日): 完全に休む日を少なくとも週1日入れます(Gymshark、RitFit)。Gymsharkは、どのレベルでも、休養か軽い回復の日を少なくとも週1〜2日とるよう勧めています
4種類のうち2種類はランです。HYROX公式サイトも「50% is Running」という見出しで、8kmのランを1kmずつ8回に分けて走る構成を説明し、練習にランを取り入れるよう書いています。
Repzが挙げる1週間の例は、長めの楽なラン1回、質の高いラン1回、筋力か種目を中心にした練習2回、必要ならランと種目を組み合わせた練習1回、休養か軽い回復の日です。Repzは、これは計画の一例で、最適だと確かめられた予定ではないと断っています。Hyrox Vaultは、ランの練習2回、種目か筋力の練習1〜2回、週末の長めの本番向けの練習1回を挙げ、曜日つきの型では火曜を楽なラン、木曜を質の高いランにしています。
週3回のRezervの例は分け方が違い、持久の日、筋力とハイブリッドの日、ペースの日を1回ずつ入れます。週6回のRunDidaの例は、ロングラン1回と質の高いラン1回を毎週確保しています。
HYROXの練習の目安とは別に、厚生労働省の情報シートは、健康づくりのための目安として、成人に筋トレを週2〜3日行うことを勧めています。
回数ごとの内訳は次のとおりです。この記事の表と図の「休む日」は、休養の日と、軽い回復の運動だけをする日を合わせた数です。練習の回数が少ないほど、休む日は増えます。
練習の回数 | 1週間の内訳 | 休む日 | もとにしたガイド |
|---|---|---|---|
週3回 | 持久の日1回、筋力・ハイブリッドの日1回、ペースの日1回 | 4日 | Rezerv |
週4回 | ラン2回、筋力か種目1回、週末の長めの練習1回 | 3日 | Hyrox Vault |
週5回 | ラン3回、筋力と種目2回 | 2日 | RitFit |
週6回 | ラン3回、筋力と種目3回 | 1日 | RunDida |
Gymsharkの例では、レベルが上がるほどランの回数が増えます。初心者が週2回(インターバル走1回と長めのラン1回)、中級者が週3回(インターバル走・テンポ走・長めのラン)、上級者が週3〜4回です。筋トレが中心の人が走る練習を足す方法は筋トレ派がHYROXに出るにはに、ランナーが筋力を足す方法はランナーがHYROXに出るにはにまとめています。
週3回の組み方
週3回は、種類の違う練習を1回ずつ入れます。初めて出る人に向けたRezervの4週間プランは、毎週の3回を、持久の日(長めのインターバルと楽なラン)、筋力・ハイブリッドの日(HYROXの種目をまねたサーキット)、ペースの日(短く速いインターバルで、呼吸とペースの抑え方を練習する)に分けています。初心者向けのSugarWODの4週間プラン(週3〜4日)と並べると、1週間のメニューは次のとおりです。
回 | Rezerv(1〜2週目) | SugarWOD(1週目) | SugarWOD(2週目) |
|---|---|---|---|
1回目 | 1kmの楽なラン+種目1つを3回(種目はスキーエルゴ、スレッドの押し引き、ウォールボールを入れ替える) | 800mのラン3本(楽なペース)のあと、自重の運動を3周 | 1kmラン→軽いスレッドを押す・引く(各20〜30m)を3周→1kmラン |
2回目 | ローイング500m・バーピー10回・ファーマーズキャリー100m・サンドバッグランジ左右各10回を3周 | スキーエルゴの技術練習(100m×5本) | ローイング500mとウォーキングランジ20回を3周 |
3回目 | 400mのラン6本(間に90秒休む)のあと、ウォールボール15回を3セット | 軽いファーマーズキャリー、ウォールボールのフォーム、ケトルベルスイングのサーキット | 1kmランとウォールボール20回を2セット |
Rezervは3週目に、1回目を1kmのランと種目1つを4回繰り返すミニシミュレーションに替えます。回数は3回のままで、中身を本番の形に近づけていく進め方です。
2つのプランはどちらも1回目・2回目という順番だけで、曜日を指定していません。火・木・土のように1日おきに置くと、3回のどの間にも休む日が入ります。上の図の週3回は、この置き方で編集部が割り振った例です。
Rezervのプランは1回45〜75分以内で、1回ごとの強さを力の70〜80%程度にとどめるよう書いています。週3回の質の良い練習は週5回の燃え尽きた練習に勝る、とも書いています。
週3回で足りるかどうかは、ガイドによって見方が分かれます。Gymsharkは初心者なら週3〜4日で十分とし、RitFitは週4日未満だと走る量と種目の技術の両方をまかなうのが難しいとしています。Gymsharkは、初心者のランを週2回とし、種目そのものの練習を毎週少なくとも1回は入れるのが理想としています。Gymshark自身は週3回の組み方を示していません。編集部がこの2つの目安を週3回に当てはめると、3回のうち2回にランを入れ、種目の練習を毎週どこかに入れる形になります。大会までの8週間の進め方はHYROX初出場のための練習の組み立てにまとめています。
週4回の組み方
週4回の組み方は2通りあります。週3回の形に軽い1回を足す方法と、ラン2回を軸に筋力・種目の練習を足す方法です。
組み方 | 1週間の中身 | もとにしたガイド |
|---|---|---|
週3回+軽い1回 | 上の表の3回に、30〜40分のウォーキング・ヨガ・軽い自転車のどれかを足す | Rezerv |
週3回+軽い1回 | 上の表の3回に、2kmの楽なランとバーピーブロードジャンプ(1週目)か、ゾーン2の有酸素運動25〜30分(2週目)を足す | SugarWOD |
ラン2回+筋力と種目2回 | インターバル走1回、長めのラン1回、筋力トレーニングのあとに種目を続ける練習2回 | Gymshark(初心者向けの頻度) |
ラン2回+筋力か種目1回+長めの練習1回 | 楽なラン、質の高いラン、種目のサーキットか筋力、週末にシミュレーションかロングラン | Hyrox Vault |
RezervとSugarWODは、4回目を任意の軽い練習にしています。
曜日つきの例は、Hyrox Vaultの週5回の曜日割りから作れます。月曜の種目のサーキットと水曜の筋力を月曜の1回にまとめると、月曜が筋力と種目、火曜が楽なラン(5〜8km)、木曜が質の高いラン、土曜がシミュレーションかロングランになり、水曜・金曜・日曜が休む日になります。これは編集部がまとめた例で、Hyrox Vaultが週4回の曜日割りとして示したものではありません。
週5回の組み方

週5回は、今回比べたガイドの中で曜日つきの例が最も多い回数です。まず、幅広い人に向けた3件を並べます。
曜日 | Gymshark | RitFit(初心者向け) | Hyrox Vault |
|---|---|---|---|
月 | 筋力と種目(下半身中心) | 楽なラン30〜45分 | 種目のサーキット |
火 | インターバル走(レースペースで1km×6本) | 筋力+種目の練習50〜60分 | 楽なラン5〜8km |
水 | 軽い回復の運動20〜30分 | インターバル走かテンポ走40〜50分 | 筋力 |
木 | 筋力と種目(上半身・引く動き中心) | 休養か軽い回復の運動20分 | 質の高いラン(レースペースのインターバルなど) |
金 | 1kmラン→スレッドプッシュ20m→スレッドプル20mを4周 | 筋力+コンプロマイズドラン60〜70分 | 休養か可動域の運動 |
土 | ロングラン45〜60分 | 長めの楽なラン45〜60分 | シミュレーションかロングラン(10〜14km) |
日 | 休養か軽い回復 | 休養 | 休養 |
3件の内訳は、Gymsharkがラン2回・筋力と種目2回・ランと種目を交互に行う練習1回、RitFitがラン3回・筋力と種目2回、Hyrox Vaultがラン2回・筋力1回・種目のサーキット1回・週末の長めの練習1回です。RitFitの金曜にあるコンプロマイズドランは、種目や脚を使う筋トレの直後に走る練習です。
次に、プランの中の週を取り出した例を2件並べます。PureGymは12週間プランの最初の2週間、HYROX Handbookは4週間プランの1週目です。
曜日 | PureGym(1週目) | PureGym(2週目) | HYROX Handbook(1週目) |
|---|---|---|---|
月 | スキーエルゴ400m・スラスター・バーピー・ルーマニアンデッドリフトを4周 | 筋力(体幹・下半身) | 4kmの楽なラン+種目4つ |
火 | 45分間のサーキット(スレッドプッシュ・スレッドプル・ラン・ウォールボール) | スキーエルゴと自転車、ダンベル種目のサーキット | 筋力 |
水 | 500mのランと筋トレ種目を交互に2周 | 筋力(体幹・上半身)+1km×3本 | 6kmの楽なラン |
木 | 回復のための5kmの楽なラン | 休養 | 4kmのラン+種目 |
金 | 休養 | 半分のシミュレーション | 筋力 |
土 | インターバル走(1km×8本) | 休養 | 表に記載なし |
日 | 休養 | ゾーン2で5kmのラン | 休養 |
PureGymは1週目と2週目で曜日の並びが変わります。HYROX Handbookのプランは、ジムでの練習を6か月以上続けていることと、5kmを止まらずに走れることが前提で、初心者向けではありません。日曜は必ず休むよう書いています。
Find Your Edgeの12週間プランも週5回です。1〜4週目は月曜と金曜が筋力、火曜と土曜が楽なラン、水曜が種目のフォーム練習で、木曜(休養か軽い回復)と日曜が休む日です。曜日ごとの表は12週間の練習メニューに載せています。
週5回のガイド6件に共通する並べ方
6件を並べると、次の傾向があります。PureGymとHYROX Handbookは1週目、Find Your Edgeは1〜4週目の並びで数えました。ここでの休む日には、休養の日のほかに、軽い回復の運動だけをする日(Gymsharkの水曜、RitFitの木曜など)を含みます。
- 日曜は6件とも休む日です。 5件は、休む日をもう1日、水曜〜金曜に置いています。HYROX Handbookだけが月曜から金曜まで続けて練習します。PureGymの2週目は並びが変わり、休養が木曜と土曜で、日曜はゾーン2で5kmのランです
- 長めの楽なランは土曜に置く例が多くなっています。 Gymshark、RitFit、Find Your Edgeの3件が土曜で、Hyrox Vaultも土曜をシミュレーションかロングランにしています
- 速いペースのランは、入れている4件とも週1回です。 Gymsharkは火曜、RitFitは水曜、Hyrox Vaultは木曜、PureGymの1週目は土曜に置いています
- 筋力の日を週2回にしている4件は、間を2日以上あけています。 Gymsharkは月曜と木曜、RitFitとHYROX Handbookは火曜と金曜、Find Your Edgeは月曜と金曜です。PureGymは1週目に筋力の日が無く、2週目は月曜と水曜が筋力の日で、間は1日です
週の最初の練習は、筋力(Gymshark、Find Your Edge)、楽なラン(RitFit)、種目のサーキット(Hyrox Vault)とガイドごとに違い、曜日の割り当てに決まった正解はありません。RitFitは、曜日は入れ替えてよいが、休む日の位置と、きつい日・楽な日の順番は守るよう書いています。RitFitの例では、きつい日が火曜・水曜・金曜、楽なランが月曜と土曜です。
週6回の組み方
週6回の例は、RunDidaの中級者向け12週間プランです。フルマラソンを3時間30分〜4時間30分で走れ、ジムの経験が多少ある人に向けたもので、1週目は次の並びです。
日 | 練習 |
|---|---|
1日目 | 楽なラン7km(ゾーン2) |
2日目 | スクワット中心の筋力(バックスクワット、ウォーキングランジ、体幹) |
3日目 | テンポ走(10分×3本) |
4日目 | 休養 |
5日目 | 種目の技術のサーキット(ウォールボール、バーピーブロードジャンプ、サンドバッグランジ60m) |
6日目 | グリップと体幹(ファーマーズキャリー50m×5本) |
7日目 | ロングラン12km(ゾーン2) |
ランが3回、筋力と種目が3回で、配分はラン45%・筋力55%です。週5回の例との違いは、筋力と種目の練習を、脚の筋力・種目の技術・グリップと体幹の3日に分けている点です。ロングラン1回と質の高いラン1回を毎週確保する点は変わりません。完全に休む日は4日目の1日だけです。RunDidaは、同じサイトの初心者向けのプランでは休養を多くしているとも書いています。
回数を増やすことには、慎重な書き方をするガイドがあります。Hyrox Vaultは、週3〜5回より多くすると1回ごとの質が落ちるとしています。Gymsharkは、強度の高い練習を連日行う人は、完全に休む日を週1日より多くしてよいとしています。
先ほどの国際アンケートでは、HYROXに特化した練習の頻度が高い人ほど、けがを報告する傾向がありました(頻度の区分が1つ上がるごとの調整後オッズ比は1.61)。1回きりのアンケートなので頻度が原因かどうかは分からず、けがをした結果として練習が変わった可能性もある、と著者は書いています。著者は、この結果は練習の回数を決める根拠にはならないと断ったうえで、週あたりの頻度を含めた練習全体の負荷に目を向けるよう勧めています。けがの部位と起き方はHYROXで多い怪我と予防にまとめています。
練習する日を並べるときの目安
曜日を自分の予定に合わせて動かすときに使える目安を、ガイドと研究から並べます。ガイドの助言と研究の結果をまとめたもので、守らなければならない決まりではありません。
完全に休む日を週に少なくとも1日入れます(Gymshark、RitFit)。 RitFitは、曜日を入れ替えるときも休む日の位置は守るよう書いています。編集部が週5回のガイド6件を数えたところ、5件は休む日(休養か軽い回復の日)を連続させず、平日の1日と日曜に分けていました。PureGymは1週目で数えています。
きつい練習どうしは間をあけます。 Repzは、きつい練習はそれぞれを質を保ってこなせるだけ間をあけるよう書いています。筋力トレーニングについては、厚生労働省の情報シートも、筋肉にしっかり負荷をかけるとともに休息日を設けるよう書いています。
同じ日にランと筋トレをするときは、1回にまとめる方法と、時間をあける方法があります。 RitFitの金曜(筋力+コンプロマイズドラン)のように、1回にまとめる例はガイドにもあります。研究では、43件の研究をまとめた2022年のメタ分析が、筋トレと有酸素トレーニングを併用しても、最大筋力と筋肥大の伸びは筋トレだけの場合と有意な差が無く、爆発的な筋力の伸びだけが小さかったと報告しています。対象は健康な成人で、監督つきの併用トレーニングを4週間以上続けた研究です。爆発的な筋力の減りは同じセッションで併用した場合のほうが目立ち、3時間以上あけた場合は、減りが有意とは言えませんでした。時間をあければ影響が無いと確かめられたわけではありません。このメタ分析は筋力の伸びを調べたもので、HYROXのタイムとの関係は調べていません。研究の中身はハイブリッドアスリートの記事で説明しています。
全種目を通す練習は毎週入れません。 Hyrox Vaultは、全種目のシミュレーションをレースの4〜6週間前に1回とし、ほとんどの人は回復に5〜7日かかるとしています。繰り返すのは半分のシミュレーションで、2〜3週間おきです。Repzも、シミュレーションは毎週必ず行う練習ではないとしています。やり方はHYROXのシミュレーションにまとめています。
ランと種目を組み合わせる練習は週1回前後にします。 種目の直後に走るコンプロマイズドランは、負担が大きい練習です。Gymsharkの目安は、初心者が1〜2週に1回、中級者・上級者が週1〜2回です。組み方はコンプロマイズドランの記事を見てください。
休んだ分を取り戻そうとしません。 Repzは、休んだ回の分を残りの日に詰め込まずに計画を直すよう書き、HYROX Handbookも休んだ分を取り戻さずに先へ進むよう書いています。きつく感じる週は、休む日を削らずに強度を下げます(RitFit)。
3〜8週間に1回は練習量を減らす週を入れます。 練習量を減らす週(デロード)をはさむ点は、RitFit・Gymshark・PureGymの3件に共通しています。大会の直前の減らし方は大会前の調整(テーパー)にまとめています。
ダブルスで出る人の練習の回数
今回比べたガイドに、ダブルス向けに練習の回数を変えて示したものはありません。ダブルスでは2人が各1,000mの区間を必ず一緒に走るので、ランは分担できず、ダブルスで出る人も8km全部を走る準備が要ります。
Repzは、ダブルスの練習には2人でペースを合わせる練習、ルールに沿った交代、声のかけ方を含められるとしています。2人で練習できる日は、ランのペース合わせと種目の交代の練習に使えます。メニューはHYROXをペアで練習するメニューにまとめています。
KEY TAKEAWAYS
- HYROXの練習の頻度は週3〜5回が目安です。初心者向けのガイドは週3〜4回(Gymshark、Rezerv、SugarWOD)か週5回前後(RitFit)で、中級者・上級者はGymsharkの目安で週4〜5回です。1回は45〜60分が目安です(Gymshark、RitFit)
- 週4〜5回の例は、楽なペースの長めのラン、速いペースのラン、筋力トレーニングか種目の練習、休む日の4つで1週間を組んでいます
- 週3回は持久・筋力と種目・ペースの3種類を1回ずつ入れます。週4回は、そこに軽い1回を足すか、ラン2回に筋力と種目の練習2回を足します
- 週5回のガイド6件は、どれも日曜が休む日で、5件はもう1日の休む日を水曜〜金曜に置いています(PureGymは1週目の並び。2週目は日曜にランを置いています)。長めの楽なランは土曜、速いペースのランは週1回という並びが多くなっています
- 週6回の例は、フルマラソンを3時間30分〜4時間30分で走れる人向けです。週3〜5回より多くすると1回ごとの質が落ちるとするガイドもあります
- 曜日は入れ替えてかまいませんが、休む日の位置と、きつい日・楽な日の順番は守ります(RitFit)。きつい練習どうしの間をあけ、全種目を通す練習は毎週入れないようにします
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